
少し山手に入って沢沿いに移動してクマシデの樹が目につきました。葉はすでになく果実が鈴なりについている高木です。麓にあったアサダに比べ実はかなり大きく見えます。県内でも山手の沢沿いに良く見かける中程度の樹木。花が綺麗なわけでもなく紅葉も大したことはありませんが、夏場に緑色の大き目の実が鈴なりにぶら下がる姿がどことなく気にっています。それは、気づきにくい葉にまぎれる実の姿を自分は気づいてあげられるといった自負みたいなものがあって「見~つけた!」といったたわいのない感情が混ざっています。しかしこの時は未練がましく残っている半ば朽ち始めた実がいかにもクマシデですといった風情で、夏場の控えめな感じはないですね。