鳥海山の山麓に踏み込んで目にしたものに猛毒キノコのカエンタケがありました。形状は不定でにょきにょきと伸びだした形になり、色が独特あり、くすんだ赤い色の不定形キノコです。絶対口にしないこと、触ったら手を洗う心掛けも必要です。もちろんこのキノコでの死亡例があります。
鳥海山の山形側には一ノ滝という場所があり二ノ滝まで歩くつもりでしたが雨のため予定を変更しました。しかし、一ノ滝まではわずかな時間ですから滝を見に山道を下ると、わずかな距離でもいろいろなものが出てきて楽しいものです。
大きなつぼみを付けたオヤマボクチです。山形も新潟と同じだなぁという感想が最初に出てきて、遠く離れた場所で同じものを見ると新しいものを見つけた時とは違ってまた別の感覚が湧いてきます。新潟ではこの葉の綿毛を利用して蕎麦を打ったり、団子を作ったりするのですが、山形では何かに利用するのでしょうか?
大きなつぼみを付けたオヤマボクチです。山形も新潟と同じだなぁという感想が最初に出てきて、遠く離れた場所で同じものを見ると新しいものを見つけた時とは違ってまた別の感覚が湧いてきます。新潟ではこの葉の綿毛を利用して蕎麦を打ったり、団子を作ったりするのですが、山形では何かに利用するのでしょうか?
鶴岡の海岸にはブドウの実が実っていました。エビヅルです。野生のブドウで食べることができるものの一つですが、個人的にはほとんど食べる機会を持たない種です。山にあるというより里など野原にあるイメージで、ノブドウと重なりますが、新潟県内ではノブドウに比べ目立ちません。甘酸っぱくヤマブドウと共通な味がします。
鶴岡のクラゲ水族館に行ってきました。加茂水族館です。来年は新築オープンするようで今の施設での公開はこの秋までのようです。この日は鳥海山麓に向かっていたのですが雨で時間を調節する意味もあって話題の水族館に立ち寄ったのでした。小さな水族館ですが、地下の展示室にはびっしりと様々なクラゲの展示がありひととき興味深い時間を過ごすことができました。
クラゲは、私が学んだ頃は腔腸動物という言い方が一般的でしたがここでは刺胞動物といいう表現が使われていました。言葉の違いや扱い方についての詳細は理解していませんからそういう扱いになったのかな という認識です。海の世界でも多種多様な環境がある訳ですから、それに適応したクラゲも多種多様あっておかしくありませんが、さまざまなクラゲを見ていると進化の不思議を感ぜざるを得ませんね。
クラゲの仲間は私が知る限り数少ない多細胞動物で無性的に増殖できる能力を持った生き物です。プラヌラ幼生からエフィラ幼生になる過程はまさに無性的に増殖します。(アブラムシが単為生殖することが知られていますが、これは有性生殖用に作られる卵が受精しないで発生をするといわれています)
クラゲの仲間は私が知る限り数少ない多細胞動物で無性的に増殖できる能力を持った生き物です。プラヌラ幼生からエフィラ幼生になる過程はまさに無性的に増殖します。(アブラムシが単為生殖することが知られていますが、これは有性生殖用に作られる卵が受精しないで発生をするといわれています)
余談です。雨調節の間の一時、昼食に当館オリジナルのクラゲラーメンを食べることにしました。ご覧の通りのものですが、中に入っていた「クラゲ」は3種。エチゼンクラゲとキクラゲとシロキクラゲ!エチゼンクラゲは本物のクラゲですがあとはキノコの仲間。エチゼンクラゲ(手前の丸っこいうもの)の食感はコリコリとした歯ごたえがあるものの味的にはいまいちで、2種のキノコがそれを補ってくれているというのが私の感想です。話のネタにはいいですね。
九月に花が見られても盛期は八月。スカイラインの一角にクサボタンの青い花が認められて、小雨の中の観察です。道路わきの法面、崖が崩落するのを防ぐ金網に巻き付きながら自生していました。人工物のない自然のなかで見たいのですが、当事者にとっては人工的な金網であっても適地ですから気にすることなく繁茂しています。高く生い茂った木々があるよりは法面の崩れた土砂が堆積する日当たりのいい場所の方が生きやすいのでしょうね。
秋の海岸通りにはセンニンソウが大群生を見せます。至る所にありすぎることもあって逆に注目されない存在になります。これもキンポウゲ科のつる植物で、夏に咲くボタンヅルと混同されますね。概して春に咲く花は余計なものがないでしょうか綺麗に見えますが、秋に咲く草花はすでに生育している草などをかき分けて咲くという風情ですから、蔓になって這いずり回ったり大きな藪を作っていたりしますから、直観的な「可憐さ」がなくなってしまいます。センニンソウも遠目で見ていると、「綺麗」というより「うるさい」という人がいるほどです。ちょっとかわいそうな気がしますね。
香りついでに多く見かけたものにクサギがあります。人の好みというのがある訳ですが、私はこの香りはあまり好きな方ではないですね。
そういえば先日、志賀高原で見かけたオオヤマレンゲの葉を潰して匂いを嗅いでみて驚いたのですが、同行した数人の方は「いい匂い」というのに、私には匂いが分からないのです。コブシやタムシバなどの匂いは分かるのになぜだろうという疑問が湧いているところです。ここの場面は、珍しいオオヤマレンゲが見つかったので、きっとコブシと同じ匂いがして同行者も同じ仲間であると納得するはずという意識でした。思いもよらず自らのにおいを感知する能力に異常(かどうかわかりませんが)が起こったことに???という心境です。
それはそうと、遺伝子で決まるいろいろなことを見聞きしていますから、クサギの匂いに関しての差異は至極当然のことと受け止めています。
そういえば先日、志賀高原で見かけたオオヤマレンゲの葉を潰して匂いを嗅いでみて驚いたのですが、同行した数人の方は「いい匂い」というのに、私には匂いが分からないのです。コブシやタムシバなどの匂いは分かるのになぜだろうという疑問が湧いているところです。ここの場面は、珍しいオオヤマレンゲが見つかったので、きっとコブシと同じ匂いがして同行者も同じ仲間であると納得するはずという意識でした。思いもよらず自らのにおいを感知する能力に異常(かどうかわかりませんが)が起こったことに???という心境です。
それはそうと、遺伝子で決まるいろいろなことを見聞きしていますから、クサギの匂いに関しての差異は至極当然のことと受け止めています。
穂状に咲くシソ科の花はカワミドリです。あまり見ない種で、新潟県内では阿賀野川沿いや弥彦山塊村上の海岸線などで採集記録があり、後佐渡や糸魚川近辺で報告されています。他にも自生はあるのでしょうが分布は限られ哉いるようです。ここ弥彦のスカイラインには個体数としてはかなりあり観察するには良いところです。
いくつかの種で、阿賀野川沿い―弥彦山塊―村上地域という関係で自生・分布しているということに気づいています。どういう関係があるのか目下考察中というところ。上手い説明が付くといいのですが・・・。
いくつかの種で、阿賀野川沿い―弥彦山塊―村上地域という関係で自生・分布しているということに気づいています。どういう関係があるのか目下考察中というところ。上手い説明が付くといいのですが・・・。
全体にとても良い香りがしてハーブとしてもなかなかの優れもののように思います。この方面には詳しくないので利用の程はかわかりませんが、ひょっとして沢山利用されているかも・・ですね。1cmほどの紫色の花がびっしり並んでついています。