山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

栽培も禁止なのだーオオキンケイギク

2011-05-31 20:11:31 | 植物
 

久しぶりに国道沿いを車で走ってみた。
 そこで目立った沿道沿いの植物は黄色の花をつけた「オオキンケイギク」だった。
 それぞれ明らかに群落を形成している。

 というのも、この「オオキンケイギク」は「外来生物法」によって「特定外来生物」として栽培や販売が禁止されているのだ。
 しかし、周りの人はこのことを知らないので庭で栽培しているくらいだ。
   
                            

 とくに天竜川沿いがひどい。この繁殖力が強い「オオキンケイギク」は、河川敷の貴重な植物を駆逐・消滅させたりしているという。

 しかしこのことをどれだけ周知しているのだろうか。役所のセクショナリズムで一部の部課しか動いていない気がする。

 こういうことは役所だけで解決するのはむずかしいのであっって、住民の力も借りるべきなのだ。ところがもともと住民との関係は日常的に接触していないから、問題解決の糸口を入手できないのだ。
 
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フタリシズカ発見!

2011-05-30 17:58:45 | 植物
 わが道草山で「フタリシズカ」(センリョウ科)が雑草にまみれていらっしゃいました。花は1本だけでしたが、ふつうは2本が多いらしいのです。

 能楽の素養がないと命名できませんね。
 命名には夢があるというのはいいですね。
 静御前の亡霊とそれに憑かれた女の舞姿に例えたそうです。

          

 残念ながら、群落というより2株しかみあたりませんでしたが、雑草に負けずよくぞ登場してくれました。

 それにしても、戦乱に明け暮れた世の中で、能楽とか茶道とかが文化の中心であったことが驚きです。荒れた心を鎮めるための文化だったのかもしれませんね。
 現代こそこの文化の真髄をわかりやすく伝えたいところですね。

 とりあえず、「フタリシズカ」を見つめますか。
 死と隣り合わせの時代だからこそ、能の亡霊が身近かだったのでしょうね。

       
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忌野清志郎の「善良な市民」ってオイラのこと!?

2011-05-29 19:47:45 | アート・文化
わが集落は6軒しかない。隣の家までじゅうぶん距離がある。
 国道に近いのが自慢??である。

 さて、きょうは一日中雨なので、清志郎作詞作曲の「善良な市民」をお贈りしたい。
 心当たりある時代背景だが、「善良な市民」はいまだしたたかに健在である。
 本質をえぐる清志郎のまなざしが痛く響く。

 泥棒が 憲法改正の論議をしてる
 コソ泥が 選挙制度改革で揉めてる
 でも 善良な市民は 参加させてもらえず
 また 間違った人を選ぶ

 泥棒が 建設会社に 饅頭を貰ってる
 金屏風の陰で ヤクザと取引してる
 でも 善良な市民は ゴールデン・ウィークに
 ディズニーランドで 遊ぶしかない

 泥棒が 国際貢献をしたがっている
 大義名分を掲げ また 二枚舌を使う
 でも 善良な市民は 見知らぬ土地で
 弾に当って 死んじまうだけさ

     お日様が また昇る
     泥棒にも 市民にも 照らしてる
     神様は いったい何をしてる
     物を売り捌いて そう 金儲けしてる

 善良な市民は 小さな家で
 疲れ果てて 眠るだけさ

 善良な市民は 新しいビールを飲んで
 プロ野球に 熱中するだけさ
 競馬で大穴を 狙うだけさ
 飯代を 切り詰めたりして
 Jリーグを 観に行くだけさ

     それが 善良な市民の生き方さ
     善良な市民の生き方さ
     善良な市民の皆さんの暮らし
     市民の市民たる生き方さ

 どうせ 何処かで 死んじまうだけさ
 弾に当って 死んじまうだけさ  
              
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今年はムカデがテカテカ元気!

2011-05-28 20:16:32 | 生き物
 またまた出ましたムカデ様。6匹目。
 玄関・風呂場・居間・書斎・縁側・台所と、出没箇所がみんな違う。
 今回は台所の流しに隠れていた。すぐさまとなりでお湯を少量沸かし、熱湯処理。
 熱湯をかけると体が縮んでしまう。 
 
 今年のわが家のムカデはみんな血色がよく、テカテカしている。
 しかも大きい。12cmを越える長さはある。
 いつもより出没回数が多いので、今年はムカデの当たり年かなー。

 おかげで、全てジェノサイドに成功。
 ゴキブリより逃げるのが遅いのがわかった。
 足が多いのが災いしているのかも知れない。
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紅茶にミョウガタケ!?

2011-05-27 20:42:22 | 農作業・野菜
 天気予報では一日中雨のはずだったが、なんとかもってくれた。
 おかげで草刈り機が大活躍。 雑草の海を切り開き、畑までの道を作ってくれた。
 道草山もシシウド・シダ・イタドリの背の高い諸君を刈り込んだ。
 珍しく朝も午後も草刈り機のお世話になる。
 おかげで手が痺れている。

 昼食はウドンを焚火でいただく。
 食後に、ミョウガタケを紅茶を添えて今年初めて食べてみた。
 紅茶はやはりミスマッチだね。

 今回はミソをつけて食べたが、ミョウガタケを刻んでカツオブシを入れて醤油をかけてご飯とともに食べると美味いらしい。

 また、ミソに酒かす・みりんなどを混ぜて漬物にするのもおもしろそうだ。
 思うだけでツバが出てきそう。

 もっと早く気がつけば、ミョウガタケを刻んでうどんに入れればよかった。
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道路清掃も自前なのだ

2011-05-26 19:40:34 | 農作業・野菜
 自宅前の道路は閑散としている。 車が通り過ぎることはめったにない。 というのも、この先には人が住んでいないからだ。
 しかしそのまんまにしていると、雑草軍団が道路を埋め尽くそうと画策しているから始末が悪い。
 すると、こちらの作業に大きな支障が出てしまう。すでに出ているのだが。

 道路に積もった土砂は、「ネコ」で往復する。 けっこう重い。
 石っころは、畑の第3道路建設の敷石となる。雑草と土は堆肥にするので、無駄なものはない。 それが農的生活の良いところだ。

 通りかかった集落の長老は、「きれいになったね。この道路は意外に広かったんだねー」と喜んでくれた。
 「もう片側はまだです」とは言い出せなかった。
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雑草との格闘技が始まった

2011-05-25 20:58:05 | 農作業・野菜
 雑草に占拠されたわが畑だ。
 この2週間の雑草たちの快進撃はたいしたものだ。
 こちらの脳と体がメルトダウンしているうちの出来事だ。

 草の大地をこじ開け、新しい畑を作るのだ。

         

 心細いスタートだったが、目の前のことだけを考える。
 雑念を払いのけ、休憩のときのアイスクリームだけを考え、汗をぬぐうのだ。

                

 すると、希望というものが近寄ってくる。 「頼む。その場にいてくれ!」
 腰や腕がこのところ調子悪い。
 なんとかだましながら、希望をたぐりよせる。

 暗くなる前までにやり遂げられそうな気配。 ゴールは近づいた。
 やはり、人生はあきらめちゃいけない。 そうだろー、清志郎!
 
 オアシスの中に砂漠をつくる? いや、緑の大地にわが畑を入れてもらう。
 まずは雑草を切り取ることは達成。
 次は土との格闘技のラウンドだ。

 やっぱり、生きていると、いいことがありそうだ。
 となりの畝には雑草の海の中にジャガイモがしっかり根づきだした。
 野鳥たちの応援歌がバックだ。 機械ではなく、鍬をおもむろにふるうのがいい。
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忌野清志郎のメルトダウン

2011-05-24 19:11:52 | アート・文化
 福島の原発がメルトダウンを起こしていたことが判明した。
 やっぱり。
 原発研究者はテレビに出て評論している場合ではない。
 総力をあげて解決のため叡智を投じるべし。
 

 忌野清志郎は「メルトダウン」という歌を作詞作曲している。
 清志郎が生きていたらこの歌をどう扱うだろうか。
 
 俺の脳が メルトダウン 大脳も小脳も ダウン(X3)
  Ah メルト・ダウン メルト・ダウン
 恐ろしいことになってしまった

 もうだめだ 助けられない 誰も
  Ah メルト・ダウン (X3)
 取り返しのつかないことが 起こってしまった
 もうだめだ 助かりゃしない もう遅い

 神様 仏様 阿弥陀様 先生様 お医者様 ご近所様 お師匠様
 これは これは どなた様 MATT様 お代官様 お地蔵様 
 お疲れ様 お月様 RED・KING様
  Ah メルト・ダウン (X3) ダウン

 科学の力を 信じていたのに
 メルト・ダウン メルト・ダウン ダウン(X4)


メルト・ダウンしていたのは、原発に鈍感になっていた国民だったかもしれない。
 清志郎の「善良な市民」という歌はそれを臭わす秀逸の歌詞だ。
 いつかぜひ紹介したい。



 
 
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人を排除するジャケツイバラ発見!

2011-05-23 20:52:14 | 植物
 この5月、いつも通る国道沿いに気になっていた黄色い花の樹が咲いている。
緑一色の沿道の中にこの黄色い花がすっくと自己主張している。群落ではないので車を運転していると一瞬に通り過ぎてしまう。今まで見たことがない花冠だ。

 調べてみたら、それは棘だらけが特徴の「ジャケツイバラ(蛇結茨)」(マメ科)だった。蛇結とはヘビが絡まっているさまであるという。
 実際、棘が刺さると取るのが大変だそうだ。しかも鉄条網のような魔界のジャングルにはいると人間でも身動きできなくなって、なんとか救出された、という報告があったくらいだ。
 この破天荒で危険な植物は、とりあえずマメ科になっているが、「ジャケツイバラ科」として独立させている本もあるくらいだ。

 この個性的な樹木がどうして国道にあるのかが不思議だ。これからの「動き」が楽しみだ。国道を走る楽しみが加わったぞ。
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美人だが生存戦略はしたたか

2011-05-22 20:46:46 | 植物
 畑の「アヤメ」が目立つようになりました。
 凛としていて自己主張をしているアヤメの姿はまさにジャポニズムです。
 前面にある「外花被片」にある網目模様は、密の所在を虫にアッピールするためにハイカラなデザインになっていますね。
 また、花を大きく見せるために直立した「内花被片」も他の花には見られないような造形です。 
 この時期はほかの花も多く咲くので、フツーじゃ生き残れないんでしょうね。

                 

 畑の通り道にあった小さなアヤメを先月移植しておきました。
 その小さなアヤメが花を咲かせました。小さくても自立した魂を感じます。
 この時期、将来的にはアヤメが畑のムードメーカーになるのを願ってます。

 アヤメは斬新的なアーティストでもあるとともに、したたかな生存戦略を持った美人なんですね。 
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