かなり前から鉢植えで育てている。大きくなるから剪定を繰り返して、鉢に収まるようにしている。簡易温室にいれて冬越しをするのだが、毎年花をつけてくれる。この花が面白い性質があって、花びらが肉質で甘い。果実もなかなかである。
これもヒトヨタケ科のきのこだが、ヒトヨタケよりは長持ちするから採集はしやすい。秋まで連続的に発生する。食用きのことなっているが、なんとなくその気にならないから口にしたのは1~2度くらいで、食味の印象がない。
名前の通り「一夜茸」で傘が開くと直ぐに崩れ初め、翌日には胞子が流れた後が黒くなっている。写真のようなときが食べごろでおすましの具にいいのではないだろうか。それにしても、きのこは「食べれるか」「食べれないか」が最初の関心ごとであるのが面白い。
私は植物だけが対象というのでなくて、きのこも相手にする。判らないことが多いけれど、ある程度の知識を蓄積することが出来た。きのこは秋のものでなく年中存在するものだが、そろそろ面白いのもが出てきたから紹介することにしたい。
今日は我が家の庭に出た3種を紹介しよう。アラゲカワキタケはカキの木の切り株に出てきたもので、ヒラタケに似ていてそれに近い臭いも持っているが、強靭で食用にはならない。「アラゲ」というくらい毛がある。きのこの仲間にはこんな毛がはっきり見られるのは少なくて興味深いものである。木材腐朽菌として知られる。これが今後どう成長するか楽しみである。
今日は我が家の庭に出た3種を紹介しよう。アラゲカワキタケはカキの木の切り株に出てきたもので、ヒラタケに似ていてそれに近い臭いも持っているが、強靭で食用にはならない。「アラゲ」というくらい毛がある。きのこの仲間にはこんな毛がはっきり見られるのは少なくて興味深いものである。木材腐朽菌として知られる。これが今後どう成長するか楽しみである。
エゴノキと同じ頃に咲き出す清楚な花ハクウンボク。かなり大木になるのだが、越後で見かける個体はそれほど大きいものでなく、したがってエゴノキほどのインパクトはない。同じ白色でも賑やかなエゴノキに比べ、大きな葉に隠れるようにつくハクウンボクが私の好みだ。ハナアブも好きなようで、良く訪れ盛んに吸密する様子が観察できる。
庭で実生株を育てて既に10年くらいは経つだろうか、3m超の個体にいくつかの花が咲いている。しかし、私以外に知る人がいない。あえて誰かに教えようとも思わないが、一人花と対話する時間がまた至福の時間でもある。
庭で実生株を育てて既に10年くらいは経つだろうか、3m超の個体にいくつかの花が咲いている。しかし、私以外に知る人がいない。あえて誰かに教えようとも思わないが、一人花と対話する時間がまた至福の時間でもある。
今日は森林インストラクターとしての仕事をおこなった。「こども樹木博士」学校とその認定。旧越路町の山間にある公園での実施だが、あいにくの雨で現地での講習が思うに任せない。資料が濡れないよう傘をさしながら歩いたがやっぱりぼろぼろになる。参加者約20名で実施したが何とか最後まで日程をこなしホッとしている。
「こども樹木博士」だから草本は外して木本のみの講習なのだが、道端に咲き誇るウマノアシガタが美しい。ケヤキやキタコブシなどの葉だけのものより花があるほうがよほど印象に残るだろうに。草本は付け足しでの解説に終始した。小学低学年も混ざるこどもが主な対象だから、出題木20種を決めて繰り返しの復習を行い認定テスト。一枝で判定するのはなかなか難しいものだ。それでも初段がでるなどこどもたちの頑張りが嬉しかった。
ウマノアシガタは全国何処にでもあるが、黄色く光る感じの花が特徴。有毒植物である。
「こども樹木博士」だから草本は外して木本のみの講習なのだが、道端に咲き誇るウマノアシガタが美しい。ケヤキやキタコブシなどの葉だけのものより花があるほうがよほど印象に残るだろうに。草本は付け足しでの解説に終始した。小学低学年も混ざるこどもが主な対象だから、出題木20種を決めて繰り返しの復習を行い認定テスト。一枝で判定するのはなかなか難しいものだ。それでも初段がでるなどこどもたちの頑張りが嬉しかった。
ウマノアシガタは全国何処にでもあるが、黄色く光る感じの花が特徴。有毒植物である。
秋に2つの赤い実がつき、多くは大小2つの瓢箪のような実に見えることからつけられた名前。別名キンギンボクは白い花がやがて黄色みがかるようになり、金色と銀色になぞらえたもの。いずれも「なるほど」である。
スイカズラの仲間には皆同じような性質があるから、ヒョウタンボクは「キンギンボク(木)」でスイカズラは「キンギンカ(花)」とご丁寧に区別してある。もっともスイカズラはつる性で、ヒョウタンボクは潅木だから、それなりの意味はあるだろ。
ヒョウタンボクの赤い実は有毒だそうだで、見た目とても美味しそうに見えるから残念である。山野ではきのこなども味見することに慣れている私としても、はっきりと「猛毒」などといわれているものを口にする気にはさすがになれない。
しかし、どなたが間違って口にすることもありそうな実だ。猛毒なら、新聞沙汰にでもなるだろうから、そういう話を聞いたこともないから毒性は低いのかもしれない。
スイカズラの仲間には皆同じような性質があるから、ヒョウタンボクは「キンギンボク(木)」でスイカズラは「キンギンカ(花)」とご丁寧に区別してある。もっともスイカズラはつる性で、ヒョウタンボクは潅木だから、それなりの意味はあるだろ。
ヒョウタンボクの赤い実は有毒だそうだで、見た目とても美味しそうに見えるから残念である。山野ではきのこなども味見することに慣れている私としても、はっきりと「猛毒」などといわれているものを口にする気にはさすがになれない。
しかし、どなたが間違って口にすることもありそうな実だ。猛毒なら、新聞沙汰にでもなるだろうから、そういう話を聞いたこともないから毒性は低いのかもしれない。
野の花はどれも趣があっていい。多少の好みはあるが甲乙付け難いものだ。このコキンバイもそんな野の花の一つである。山地の木陰、特に林道や山道沿いの半日陰などで見かけるが、亜高山や北日本の植物である。
コキンバイは属としては日本に1種しかないが、里地で見かけるミツバツチグリに良く似ている。どこのものか忘れたが我が家のロックガーデンに群落を作るまでになっている。一時だがそこだけ黄色の絨毯(カーペットくらいかな?)を敷いたような感じになる。
地下茎でよく繁殖する。しかし、種子で繁殖する気配が無いから、不燃性が強く自花受粉しないのか、出来ても発芽しにくいのだろう。
コキンバイは属としては日本に1種しかないが、里地で見かけるミツバツチグリに良く似ている。どこのものか忘れたが我が家のロックガーデンに群落を作るまでになっている。一時だがそこだけ黄色の絨毯(カーペットくらいかな?)を敷いたような感じになる。
地下茎でよく繁殖する。しかし、種子で繁殖する気配が無いから、不燃性が強く自花受粉しないのか、出来ても発芽しにくいのだろう。
花のない次期にはショウジョウバカマと間違われそうな植物であるが、花はすらっとした美人である。写真はまだ花穂が伸びきっていないから判りにくいが、白い花がおよそ20cmほどの花柄につく姿は「白糸草」の名に恥じない。この次期やや薄暗くなってきた林床に生育している。
越後の平野に近い里山もそろそろ山菜取りのシーズンも終わりになったが、ちょうどそんな次期に咲き出す花だから盗掘される機会が比較的少ないのか点々と生育している。判日陰の適湿地であれば栽培は簡単で結構増える。種が落ちて思わぬところにも株が育っているのだが、現地ではそれほどの密な状態にならないのはなぜだろうか。見えない競争相手や病気があるのだろう。
越後の平野に近い里山もそろそろ山菜取りのシーズンも終わりになったが、ちょうどそんな次期に咲き出す花だから盗掘される機会が比較的少ないのか点々と生育している。判日陰の適湿地であれば栽培は簡単で結構増える。種が落ちて思わぬところにも株が育っているのだが、現地ではそれほどの密な状態にならないのはなぜだろうか。見えない競争相手や病気があるのだろう。
これも挿し木で増やした越後の名花。サラサドウダンは太平洋側の山地で見たがこれはこれで美しい花だが、越後山脈に生育するベニサラサドウダンと比べるとかなり差がある。ほんとうにベニサラサドウダンの群落は圧巻である。ちょっとした郷土自慢なのだ。
平地では季節がどんどん進んで次々に開花する花が交代して、いつの間にか深緑の季節に入りそうになっているが、このベニサラサドウダンが群生している尾根筋はまだまだ残雪が厚く積もっている。最盛期は6月下旬から7月になるだろうが、今年は仕事の関係で見に行けるかどうか怪しい。せめて我が家で咲き出した花を見て思いを馳せることにしよう。
更紗の文様に似た縞模様があるので付けられた名前で、別名フウリンツツジともいう。「風鈴」は納得するが「ツツジ」は普通見かけるツツジとはかなり違う。ツツジ科のグループも多種多様だ。日本はサクラの国だけでなくツツジの大国である。
平地では季節がどんどん進んで次々に開花する花が交代して、いつの間にか深緑の季節に入りそうになっているが、このベニサラサドウダンが群生している尾根筋はまだまだ残雪が厚く積もっている。最盛期は6月下旬から7月になるだろうが、今年は仕事の関係で見に行けるかどうか怪しい。せめて我が家で咲き出した花を見て思いを馳せることにしよう。
更紗の文様に似た縞模様があるので付けられた名前で、別名フウリンツツジともいう。「風鈴」は納得するが「ツツジ」は普通見かけるツツジとはかなり違う。ツツジ科のグループも多種多様だ。日本はサクラの国だけでなくツツジの大国である。
甘い良い香りのマルメロ。樹高3mほどの潅木(かんぼく)に賑やかに花が咲いた。白をベースに淡いピンクが入る。ハナミズキとは一味違う風情である。残念ながら花には果実のような臭いはない。
同属にカリンがあるが、高木にはならず、主枝の成長が進まないうちに根際から枝が伸びだし全体的にはほうき状の樹形になるようだ。我が家の栽培木は徒長枝が目立つので毎年剪定をして、樹勢を抑えている。カリンもあるのだがこちらは6-7mのスラッとした高木になっている。
両種の違いは果実に綿毛のあるものがマルメロで毛のないものがカリンである。臭いはマルメロの方が甘い感じが強い。果実の毛は落ち易いので布で拭けば簡単に取れる。
たくさん実が付くのだがカメムシなどの攻撃にさらられボコボコの状態になってまともな収穫にならないのが悩みの種である。カリンは何もしなくとも毎年たくさん収穫できるのにマルメロは難しい。どなたか良い駆除のしかたを伝授した貰いたいと考えている。
同属にカリンがあるが、高木にはならず、主枝の成長が進まないうちに根際から枝が伸びだし全体的にはほうき状の樹形になるようだ。我が家の栽培木は徒長枝が目立つので毎年剪定をして、樹勢を抑えている。カリンもあるのだがこちらは6-7mのスラッとした高木になっている。
両種の違いは果実に綿毛のあるものがマルメロで毛のないものがカリンである。臭いはマルメロの方が甘い感じが強い。果実の毛は落ち易いので布で拭けば簡単に取れる。
たくさん実が付くのだがカメムシなどの攻撃にさらられボコボコの状態になってまともな収穫にならないのが悩みの種である。カリンは何もしなくとも毎年たくさん収穫できるのにマルメロは難しい。どなたか良い駆除のしかたを伝授した貰いたいと考えている。
我が家には結構古木や大木がある。このミズキもそのうちの一つで胸高直径は30cmくらいはあるだろう。樹高は抑えてあるので10m程度だろうか。この時期山野の大きな白い花を咲かす樹はミズキが多く、遠目から見ると花がテーブル状に咲いているから間違えることはないだろう。そういう景色が我が家にあるからちょっとした自慢だ。しかし、近くに寄ると葉が茂ってまるで気づかない。この写真は2階の窓から写したもので、高いところからの風情はなかなかの圧巻で気いっている。
一つ一つの花は小さなものだが、それが集合し大きな一つの塊になっていて、それも花の位置が揃って平らな面を作っている。ここにカミキリムシなどの甲虫が不器用にドサッと舞い降りて蜜などを吸うことになる。このときにミズキにとっては受粉の手助けをしてもらうという相互扶助の関係になっている。
さらに、徹底するためにミズキは一つの花の塊だけでなく沢山の花の塊を枝の伸び具合を調整して、大きな枝一枝をあたかも一つの花に見立てた平面を作るようになったのだろう。遠目にテーブル状に見える理由はこんなところにあると考えている。
一つ一つの花は小さなものだが、それが集合し大きな一つの塊になっていて、それも花の位置が揃って平らな面を作っている。ここにカミキリムシなどの甲虫が不器用にドサッと舞い降りて蜜などを吸うことになる。このときにミズキにとっては受粉の手助けをしてもらうという相互扶助の関係になっている。
さらに、徹底するためにミズキは一つの花の塊だけでなく沢山の花の塊を枝の伸び具合を調整して、大きな枝一枝をあたかも一つの花に見立てた平面を作るようになったのだろう。遠目にテーブル状に見える理由はこんなところにあると考えている。
以前通販で購入したライラックが今年も開花した。確か「一才ライラック」という名称で売られていたので興味本位で購入した。時たま見る開花しているライラックは2~3mくらいの木だから、手軽に楽しめるだろうという思惑もあった。
ライラックの別名をムラサキハシドイといい欧州原産の移入植物であるが、このヒメライラックはその園芸化されたものであろうと思っていた。木そのものも花も全て小型だから突然変異で半数体でも出来たのかなぁなどと適当に考えていたのだが、これも欧州に自生する野生種であるらしい。園芸家の選抜の技術に関心を寄せていたのに少々気を削がれたのだが、それはそれとしてヒメライラックの可愛いい花を愛でている。
ライラックの別名をムラサキハシドイといい欧州原産の移入植物であるが、このヒメライラックはその園芸化されたものであろうと思っていた。木そのものも花も全て小型だから突然変異で半数体でも出来たのかなぁなどと適当に考えていたのだが、これも欧州に自生する野生種であるらしい。園芸家の選抜の技術に関心を寄せていたのに少々気を削がれたのだが、それはそれとしてヒメライラックの可愛いい花を愛でている。