ノウゴウイチゴと紛らわしいのですが高山性の種がノウゴウイチゴ、亜高山性の種がシロバナヘビイチゴとざっくり押さえてはいてもいざとなるとなかなか大変です。ノウゴウイチゴは案外低い場所でも見たことがありますからなおさらです。花弁があればすぐわかるのですが実の時期は戸惑います。
クサボタンは垂直分布はひろいですね。里山から高山帯まで見られます。決して生育密度が高い種ではないのですが時にはかたまって生えていることはあります。生育環境もさまざまで草地であったり岩場であったりあるいは林床の薄暗いところでも見かけることがあります。ここは高山植物園元気に花をつけ始めていました。
東建屋化高山植物園。「コカラマツ」という名板がありました。花がカラマツソウに比べ小型の種ということなのでしょう。高山植物の一つですが、はっきりとした記憶がないのですが以前八方尾根当たりで見た気がします。
カラマツソウ属の種ですから3~4回3出複葉 です。葉の小片はなんとなく角ばっている印象があります。面白いことにこの種には「オオカラマツ」という別名があるのだそうです。草丈が高いためなのでしょう。ややこしいですね。