プレイパークもどきを楽しもうと幼児連れ親子10組ほどが春野町天竜川河畔のキャンプ場に集まる。昨日は風が強くてきょうの焚き火が心配だったが、終日穏やかな秋日和となった。親子とも伸び伸びしているのが絵になる。
幼児連れだと準備や運営が大変だろうと、おじさん3人組が助っ人にかけつける。タカちゃんは得意の鮎釣りで釣り上げた鮎を持参、自前で改造したコンロで焼き始める。山猿さんは急遽燻製チーズを持参し、かまどを補強して焼き芋を焼き始める。オイラは(大人向けだけど)コーヒーをいれたり、シイタケ・菊芋を焼いたり、うどんを提供したりのばたばた。
お母さん方は子どもと一緒にこねこねパンを巻きパンにして焼いたりして楽しむ。子どもたちも最初はおとなしく遊んでいたが後半は河原近くで遊びだす。さいわい、川の水量が少なく川までの距離があったのが安心。
午後はお父さんも参加してツリークライミングを楽しむ。高い所に登った自信が次のバネになるに違いない。この10組ほどの多くが移住組で地元のメンバーが少ない。自前でイベントやったりそれに参加したりという回路がなかなか開通しない。それはいつものどこの分野でもの課題だ。決められている定例行事には参加するがそれ以外は自分の意思で参加することはなかなかない、というのはオイラもいつもぶちあたっている壁でもある。
それを少しでも前進させたい若いママさんたちだが、がんばれば頑張るほど地元から遊離してしまうのが現実だ。そこに日本の直面している深層が横たわっている気がしてならない。それが見えないから若者は渋谷に集まってハロウィン騒ぎをするしかないんだろうな。幕末の志士はこの現状をどう総括するのだろうか、なんてことを考えさせられたうららかな秋だった。