綺麗な緑色をした天産糸のひとつ。ヤママユの繭と思っていたが、正確にはヤママユガ科のウスタビガというガの繭である。久しぶりに出会ったものだが、3個ほど見つけて標本として活用させてもらうことにした。
カイコガから作る絹も高価だが、この天産糸を紡いだ布はそれはそれは高価なものになるという。確かに、この繭を自然の中から布が織れるくらいの量を集めるのは至難の業であろう。高価なのもうなずけるというもの。それだけでなく、糸の美しさがさらに高価なものにする要素のような気がする。
そんな貴重なものに触れられて幸運であった。枯れ木に付いていた繭の色は冬景色の中にあるせいかもしれないが、天女が纏う絹のようである。一時の感動を与えてくれた。
カイコガから作る絹も高価だが、この天産糸を紡いだ布はそれはそれは高価なものになるという。確かに、この繭を自然の中から布が織れるくらいの量を集めるのは至難の業であろう。高価なのもうなずけるというもの。それだけでなく、糸の美しさがさらに高価なものにする要素のような気がする。
そんな貴重なものに触れられて幸運であった。枯れ木に付いていた繭の色は冬景色の中にあるせいかもしれないが、天女が纏う絹のようである。一時の感動を与えてくれた。