ミヤコザサのが茂る散策道の縁にイネ科草本が茂る場所がありミツモトソウがありました。少し湿り気のある場所なのでしょう。あまり見かけない種ですすからとても興味を持ちました。かつて軽井沢の林の中で見かけたことがありますが、わたしにとって珍しい種になっています。調べてみると新潟県内では苗場山の周辺に僅かに記録があるだけでこれも珍しい種になります。しかし、分布的にはほぼ全国的に見られ湿り気の多い林床に生育するとあります。
ミツモトソウはどちらかというと立ち上がる草姿で這う性質のキジムシロなどとは異なりますから一見して分かるのですが、葉が卵状披針形の三出複葉が基本です。しかし、この葉のように時には4つになるような例外もあるようです。
ニッコウアザミの頭花が密集して付いている様子です。ノハラアザミも時にはこんな姿になることもあるとかで両者はそれ程違いはないようです。ニッコウアザミはやや高海抜に見られるようです。花の時期がノアザミとかろうじて重なっているようですが、このアザミは夏から秋に咲く花です。これから戦場ヶ原はニッコウアザミに彩られるのでしょう。