森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

ツルキンバイ

2023年05月31日 | 自然観察日記
福島県以西の太平洋側の山地に生育するといわれるツルキンバイです。空中湿度の高い半日影の場所に出てきます。

ズミ

2023年05月30日 | 自然観察日記
メギを上回るのがズミの樹。牧場にポツンポツンと大木が立っていて牛などが休みにちょうど良い木陰を作っています。ズミも枝が棘状になるので食べ残されたものが大きく成長したのか、もともとあったものがそのまま残されたのかどちらでしょうか?

地衣をまとったズミ

2023年05月30日 | 自然観察日記
ズミの老木をよく見てみると枝には地衣類がびっしりと付いていて、その隙間から新葉が出ています。地衣類が付くことからも分かる様にかなりの時間が経っているようです。

メギ

2023年05月29日 | 自然観察日記
井戸湿原への散策路は牧場の縁を歩く場所があります。そこにはメギの大株がところどころあってちょっとした景観になっていました。かなりの老木もあります。1・2mほどの株が葉を茂らせています。

ウラジロモミ

2023年05月28日 | 自然観察日記
井戸湿原の周辺は広い牧場になっています。周辺の林は雑木の亜高木から低木林ですがその中でポツンポツンと針葉樹が目立ちました。ウラジロモミです。中にはかなりの大木も見られました。

ウラジロモミの新芽

2023年05月28日 | 自然観察日記
ウラジロモミは日本の中部地域を中心に亜高山帯下部に自生するとされています。モミよりやや寒冷地を好むとされています。新潟県内でも三国峠周辺の亜高山帯にも自生しています。

ウラジロモミの葉裏

2023年05月28日 | 自然観察日記
一応葉裏を見ました。季節的に新鮮な葉でないので気孔帯の白さが目立ちませんが、分布的にウラジロモミ帯ですからモミではなくウラジロモミです。枝に茶褐色の毛が全く見られないという点でもウラジロモミですね。

コウグイスカグラ

2023年05月27日 | 自然観察日記
中部日本の山地にごくまれに点在しているとされるコウグイスカグラという種のようです。初めての出会いですから少々興奮気味なのですが、新潟県内にも採集の記録があるようですがあいにく私は知りませんでした。1ⅿほどの灌木で花が咲き始めたタイミングでした。

コウグイスカグラの花

2023年05月27日 | 自然観察日記
スイカズラ科のスイカズラ属の種です。いわゆるヒョウタンボクと言われる仲間の一種で花後には二つの果実が結合して赤く熟します。この種は有毒ではないようです。ヒョウタンボクの中には有毒種があるために口にするのは控えてたほうが賢明です。