私が注目したのは波打ち際に点々と打ちあがっている赤い物体です。近づいてみるとそれはホタルイカでした。つい先日、ホタルイカのボイルしたものを食べた経験がありましたから、この死骸の多さにはもったいないという気持ちも混じって少々驚きでした。
ちょっと調べてさらに驚いたのですが、富山湾のホタルイカは秋田あたりから南下してくる群れの一部で、ほぼ雌なのだそうです。そして産卵場所は山陰のあたりらしくこの富山湾ではないということ。この海岸全体にこの密度で死骸があるのですから死んだ雌の個体の量はおびただしいものになります。寿命が1年で産卵すると死ぬという生き物は多くありますから、この死骸を見た時は産卵後のものかと思いましたがどうも違うようです。そこで奇妙な表現だなぁと思っていた「ホタルイカの身投げ」ということばが出てくるわけで、富山湾では雌のホタルイカが海岸に「身投げ」して息絶えるという話になってしまうのです。にわかには信じられないのですが、変わった生態ですね。目の前に広がるおびただしい死骸は「身投げ」した躯(むくろ)ということになるのです。もっとも、富山湾に入る個体群は本体から見ればごく一部らしく多くは沖合を通って産卵場所にいくとのこと。ただし、雄は雌との交尾を終えると死ぬというはなしで、移動するのはほとんどが雌になるわけです。聞きかじりの話で詳細な説得力ある話ができません。
ちょっと調べてさらに驚いたのですが、富山湾のホタルイカは秋田あたりから南下してくる群れの一部で、ほぼ雌なのだそうです。そして産卵場所は山陰のあたりらしくこの富山湾ではないということ。この海岸全体にこの密度で死骸があるのですから死んだ雌の個体の量はおびただしいものになります。寿命が1年で産卵すると死ぬという生き物は多くありますから、この死骸を見た時は産卵後のものかと思いましたがどうも違うようです。そこで奇妙な表現だなぁと思っていた「ホタルイカの身投げ」ということばが出てくるわけで、富山湾では雌のホタルイカが海岸に「身投げ」して息絶えるという話になってしまうのです。にわかには信じられないのですが、変わった生態ですね。目の前に広がるおびただしい死骸は「身投げ」した躯(むくろ)ということになるのです。もっとも、富山湾に入る個体群は本体から見ればごく一部らしく多くは沖合を通って産卵場所にいくとのこと。ただし、雄は雌との交尾を終えると死ぬというはなしで、移動するのはほとんどが雌になるわけです。聞きかじりの話で詳細な説得力ある話ができません。