山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

BMWの黒銀バージョンのロゴ

2019-07-31 21:04:35 | 自動車・エンブレム

見慣れないBMWのエンブレムを発見。1917年以来採用している、青と白のバイエルン州の旗をあしらったエンブレムはよく見かけるが、黒いバージョンは初めて見た。BMWの前身はもともとドイツの航空機製造の会社だった。それがラップ社だった。

        

 BMWのロゴの由来は、バイエルン州の空と白い雲の中でプロペラが回っているという説が今まで有力だった。しかし現在は、ラップ社のロゴとバイエルン州の旗とをベースにしているという説が有力になってきている。ラップ社の黒い丸枠が生かされているわけだ。

            

 BMWは第二次世界大戦で軍需企業として急成長したが、戦後は東ドイツの国営企業になったが不振が続いた。今では赤字を出していない安定的な経営状況だ。航空エンジン製造の伝統を生かしたこだわりの技術に人気がある。

     

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ファッションデザイナーが作った「ミニ」車

2019-07-30 22:44:48 | 自動車・エンブレム

 街中で以前見つけた不思議なエンブレムがやっと解明できた。しかもその下には緑のブリティン島がつけられていた。ということはイギリスの「ミニ」ということになる。ミニは、1959年に誕生し2000年に生産終了した。それらをまとめて、「クラシックミニ」とか「ローバーミニ」という。

 イギリスにミニが誕生したのは、スエズ危機・第二次中東戦争が背景としてある。つまり石油の供給が難しくなりそうな情勢にあり、コンパクトカーの生産が期待されたなかで生産されたものだ。

           

 このミニは、イギリスのファッションデザイナーのポール・スミス氏がデザインしたものだという。七宝焼きらしきエンブレムにその名前が確認できる。1998年発売の特別仕様車だ。このエンブレムは今では9万円弱もするという。さすがにデザイナーらしい色使いで、個人名を入れていることが珍しい。2001年以降のミニはBMWが経営権を獲得。最近はミニの車がふつうにみられるようになった。

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三回目の奪略だよ!?

2019-07-29 21:08:00 | できごと・事件

 草刈りしていたら向かいのおばさんが血相を変えてやってきた。「知ってた?サツマイモをごっそり食べられているよ」と教えてくれた。さっそく一緒に現場に行くと、防虫網をはがし、根っこの芋を掘り出しその部分だけが見事に食べられていた。

        

 「またかよ、これで3回目だぞ」。当局に報告したら、トウモロコシをバッチリ防御したので弱い環が狙われたのだと分析する。トウモロコシの防御が終わってからサツマイモのきちんとした防御を実施する予定だったがまさにその間隙を突かれたのだ。同じ場所を3回もやられるなんて当局の生ぬるさが問われる。

      

 梅雨明けの暑さ除けにとりあえず、掘り出された苗は水槽に浸けておくことにし、後日植え直すことにする。おかげで汗が顎まで流れてくる。余分の仕事をくれることよ。鑑識課によればやはり、犯人はムジナのようだ。向かいのおばさんの畑の里いもも食べられたそうだ。

      

 さいわい、もう一つの畝には手を出さなかったようで、そこの防御を単管で重しにしておく。この苗はネットで手に入れた品種「シルクスウイート」だったが、それは「紅ハルカ」や「安納芋」をしのぐといわれる注目の新品種なのだ。ムジナはそれをはやくもキャッチしていたようだ。サツマイモがこんなにも早く被害を浴びるのは初めてのことだった。イノシシとの過当競争なのだろうか、当局も困惑を隠せない。

  

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宮本亜門の「氷艶」を観る

2019-07-28 10:50:00 | アート・文化

 前回の「氷艶」は、歌舞伎界とスケート界とのコラボだった。今回は宮本亜門とスケート界とのコラボだ。今回も娘がそのスタッフとしてかかわっていたが、寝不足とストレスとでけっこう疲労困憊していたようだった。今回も源氏物語をベースにした「月光(ア)かりの如く」というエンターテイメントなストーリーとなっている。

              

 会場は横浜アリーナ。ぞくぞくと入場者が駆けつけるが圧倒的に女性が多い。なかでも主演の高橋大輔の熱烈なファンが目立つ。亜門が言うには、プレイボーイのイメージから人間味あふれる光源氏を描こうとしたものだった。それは高橋大輔の持つ漂う「痛み」「孤独」の魅力をいかそうとしたという。

 

 開演前はほぼ満席だった。高橋大輔は一度は引退してスケートから逃げたが、自分にとって「人生の軸となるのがスケート」でそれは競技することだけではないと覚醒したという。「自分を表現する場としてのスケート」ができることじたいが「現役」であることがわかり、その意味で「氷艶」は自分のこれからにとって大切な場である、と意気込む。

            

 そして彼は、スケートと日本文化とのコラボの試みは、日本のみならず世界にとっても画期的な挑戦であることを見出す。したがって、大輔の縦横無尽のスケーティングは軽やかでぶれていなかった。出演者の衣装も平安朝を彷彿とさせ見どころの一つだ。

 

             

 幕間は整氷車が出てくるところがふつうの劇場とは違う。光源氏がなぜ民衆から慕われるのかというところはやや説得力が欠けるが、源氏の挫折体験が人々の心をつなげて希望を示していくという亜門の狙いはわかる。ただし、陰陽師や女海賊の自死の展開が唐突でもう少し丁寧な内容にしてほしかった。

  

  銀メダリストのステファンの容姿も気品と高貴とを醸し出し、多くの拍手が人気のほどをあらわしていた。また、村上佳菜子のスケーティングのキレも台詞も秀逸、平原綾香の歌と台詞もさらに目立った。意外だったのは、選手ではないのに若い福士誠治のスケーティングのうまさと存在感だった。

 きょうで千秋楽。今回のもう一つの目玉は、いまはやりの、動きに応じて反応するマッピング=インタラクティブ・プロジェクションの「チームラボ」の活躍だ。これがなければ場面転換は単調になっただろう。これがあったおかげで大道具の多くが必要なくなり、場面転換を即座に実施できた。またプロジェクションだけでも十分アートになる。その意味で前回の歌舞伎とのコラボが礎となっているし、今後の可能性に道が拓かれた公演となった。スケート選手の次のステージの選択肢が広がったという意味でもステップアップとなった。個人的には蝦夷を主人公にした前回の脚本が大いに魅力的だった。

 

 

 

         

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すでに土砂崩れが起きていた

2019-07-27 08:49:10 | できごと・事件

 雨がやっと収まりかけたが今度は蒸し暑さが襲う。川沿いの国道を行くとなんと対岸ではあるが土砂崩れが起きていた。つい最近のことだ。さいわい、崖下に人家がなかったのでニュースにはならなかった。

         

 土砂の量が多ければ川をせき止めてしまい付近は浸水地帯となってしまう。これから台風が来るので通行不能という事態も考えられる。行きはよいよい帰りが怖い。

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侵入者はピョンとチョロ

2019-07-26 09:18:16 | できごと・事件

 今年もやってきたピョン。体長3cmほどのニホンアマガエルのようだ。なぜ、わが家に侵入したのか当局が逮捕して取り調べたが黙秘あるのみだった。隙間だらけの古民家だから文句は言えないが。捕獲しても表情を変えないのは哲学者のような、運命を受けとめようとする隠者のような風貌にいつも感心する。実害はなかったし家にたむろする虫を食べてくれたようなので、当局は裏山に釈放した。

        

 久しぶりにネズミもやってきた。大きさからして「ハツカネズミ」のようだが、ペットにしたくなるようなつぶらな瞳と小ささがかわゆい。堂々と部屋を横切ろうとしたが人間の気配に気がついてUターンした。そのあわてぶりに笑いを誘う。しょうがないので、粘着シートを家の隅にいくつか設置したらまんまと捕獲。当局は単独犯と断定。以前、チョロがシートに捕まったとき小さな鳴き声で仲間を呼んだようで一網打尽にできたこともあった。そういえば、外の駐車場にも死体があった。こちらはネコの手柄だと当局は分析している。

         

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地味でも派手でもドクガ

2019-07-25 22:43:35 | 生き物

 玄関の外壁に何かが張りついていた。よく見ると色も模様も地味な蛾だった。大きさは5cmくらいの比較的大きい蛾はじっとしていてしばらく動かない。小学館の児童用図鑑で調べてみたら、「カシワマイマイ」というドクガであることがわかった。地味な色合いだが足が赤い。目が4個もある?博士の面立ちだね。

 メスはじっとしているが、オスは活動的でカシワの木の周りで舞い舞いしていたのでこの名前になったという。カタツムリじゃあないんだ。

       

 モロヘイヤの苗が順調に大きくなってきたので収穫を始める。徒長枝もあるのでそこを中心にカットする。するとその中から、歌舞伎役者みたいな「ヒメシロモンドクガ」が出てきた。危うく触るところだったが毒針はないという。背中の黄色の毛束(ケタバ)と腹横の一対の黒い毛束が特徴だ。地味な「カシワマイマイ」も派手な「ヒメシロモンドクガ」もドクガ科だが、触っても炎症を起こす心配はないというが…。

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さすがの「ユリの女王」

2019-07-24 23:23:52 | 植物

 ここ数週間、国道を走るとヤマユリが迎えてくれる。「ユリの女王」と言われるだけあって何度見てもあきない。しかも、コンクリートの崖壁からでさえど根性な姿を見せてくれる。山の狭い国道なので立ち止まって鑑賞したり、写真を取るのにも苦労する。花が重くて垂れ下がってしまい、車と接触して花弁がダメになってしまうことさえある。

     

 古い株ほど多くの花をつけている。崖沿いにあるど根性ヤマユリは、種で育った実生のものに違いない。ふつう、種は4~500個も殻にあるというが、そのうち芽が出るのは1~2個なのだろう。その意味では貴重な生命でもある。花弁に帯状の筋が見られるが、普通は黄色が多いようだが、画像では紅が混じっている。「紅筋」は貴重種らしい。

 この日本特産のヤマユリは、1873年のウィーン万博で注目され、明治から大正にかけては輸出用としてまさに花形となった。天竜区の国道にはこうしたヤマユリがさりげなく自生しているのが素晴らしい。幕末の日本にやってきた外国人はこうした風景を見て、日本は「田園国家」「園芸国家」と称したほど感動したのを忘れてはいけない。

 

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地上式消火栓も絶滅危惧種になってきた

2019-07-23 21:08:54 | 路上観察

 昨日に引き続き水窪町の路上観察。最近の消火栓はどんどん地下に埋設されてきて地上にあるのは珍しくなってきた。設置されたのは昭和62年(1987年)10月のようだが、住民組織の自主消防隊がしっかり形成されているのが説明版でわかる。横のプレートには「強制多排水不凍装置付」の消火栓と書いてある。

        

 製品は彦根市の「消火栓機工」という株式会社。消火栓内にたまった水を排水する装置があり、冬でも水が凍結しないようにできているようだ。したがって山間地にはこうした機能を持った消火栓が多い。放水口は単口と双口とがあるが、これは単口型の固定式。こうした消火栓もいよいよ絶滅危惧種に指定されていく時代が迫っている。

 わが山里ではヒグラシが野鳥との共演のコンサートが快い。が、室内は蒸し暑くなり、いよいよ扇風機のお世話になる。

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現代彫刻は土石流の被災地にあった

2019-07-22 21:29:14 | 路上観察

 先日訪問した浜松市水窪町の商店街で見つけた現代彫刻。作者は「現代自然創作園」を推進しているアーティスト耳塚信博氏。上流側と下流側の橋のたもとに二対ある。

        

 上流側が「山の精」、下流側が「水の精」と名付けている。しかしなぜここに突然あるのかがわからなかった。調べてみると、1991年9月のこと、台風18号の土石流がこの付近(押出沢・オンダシザワ)の商店街を襲う。死傷者2人・全半壊8戸・床上下浸水79戸の被害だった。

 そのため、平成6年から10年にかけて総工費7億1千万円かけて平成10年6月にこの界隈を完成。

      

 この地区一帯は、「花崗岩質帯」が広がっており、「まさ土」が土石流となって崩れるという。「まさ土」は、花崗岩に含まれる鉱物が太陽熱で膨張し酸性雨と化学反応を起こして細かい砂状になる。現在では砂防工事の成果か、大雨被害は今のところない。

  

 急峻な山とまちとがつながっているが、ひとりしか通れない路地がいくつも線状に見られる。路地裏レンジャーを自称するオイラとしてはこうしたなんの変哲もない路地そのものが興味深い。ビルが乱立する都会とは違って庶民の息遣いが伝わってくるのが魅力的だ。

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