まだまだ風が冷たい。雨戸をあけるとちゃっかり「霜軍曹ら」がこちらをニヤッと振り返る。手ごわい。そんな中、近所からいただいた薪のなかに、太い栗の木が結構あったのでびっくり。そこで、燃やすのがもったいなくてシイタケ菌を打ち込むことにした。原木のほだ木としては短かすぎるが、栗の木にシイタケができるのではないかという単純な妄想だ。樹皮を見たらコナラにそっくりだもの。
ほだ木としては、コナラ・クヌギが横綱格だが、シデ・サクラ・ブナ・シイ・カシ・カキ・ハンノキなどにもシイタケができるという。樹皮がそこそこ厚く凸凹していると、内部に養分を蓄えやすく、乾燥にも強いというわけだ。最初は100個の駒菌を買ってきたが、栗の木がどんどん見つかって駒菌がとても間に合わなくなってしまった。けっきょく好評のシイタケの「森菌」を購入して900個も打ってしまった。さて、2年後の成果はいかがだろうか。
やや寒いので、焚き火も並行してやることにする。
いつの間にか夕方になり、暗くなってしまった。久しぶりのキャンプ場にきた懐かしさが蘇る。焚き火の火の光で、安いが立派なイワシを焼いてみる。イワシの油がしばしば七輪の中に垂れ、炎が舞い上がる。そのままだと真っ黒になるのであわてて火をよける。値上げラッシュの時節柄、イワシが庶民の味方だ。おかげでおいしい夕餉となった。この匂いに誘われて、春が早めに寄ってくれること間違いなし !?だよね。