カシやシイ、ナラの仲間の果実も充実していました。オキナワウラジロガシは在来のどんぐりの仲間では最大の果実をつける種です。直径2.5~4㎝、重さ15~20gになるそうです。ほしいと思っていますがなかなか実現できずにいます。
マダガスカルやアフリカに見られるバオバブの実。木を引き抜いてさかさまに地面に刺したような形の木というような表現がされる樹形の変わった木です。この実は食用になるという話があるのですが、種子でも食べるのでしょうかね。果肉は利用できるのでしょうか?どんな花が咲くのか是非見てみたいものです。
アフリカに自生している木のようです。長い実はそのままソーセージのように細長いところからきているのでしょうか?果肉はいろいろな動物に食べられるというような話も合って、食用になるというところからもソーセージの名前が使われていると考えました。
イネ科のツキイゲという種の果実です。熱帯系の海岸植物らしいのですが、琉球弧の各島にも自生があるようです。とても固く丈夫な種らしい。この果実が熟して海岸砂場に落ちると、風で転がって種子を散布するのだそうです。ガンガゼというウニにがいますが、その陸上版のようですね。
これも大きい種子で5㎝はありそうです。水に浮くとかで沖縄や奄美などの島嶼には南からの海流に乗って流れ着いた種子が発芽定着している場所もあるようです。この豆は食用にできるのでしょうか?飾り物にしているのは聞いています。
オーストラリアには興味深い植物が多くあります。バンクシアもその中の一つでこの属のいくつかの実が展示してありました。ヤマモガシ科のバンクシア属に分類されていてこの属はオーストラリア固有種だそうです。乾燥地帯に生育するグループで、果実は野火の熱ではじけ中の種子を放出するという話を聞いたことがあります。焼け焦げてもいないので野火で開いているのではなさそうですが、かなり頑丈そうな実、強烈な乾燥条件でもないとこのような開口はしないように思いました。