里山では下草刈りを行って林床の草花に光を与えようとします。その際このリョウブを除くことがあるのですが、その後の切り株や根からの萌芽力は物凄いもので生命力には感心させられます。夏には白い房状の花を咲かせ越後のいたるところに生育し一種の表徴種にもなっています。若葉を乾燥させ「糧めし」の「糧」として利用したという話も聞きます。厄介な面もあり活用される面もありなのですが、そんなリョウブもこの季節の冬芽がなんとも愛らしいのです。ちょこんと帽子をかぶった子供でも連想できそうな姿が気に入っています。
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