和宮様お手製の怒涛の梅仕事が終わり、いつもの穏やかな日常を取り戻したこの頃、最初に作った「梅肉エキス」はすぐ食卓の戦力となる。梅の数は例年より少なかったものの、これでも青梅約450個は使っている。青梅を店で買えば結構な金額にもなる。梅を快く提供してくれた尾上さんには頭が上がらない。
青梅がやや黄色くなってきた6月中旬ごろ、「梅シロップ」をつけ込む。これには生梅約11.5kgを使う。氷砂糖ときび砂糖を投入し、これで濃縮シロップ(ジュース)ができていくのを待つ。その間に、梅干しづくりを並行して行い、これには約5.7kgを使う。例年だとこの倍以上を作ってきたが、ここ数年は塩分控えめの高齢者らしく作る量を控えめにしている。
先週にはエキスを吐きだした梅が浮き上がり、梅シロップがほぼ出来上がり、いつでも飲めるようになってきた。しかし、断続的な梅雨が続き、まだ飲む機会には至っていない。やっぱり、からりとした夏空の下で冷たい梅ジュースを飲むのが最高だ。
今晩は大雨が続き土砂災害が起きるのが心配だ。実際、近所の山側の道路で倒木があったという防災無線が流れ、しばらく通行止めになるという。