和宮様が草むらでまたまたきれいな蝶を発見。カメラ片手で急行すると見事なアゲハが草むらに隠れていた。梅雨の雨をよけていたのかもしれないが、積極的に逃げ出さないので蝶にも深い事情というものがあったのかもしれない。えーとこれはアゲハ(ナミアゲハ)なのか、キアゲハなのか、よくわからない。
愛用している主婦と生活社『日本の蝶』図鑑で調べてみると、これは「キアゲハ」の春型であることがわかった。夏型は中央の黒ずみの面積が大きい。外敵対策の目玉模様の赤が強烈だ。春型だったので、そろそろ終活を迎えようと静かにしていたのかもしれない。飛翔している状態ではナミアゲハかキアゲハかは同定できない。
(画像はweb[こんちゅう探偵団]から)
ポピュラーなナミアゲハは、上の画像のとおりしっかりみるとキアゲハとは模様が違う。昆虫少年ではなかったオイラにはいまだすぐには同定できない。上翅の上側の模様が黒ずんでいるかどうかだけが同定のポイントだ。
アゲハの幼虫はミカン科の植物へ。キアゲハの幼虫はセリ科の植物へ食べに行く。わが畑にはキアゲハが圧倒的に多いのがわかる。幼虫のデザインとしてはキアゲハの緑の地に黒と橙の星模様がまだら模様のなっているのが魅力的だ。ナミアゲハは、全体が緑色で新幹線型。
身近な蝶だが、あらためてキアゲハはなかなか斬新なデザインと色合いであるのが確認できた。美しい。