森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

チシマギキョウ

2023年02月28日 | 自然観察日記
高山植物の定番、チシマギキョウです。礫の隙間に根を下ろしている姿は登山者を癒します。もともと自生しているものをうまく利用しているよな場所もありました。環境さえ整えれば自然に生育していくようです。

チシマギキョウの花

2023年02月28日 | 自然観察日記
まだ花の盛りには少し早かったようです。つぼみの個体が多くわずかに咲き出しているじょうたいでした。類似種にイワギキョウがありますが花冠に毛があるかないかで区別すると簡単です。毛があるのがチシマギキョウ、ないのがイワギキョウです。花の色もチシマギキョウのほうが薄めでしょうか。

チシマギキョウの葉

2023年02月28日 | 自然観察日記
チシマギキョウとイワギキョウは混在しているのでしょうか?白山はイワギキョウばかりのようでしたし、北アは両方がみられるのですが、同一地点で両方を確認したことがなかったような・・・。分布を丁寧に調べると興味深いことがわかるかもしれないですね。

ミヤマオダマキ

2023年02月27日 | 自然観察日記
ひときわ目を引く花がありました。ミヤマオダマキでところどころに素晴らしい花を咲かせていました。ガレ場にあった株はいかにも高山植物という風情で人目を引いています。

ミヤマオダマキの花

2023年02月27日 | 自然観察日記
高山植物としては栽培しやすいのでしょうか。結構花屋さんで見かけます。色は青でほかの色彩のものは見かけません。花は大きく個性的な形状で草丈も低いので人気があります。でも、この絵の株は純粋な野生株ではないようです。

ミヤマオダマキの花を上から

2023年02月27日 | 自然観察日記
距がくるりと丸まっています。予想ではこの距の中に蜜をためてチョウなどの口吻の長い昆虫を誘っているということなのでしょう。しかし、そういう場面にはまだ一度も遭遇していません。それにしても距の先端は曲がりすぎです。

チョウノスケソウ

2023年02月26日 | 自然観察日記
ロシアの植物学者マキシモビッチの助手の須川長之助の名前が付いた高山植物です。名前はよく聞くのですが結構登山はしてきたつもりですが実物を見るのはなかなかありませんでした。感慨深いものがあります。

ナエバキスミレ

2023年02月25日 | 自然観察日記
オオバキスミレの変種でだいたい亜高山地域に見られるスミレです。園の一角に植栽された場所がありました。いくつかの花もあり観察するには好都合です。

コマクサ

2023年02月24日 | 自然観察日記
コマクサに力を入れられているようでかなり大きめな花壇が整備されていました。新しい植栽エリアもありましたが、以前からのものは周囲にイブキジャコウソウなどが生育してきていて少し本来の自生地のような景観になっていないところもあります。