珍しいキノコが我が家の庭に発生しました。図鑑にも載っていないので調べるのに手間がかかりましたが、どうやらフカミドリヤマタケという名前が付けられたキノコのようです。別名ヒスイガサ。高さ5cmくらいの小さなキノコですが何とも言えない美しさがあります。今までキノコを見て綺麗だなぁ!と感じたことはこのキノコが最高でしょう。ヒスイガサといわれるのも道理です。いくつかのコメントに一生に一度は見てみたい憧れのキノコとか。それが我が家に住み着き「シロ」があるというのがなんとなく自慢です。また来年も顔を見せてくれることを期待しています。
「磯」という名が付いていますが磯とは関係なくおそらく「蝦夷」が間違えられて伝えられたという説が有力です。学生のころ北海道の屈斜路湖近くにある硫黄山のイソツツジの大群落の光景が脳裏に焼き付いていて大感激したのが忘れられません。もう一度訪れたい場所になっています。
八方尾根から2週間後に福島の浄土平に行きました。噴火警戒で久しくいけなかったのですが規制が解けたので鎌沼まで歩きました。その際に見たいろいろな花の中にマルバシモツケがありました。昨日のイワシモツケとの対比ができるので載せてみました。
山の季節は急速に進みます。八方では開花していないものでも2週間あれば花盛りになります。マルバシモツケはまだそれでも花は少なめでしたが開花個体もたくさん見られました。花序はイワシモツケと同じですがおしべが長く花序全体が棘を出しているように見えます。イワシモツケはあまりおしべは長くありません。
鎌池湿地の周辺でたくさん見られた一つがイワシモツケです。イワシモツケは白馬当たりだとごく普通に感じられるのですが、近畿以北に分布するといわれるものの意外に分布域が偏っていて例えば東北の高山ではほとんど見られなくなる種です。少なくとも私は確認したことがありません。
鎌沼の縁、八方山荘へ向かうリフト乗り場の脇に湿った場所がありそこにユキワリソウが自生していました。今まではてくてく歩いて第三ケルンあたりの湿地環境で見ていたのでこんな場所に自生している個体を見るとどこか拍子抜けです。