山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

崩土が怖い

2010-02-28 01:07:43 | できごと・事件
 大雨が止んだ合間に裏庭や畑の境にある茶樹の剪定を三日がかりでやり終えました。
 手間の半分は手ごわいツル植物との「戦い」ですね。クズはまるでゴボウのように太いのです。大地の中に貫く血管のような縦横無尽な生命力に感心するばかりです。撤去はかなりむずかしいです。
 梅の花あたりからウグイスの声を初めて聞きました。
 
 雨の影響でわが裏山の道草山の中ほどからこんこんと湧き水が出ています。どこから集まってくるのだろうと思うほどの水量です。ふだんはチョロチョロ程度でしたが、今回はまちがいなく大雨の影響ですね。
 むかしはそこで水を利用していたと近所のかたから聞きました。

 一昨日、森町へ抜ける県道で「崩土」があり、道路が封鎖され停電があったそうです。よく利用する道だったので、土砂崩れは他人事ではありません。
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尾瀬あきら!いい仕事している!

2010-02-27 00:42:45 | 出会い・近隣
 一日中大雨です。あまり続くと山崩れが心配です。へたすると、林道のような国道が分断されると、陸の孤島になってしまう可能性もあるからです。

 久しぶりに、尾瀬あきらのマンガ『光の島』全8巻を再読しました。沖縄の小さな島の廃校阻止のための物語ですが、それはそのままわが地区の学校の問題そのものです。集落では子どもがいなくてもPTA賛助会員として会費を毎月払っています。来年度は全校生徒が7人と減ってしまいます。そこの子どもたちはのびのび育っているのは『光の島』と似ています。過疎・過密問題は、無理して経済成長してきた暮らしの問題でもあります。失うものがあまりに大きい日本の「豊かさ」です。
 尾瀬あきらは、このマンガをとおして子どもの現状、都市とムラの関係、生き様をじつによく的確に表現していてホロッとさせられます。彼の傑作『夏子の酒』も日本の農業問題をもえぐっています。しかし、そこでも良心的に生きようとする群像を忘れていません。
 マンガを読んで感動できるって、そうそうないですよ。尾瀬さんの次の作品を期待したいですね。それは私たちの明日へ生きる叱咤になるからでもあります。
 
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高田渡はスゴイ

2010-02-26 00:13:47 | 出会い・近隣
 高田渡のCDを聞きながら、やはり彼はフォークソングの本質を最も体現したアーティストであることを痛感しています。南こうせつもそれを貫いた歌手は彼だけだったと語っています。
 注目すべきは、庶民や弱者への共感と権力を風刺した歌詞です。戦前活躍した演歌師添田唖蝉坊の風刺や赤貧の詩人山之口獏等の詩に作曲している「新しさ」は、いまだこれを開拓した歌手はいるのだろうか。
 この視点でみると、ニューフォーク以降の歌詞は、小市民的なミーイズムに陥っているように思えてなりません。
 映画ドキュメント「タカダワタル的」はぜひ見ていただきたい。最近、NHK教育TVで「知る楽・こだわり人物伝/高田渉」ではなぎら健壱が的確な評価で語っています。
 長距離のドライブでは高田渉のCDをかけることが多かったのですが、マスコミはどうしてもっと彼の出番を作らなかったのか、とても疑問です。
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風穴探検 3

2010-02-25 00:08:28 | 旅行・散策
 この鍾乳洞は、天井が水平に溶解されていることで日本でも珍しいのだそうです。
 2~3億年前の海底が隆起した石灰岩を長い年月をかけて雨水が溶かすことで鍾乳洞を形成し、昭和59年、その風穴(風の通り道がある)が発見されたということです。造形作家は、雨水ですね。富士山の「溶岩」の風穴とはずいぶん違います。

 売店で「アオモジ」の花を売っていたので買ってきました。クロモジは身近に山で会えますが、アオモジにあうとはラッキーでした。

 近所の風景では、建設中の第二東名高速道路と風車発電が見られました。やっぱりそういうところに、予算が投入されてしまうんだね。
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風穴探検 2

2010-02-24 00:37:03 | 旅行・散策
 地下水がたまり、「水神池」のできあがり。ここは地獄ではなさそうです。
 
 むかし、富士山の小さな風穴に入ったところ、点けていたローソクが消え、漆黒の闇に閉ざされ、進むべきか、もどるべきか、恐怖の時間を過ごしたことがあります。三分の二くらい来ていると推測し、手探りで前進してなんとか無事に脱出成功。まわりに人がまったくいなくてしかも一人だったので、その恐怖感は思い出すだけでもぞっとする体験でした。
 
 この風穴は、ところどころに照明があるので安心です。探検気分もいいけど、くれぐれも、一人で風穴には入らないほうがいいです。
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風穴探検 1

2010-02-23 19:08:10 | 旅行・散策
 この間、森林コーディネーターの有志で浜松市鷲沢町にある「鷲沢風穴」に突然行くことになりました。
 貧相な標識を見ながら現地に行きましたが、道路を知っていないと迷うほどの現地入りでした。近在の人がいて助かりました。現地にたどり着くのも探検です。
 ひっそりした場所にもかかわらず、お客はポツポツのようでした。
 ヘルメットをかぶっていよいよ探検です。足の短い自分でも、何回か天井にぶつかりました。ヘルメットは要装着ですね。
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近くに梅園あり

2010-02-22 10:39:54 | 旅行・散策
久しぶりに近所を散策していたところ、すぐ近くに小さな梅園がありました。小高い山を切り開いた所に梅が見事に満開していました。
 地主の人は普段は街中に住んでいてときおりこちらに来るとのことです。
 梅が取りやすいように樹の高さを調整してあり、すでに徒長枝の剪定が終わっていました。
 わが家の伸び放題の梅と比較すると、いかに手入れが必要かを痛感させられます。
 もうすぐ、桜の満開も見られますね。
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ぺんぺん草を食らう

2010-02-21 13:58:05 | 食彩・山菜・きのこ
 春の訪れを予感させるうららかな日々がやってきました。
 わが貧相な畑にもぺんぺん草ことナズナのロゼットがあちこちに目立ちはじめました。
 すかさず、和宮は草取りをかねて、なずなを大量に収穫しました。
 丁寧にごみをとり、茹でて味見したら、そのまま食べてもうまいと言うことです。
 私は胡麻和えにしたものをいただきました。
 春の息吹が胃袋を満たしてくれました。
 強風が気になりますが、春の訪れはもう一歩です。
 それまでにやらなければならないことが満載でもありますが。
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カンナで根気

2010-02-20 10:18:47 | できごと・事件
 オリンピック中継を見ながら、カツオブシをごしごし。
 たまたま大工用のミニ鉋があったので、削ったところなかなか時間がかかるので、またまた時間をかけてスローに取り組むことになりました。
 すると、少しずつ削りぶしがたまっていくのです。
 せっかちの自分がずいぶんのんびり屋になったもんです。
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ススキも肥料に

2010-02-19 16:32:49 | 農作業・野菜
 荒涼としていたススキケ原もかなり刈り取ることができました。
 そこで、刈り取ったすすきを新調した押切機を使って5cmくらいに切って、堆肥にしようというわけです。自然には無駄というものがないですね。手間がかかりますが。

 100万人を植物・自然を中心に自活してきた、世界でも究極と言われる江戸のエコロジー社会をほんとうに見直す日々です。「コンクリートから人へ」という人間中心主義ではなく、「コンクリートから自然へ」シフトしていく発想が必要だと痛感します。その自然と人間との共生は、植物国家・江戸に学ばなければならないですね。
 過疎の一隅から世界を見ると、人間の生きる基本が露にされていくように思われます。
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