今年もエチゴルリソウの群落が綺麗にできていました。日当たりのいい斜面に宝石のような住んだ青色、絵になりますね。数ケ所群生地を知っていますが、これは私の秘密の場所。荒らされずずっと残ってくれるといいなぁ。
やや乾き気味の潅木がまばらに生える斜面を好んで生育しています。その潅木を狩り払い過ぎて日当たりを良くしたところ渇斑病になって葉が枯れてしまった個体が目立ちます。何事も環境の急変は良くないようですね。でもこの場所はそういうことがないのでいい感じの群落ができています。
ミツバツツジの仲間も研究が進んだということでしょう、大変多くの変種地方種が出てきて何がどう違うのか不勉強で理解していません。本種は私が教えてもらった当時はサイコクミツバツツジと言っていたと記憶しています。関東地方にはトウゴクミツバツツジというのがあると聞いて、県境を越えて調べたものです。その結果は開花の時期が違うことと花の色の濃淡、毛の有無などの差異を確認し納得していたものです。
天候が不順ですね。夏日があったかと思えば今回は戻り寒波の暴風雨。自然の生き物も対応に苦慮しているのではないでしょうか。
久しぶりに見つけたユキグニミツバツツジです。もう花のピークが過ぎていましたが、今回の嵐でもう見る影もないことでしょう。
久しぶりに見つけたユキグニミツバツツジです。もう花のピークが過ぎていましたが、今回の嵐でもう見る影もないことでしょう。
ヨシの枯れた湿地にサワオグルマの群落ができています。殺風景な湿地の春一番の彩で、日に日に花の色が目立ってきました。山菜好きな人が「なかなか瑞瑞しくておいしそう・・」とつぶやいていましたが、これはそっとして置いてください。
湿った沢にチャルメルソウが咲いています。今年もまたチャルメルソウに出会えました。どこにでもあるこのチャルメルソウ、案外地域性が強く地域地域での特色や個性があるので結構いろいろな種類があります(この種はコシノチャルメルソウ)。ラッパのようなチャルメラから来た名前であることは想像できますが、花の形から出なくて実のはじけたときの形なのだそうです。名前にしろ花の形にしろなかなかユニークな種です。
越後の里山で今盛りになってきました。他のイワカガミの仲間に比べひときわ花数も多く葉も大きいのが越後のイワカガミの特徴です。濃ピンクから白まで花の色の変化があって見ごたえがします。
丘陵公園も売り物の一つですが、褐斑病の発生でやや衰弱した個体が目立ちます。見やすいようにと被っていた潅木を刈り払いしたため、環境が急変したんでしょうか。
丘陵公園も売り物の一つですが、褐斑病の発生でやや衰弱した個体が目立ちます。見やすいようにと被っていた潅木を刈り払いしたため、環境が急変したんでしょうか。
タニギキョウです。湿り気のある木陰を好む小さな小さな花で、結構群生しています。ツボスミレなどと一緒に咲いているとつい見逃してしまいます。キキョウの仲間ですが、意外な感じがします。でも、よく見るとなるほどキキョウ科の花だなぁと思うのですが「どこが?」といわれると言葉に窮しますね。
雌花はびっしりと付いています。秋にこの一つ一つが赤い実になるのですね。今回は同じくらいの大きさの個体を見たのですが、心持ち雌株のほうが大きい個体です。大きさで雌雄が変わるということになっていますが、この個体は何年くらい生育しているのかの確認できていませんが3年くらいなのかな??
先日ヒロハテンナンショウを載せました。そのおり性転換のことに触れましたが、知人とその話題になってその確認をしてみようということで花をむき出しにしてみました。黒いのは雄花で花粉がその中に詰まっています。雄花は雌花に比べてまばらについています。