雪渓の下部で傾斜の緩い場所を歩いてみました。隣接する崖の上部から剥がれ落ちてきた土の塊がありそこには何種類かの植物が付いていました。雪が解けて運よく生き延びられる場所に定着できれば良いのですが、ほとんどはいずれ枯死する運命でしょう。
2・3の塊についている植物を観てみました。羅列してみます。
雪渓上に落ちた土の塊に見られた植物をいくつかを羅列してみます。
これはワレモコウ。渓谷の上部は頚城駒ヶ岳(1487m)をピークにした山塊です。その山塊が渓谷に面した崖の頂部が崩れてくるのだろうと思われますが、そこはそれほど海抜は高くはありません。
シモツケそうです。これは意外でした。新潟県内のシモツケソウは魚沼の群馬県境の高山帯で見かけるのが普通です。糸魚川地域では県境の高山で稀に出てくるようですから海谷渓谷のこの資料はかなり特異な分布を記録することになります。