森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

ナツツバキ(ツバキ科)

2006年06月24日 | 自然観察日記
 我が家はナツツバキ(シャラノキ)とヒメシャラが並んで生えている。両者が今花をつけていて、その違いを見るのにちょうどいい。花の咲きだしは数日ヒメシャラの方が早かった。「ヒメ」はやっぱり小型のものにつけた名前で葉も花も小ぶりである。
 ツバキの仲間だが花が清楚でくどくないから私は好きなほうである。木肌は共に滑らかだがナツツバキは赤味がっかた灰色でヒメシャラのサビ色に近い赤さだ。丁度サルスベリの樹肌に似ている。
 ナツツバキは越後の海岸山地のところどころに自生を見るが、ヒメシャラは無い。もっとも、ナツツバキの園芸化は進んでいて、公園樹や街路樹に植栽が頻繁である。しかし、ヒメシャラは公園樹としても越後では見ない。この差は何であろうか。ヒメシャラの花は小ぶりだが、樹肌は十分鑑賞価値があるように思うのだが。

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