森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

ベニアセビ

2008年02月29日 | 自然観察日記
 園芸種のベニアセビです。昨日のストロベリーツリーの花と比較をしてみましょう。花冠の先がやや開いている点で明らかな違いがありますね。

つぼ型のツツジの果実

2008年02月28日 | 自然観察日記
 アセビの花に良く似ていますが、果実が「液果」(あるいは漿果(しょうか))です。ヨーロッパ原産のストロベリーツリー(いちごの木)という種です。アセビの果実は「さく果」といわれるものですが、同じツツジ科のつぼ型の花を持つ種でもかなり差がありますね。

展葉の仕掛け

2008年02月27日 | 自然観察日記
 身近にある観葉植物も観察していると結構面白いものです。モンステラの葉に穴が開いていますが、この穴はどうしてできるのでしょうか?それはそれとして、今回は展葉の話。
 モンステラの葉は最初巻かれた状態で伸びだし、それが解かれるように展開します。それも、葉柄の付け根は折れ曲がった状態です。この時点で葉の面は真横に向いているんですね。葉がすべて展開すると、今度は葉柄の付け根の「蛇腹」の仕掛けが伸びだして、最終的には葉柄と葉面はだいたい垂直になります。結果葉の面が斜め上に向くようになります。光を効率的に吸収するためですね。地味なところにもなかなか面白い仕掛けがあります。

ゴマノハグサ科の仲間

2008年02月25日 | 自然観察日記
 ゴマノハグサ科の仲間もいろいろありますね。カルセオラリアやジキタリスなど園芸店でよく見かけるゴマノハグサ科の植物は壷とか筒状の花が多いのですが、これはそれらしくない種です。花を分解し比較しないと納得いかないところですが、説明文にはそう記載されています。外来園芸種で、アフリカ産だそうです。「ザルジアンスキア」という覚えにくい名前が付いていました。

これは何でしょう?

2008年02月24日 | 自然観察日記
 天気図からは荒れた状態でいいはずなのですが、この時間帯嵐が止んでいます。冬に特徴的な筋状の雲というのは不思議です。その中に入ると凄い吹雪なのにそこから出ると打って変わって穏やかなどという経験を何度もしています。長岡が大荒れでも三条は晴れているというわけです。
 それはそうと、朝のテレビにウグイスの絵が出て、雪のない地方には本格的な春を享受し始めた様子が報道されていました。もうすぐ三月、嵐の間隙の陽も春めいています。暖かそうな絵を見ながらその時を待ちましょうか。もう少しの辛抱です。ところで、この絵は何でしょう?

イワタバコの仲間

2008年02月23日 | 自然観察日記
 面白い名前が付いています。「断崖の女王」!ブラジル産のイワタバコ科の植物。生育環境が岩場の断崖なんでしょうね。ブラジルというと暖かい国というイメージですが、この植物を見るとかなり寒冷地か乾燥地に適応したスタイルをしています。綿毛がびっしり付いていて、根際がシクラメンのような芋状です。どんなところに住んでいたのでしょうか・・ちょっと行って見たいですね。

イベリス

2008年02月22日 | 自然観察日記
 ヨーロッパ原産のナズナといったところ。一見何科の花かな?と見ていると、アブラナの仲間だということが見えてきます。これは白花ですが色々な花色があるようで、ナノハナの黄色の花穂を上下に圧縮した形だと気が付くと急に世界が広がる感じになります。

コブラオーキッド

2008年02月18日 | 自然観察日記
 アフリカ原産の変わったランの原種。確かに雰囲気はコブラですね。今、安田で開催中のラン展に展示されているそうですが、思い出して昨年東京の世界ラン展で写しておいたものを探し出して載せてみました。真ん中にポツポツと付く丸いものが花ですが、近づけなくてアップが取れませんでした。でも、見れば見る程不思議な形をした花です。