◼️「夢のチョコレート工場/Willy Wonka & the Chocolate Factory」(1971年・アメリカ)
監督=メル・スチュワート
主演=ジーン・ワイルダー ピーター・オストラム ジャック・アルバートソン
「チャーリーとチョコレート工場」の原作、最初の映画化がこちら。おもちゃ箱をひっくり返したようなティム・バートン版と比べると、どことなくダークな雰囲気が漂う本作。ウィリー・ウォンカ氏はマッド・サイエンティストのように描かれているのが特徴だろう。おまけにウォンカの工場は「誰も入れないし、誰も出られない」と言われるなんて・・・まるで怪奇の館だ。
ウンパ・ルンパもティ・バートン版の底抜けの明るさとは違い、ちと不気味。そうだな、例えて言うならば、鼻の折れた天狗の面を被った子供達。こっちのウンパ・ルンパは夢に出たらうなされそう。あんまり比較してはいけないけれど、ティム・バートン版が現代SFXの技術があってこその作品だということも再認識させられる。クルミを割るリスは、金の卵を産むニワトリに変えられているし、どピンク色のキャンディーの船も出てはこない。
この映画が面白いのは、ミュージカル仕立てになっているところ。お母さんが歌うなんて、お菓子屋さんが歌うなんて思いもしなかった。ウンパ・ルンパの歌は1パターンのみだけど、その独特の暗さは一度みたら忘れられないはず。何もかもが増幅されたティム・バートン版を観た後だと、やや物足りなさも感ずるが、この映画のなんだか怖い雰囲気はきっとあなたの記憶に残るはず。是非ご覧を。
ウンパ・ルンパもティ・バートン版の底抜けの明るさとは違い、ちと不気味。そうだな、例えて言うならば、鼻の折れた天狗の面を被った子供達。こっちのウンパ・ルンパは夢に出たらうなされそう。あんまり比較してはいけないけれど、ティム・バートン版が現代SFXの技術があってこその作品だということも再認識させられる。クルミを割るリスは、金の卵を産むニワトリに変えられているし、どピンク色のキャンディーの船も出てはこない。
この映画が面白いのは、ミュージカル仕立てになっているところ。お母さんが歌うなんて、お菓子屋さんが歌うなんて思いもしなかった。ウンパ・ルンパの歌は1パターンのみだけど、その独特の暗さは一度みたら忘れられないはず。何もかもが増幅されたティム・バートン版を観た後だと、やや物足りなさも感ずるが、この映画のなんだか怖い雰囲気はきっとあなたの記憶に残るはず。是非ご覧を。