森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

冬虫夏草 カメムシタケ

2023年11月30日 | きのこ・菌類
この秋山野を散策して印象的なものの一つがカメムシタケに出会えたことです。冬虫夏草に出会えることはなかなかできませんが、その中でこのカメムシタケの出会いは初めてでした。海抜1000m位のブナ林の中でした。

カメムシタケの基部

2023年11月30日 | きのこ・菌類
偶然黄色い胞子のうが目に留まったので冬虫夏草かな?と思いそっと基部の枯葉を取り除いてみるとカメムシが出てきました。この時にこの冬虫夏草はカメムシタケだと確信した次第です。冬虫夏草の生態は不思議です。生きているカメムシにどうしてとりつくことができるのでしょうか?自然の奥深さにただただ感心するばかりです。

シイタケのほだぎに発生した見慣れないもの

2023年11月29日 | きのこ・菌類
越後丘陵公園のボランティアで里山の利用の一環として食イベントなどで利用するためにシイタケの栽培しています。この榾木に変わったものが発生して話題になりました。

ムラサキホコリカビ

2023年11月29日 | きのこ・菌類
これは変形菌といわれる一群の生物の中のムラサキホコリカビという種です。変形菌は変わった生活史をとる生物で移動する時期と固着する時期があます。異動期はアメーバ状の細胞で木などの表面の細菌などを食べながら成長しやがて集合し固着期に入り胞子を作る体になっていきます。この絵の茶色の細長い部分が固着期の胞子を作るところです。その下に白くなっているところが異動期のアメーバー状の細胞が移動していた痕跡です。

オオワライタケ

2023年11月21日 | きのこ・菌類
雑木林の切り株の脇に一塊の黄色いキノコを見つけました。オオワライタケです。毒キノコとして扱われます。食べると顔が引きつって笑っているように見える食中毒を起こすのだそうです。

オシロイシメジ

2023年11月20日 | きのこ・菌類
これは志賀高原で見たものでオシロイシメジと思います。弧生することもありますが多くは群生しこのような重なり合っていることもあります。道路わきなどに見られます。

キシメジ

2023年11月19日 | きのこ・菌類
色が薄いのが気になるのですがキシメジと判断しています。秋、地上に発生する黄色いキノコです。かつては普通に食用キノコとして扱われていたようですが、有害成分が含まれていることが分かっていますから安易に口にしない方が良いようです。