スゲの仲間も春早く開花します。細長い葉の植物は見極めが難しいこともあってどうしても敬遠がちです。そんな中でも、里山に普通に生えているタガネソウは覚えやすい種類です。脇役ですが、あちこちの雑木林の林床に見られます。スゲの中でもやや幅広の葉を持った株立ちにはならないものですね。
スゲ属の花の多くは雄花と雌花がそれぞれ集まって穂状になった「小穂(しょうすい)」と呼ばれるものが葉腋に着く(最上部に雄花、下部に雌花)のですが、タガネソウは一つの小穂に雌雄両方の花が混ざるちょっと変わった形をとります。
スゲ属の花の多くは雄花と雌花がそれぞれ集まって穂状になった「小穂(しょうすい)」と呼ばれるものが葉腋に着く(最上部に雄花、下部に雌花)のですが、タガネソウは一つの小穂に雌雄両方の花が混ざるちょっと変わった形をとります。