サルトリイバラ 2 2007年11月30日 | 自然観察日記 「イバラ」といってもバラ科の植物ではありません。ユリ科の雌雄異株の草というより木です。ユリ科は単子葉植物の一群ですが、葉は丸く広いので単子葉植物の細長い葉とはかなり印象が違います。肥大成長はしません。鋭い棘を利用して絡みつきます。 赤い実が初冬の陽を写して輝いています。
サルトリイバラ 1 2007年11月30日 | 自然観察日記 生け花にもよく利用されるサルトリイバラです。落葉蔓植物となっていますが、場所によっては常緑蔓植物みたいです。もっとも新芽が出る春には古い葉はないようですが。名前のとおり棘が鋭く引っかかるととても痛いですね。
ムラサキシキブがつくる初冬の風景 2007年11月29日 | 自然観察日記 晩秋というより初冬で、森は静まり返っています。そんな中ムラサキシキブの木が紫色の実を沢山付けている光景に出会いました。町中の民家の庭にはあちこちに見られるものですが、本来はこんな環境で生きています。なんともいえない風景を形作っています。しばし、堪能!
美味しいムキタケ 2007年11月28日 | きのこ・菌類 ムキタケです。私の大好きな美味しいキノコです。先日の下田の沢に入ったときに見つけたもの。まだ、小さいですからムキタケのシーズンはこれからですね。 キノコ中毒の筆頭はツキヨタケですが、このキノコと間違えることが非常に多いのだそうです。幼菌などは本当に良く似ていますし、発生する木も同じですから無理からぬこと。それなりの目を持たないとこのキノコの美味しさにはあずかれません。もっともツキヨタケも美味しいキノコだそうで、中毒しない程度の少量食べればいいのだそうです。でも、私はパスします。
ザトウムシ 2007年11月27日 | 自然観察日記 落ち葉の上を長い脚でのそのそ歩く虫を見つけました。足長蜘蛛といったところですが、ザトウムシといいます。クモの仲間よりダニに近いとのことですが、私にはその違いを理解する知識を持ち合わせていません。まぁクモのように糸を出さないことは判ります。 とにかく脚が長いのが目を引きますね。脚を広げた幅は10cmにはなろうかというほどです。胴体は数mmです。凸凹したところを歩くのは実に都合がいい構造ですが、これからの雪の時期どこに身を潜めるのでしょうか。 ザトウムシは「座頭虫」だそうで、あの「座頭市」と共通項があるようです。
季節を間違えた? カナヘビ 2007年11月26日 | 自然観察日記 もうとっくに冬眠しているはずですが、陽気のせいで目覚めたのでしょうか。先日の残り雪もまだあるのに、ちょろちょろとはいずり回っています。爬虫類は気温で行動が決まります。気温の変動の激しさがカナヘビにも影響しているのでしょう。
ナメコ 3 2007年11月25日 | きのこ・菌類 ナメコの付いている樹はサワグルミの大木です。いくつかの樹種に発生するのですが、サワグルミに出ているのは初めての経験。 数m上にちょうど食べころの個体が沢山付いています。指をくわえながら写真だけに収めました。
ナメコ 1 2007年11月25日 | きのこ・菌類 陽気に誘われて下田の沢に入りました。残雪があるかなと思いましたが、ここはまったくありません。ウサギが飛び出してきて驚かされました。純白な冬毛に覆われていて、雪が無いのでとても目立つこと。 ナメコが沢山ついている枯れ木がありました。まだまだキノコのシーズンは終わっていません。
時期はずれの実生苗 2007年11月24日 | 自然観察日記 公園の池の斜面に芽生えが沢山ありました。つる性の3出小葉はどう見てもミツバアケビです。このあたりにアケビの実を捨てた人がいたのでしょうか。寒さで少し黄ばんではいますが、落葉の時期の芽生えです。タイミングを逸したこれらの個体の運命は暗いものがありますが、暖かさが継続すれば生き延びるもののあるかもしれません。気候の変動の振れ幅が拡大しながら、全体的な方向は温暖化の方向です。今年、うまくいかなくても来年はうまくいくかもしれませんね。
カノシタ 2007年11月23日 | 自然観察日記 長岡もうっすらと雪化粧したものの、今回の冬型は峠を越えました。津南では60cm以上も積もったとか。大変でしょう。 ぶらぶらと人気の無い東山の山道を散策。落ち葉の下にカノシタを発見。かなり遅めの出現で、個体はかなり小さめ。カノシタは「鹿の舌」で、量の裏はトゲトゲがいっぱい。といっても柔らかなトゲですから調理すれば美味しくいただけます。
イランイランの木 2007年11月22日 | 自然観察日記 保内の温室です。イランイランの木がありました。高貴な香水の原料として名高いものですが、実物の花をみるのははじめて。早速、どんな臭いがするのかかいでみました。香水には縁のない人間です、これがいいのかなぁ??花が少し古そうですから、かなり劣化していたのかもしれません。変わった感じの花で、在来種に近縁はないようです。11月下旬、そろそろ花は終わっている頃でしょうか。
アリストロキア 3 2007年11月21日 | 自然観察日記 ここまで大きなアリストロキアの仲間は珍しいとおもいますが、種名まで確認してありません。人の頭くらいの花冠です。ここまで大きくなる必要があったとしたら、それは何でしょうか。在来種のウマノスズクサのポリネーター(花粉を運ぶもの)はショウジョウバエのようです。 そういえば、小学生の頃ジャコウアゲハの食草ということを知って、信濃川の土手を探した記憶があります。もちろん見つかりませんでしたが・・。あの頃は蝶に嵌っていた少年でした。
アリストロキア 2 2007年11月21日 | 自然観察日記 私の縄張りに保内の温室がありますが、その栽培種です。とにかくこの花はユニークです。そして本種は大きいのです。在来のウマノスズクサの花の構造もそうですが、屈曲したラッパ型。これは横から見た花の様子。
アリストロキア 1 2007年11月21日 | 自然観察日記 再び冬型、みぞれです。変化が激しすぎますね。これからは温室植物との付き合いが増えてしまいます。 アリストロキア。ウマノスズクサ科の植物の学名です。国内にも在来種ウマノスズクサがありますが、私は静岡で見たこと以外にありません。越後には分布していないのではないかと思います。