多肉植物のハオルシアがいくつか展示されていました。この仲間は単子葉類でススキノキ科に分類されるハオルシア属としてまとめられています。南アフリカのケープ地方の乾燥地にほぼ限定されているグループなのだそうです。中にはアロエに似ているものもありますが、かなり変わった形態や生態をしているため愛好家が多くいます。
ハオルシアは属名でこのグループの総称と理解する必要がありますが、花はだいたいこのようなもののようです。細部の構造が撮れていません。大まかな雰囲気で花だけ見ている限りでは小さなヒヤシンスの印象があります。
スギという名が付いていてもスギ科ではなくナンヨウスギ科という針葉樹のグループがあります。主に南半球の南米やオーストラリアに見られ一部は耐寒性に優れているものもあるそうです。高木になるのですが低木状態ながらナンヨウスギのいくつかが展示してありました。これは基本種のナンヨウスギです。
イタドリは身の回りにたくさんあり、高山に登ったり北の方に旅をすると多く出会う気がしていて南方にもあることを知り意外な感じを持ちました。花が咲いていない時期でしたから葉と茎のみの観察です。オオイタドリに近い葉の形でした。オオイタドリとどこがどう異なるのかは不明です。
花弁が10枚あるようにみえますが5枚ががくで5枚が花弁です。パッションフラワーといいパッションフルーツ(クダモノトケイソウ)と同じ仲間ですが果実は食用には利用されていないようです。(ちなみにパッションとはキリストの受難という意味だそうです)