
純白な草姿はやはり強烈なインパクトがある。れっきとした高等植物なのだが、その生活スタイルも独特でおよそ植物からぬものだ。光合成を一切しない。地中にある腐葉土から栄養をとって生活する腐生植物である。ユウレイタケといわれる所以でもある。光の届かない林床で生きていく術を落葉落枝などの分解物から栄養を摂取すること見出したものと考えられる。光合成という植物の原点を放棄したもので、もしプライドというものがあるのならこの変化は並大抵なことではないなぁと勝手に想像している。
初夏に出るものに比べほっそりしていることなどからアキノギンリョウソウと呼ぶことがある。
初夏に出るものに比べほっそりしていることなどからアキノギンリョウソウと呼ぶことがある。