酷暑に昼寝宣言

　異常な酷暑は、日本がついに亜熱帯気候になったかのようです。
　昆虫も植物も野菜もその対応を迫られています。
　熱波の垂れ流しの人間の原罪に、自然界は復讐を始めたのかもね。

　この酷暑に犬のシロクマ君もさすがに昼寝を決め込んでいます。
　人間もそれにならって一斉に昼寝をしましょう。
　書を捨て、欲を捨て、木陰で風を読むことにしましょう。

　経済成長したからといって、本当に幸せになれるんでしょうか。
　６０年代の日本の高度経済成長で庶民は本当に幸福感を手中にできたのでしょうか。

　爛熟した文化・経済は大地から遊離したバーチャルな世界を生むばかり。
　もいちど、土の論理から幸せを考えたいものです。
　
　「シロクマ君、君はイマ何を夢見ているんだい？」
　
　

山路に王冠か 龍山ふるさと村

　両側に背の高い樹に囲まれた山道は、酷暑を避けるには絶好の場所です。
　そんな日陰の道にポツリと目を引く花がありました。
　背が低かったのであまり気がつく人はいませんでしたが、見事な花です。

　いわゆるホトトギスは紫の斑点をいっぱいつけてお化粧していますが、このヤマジノホトトギスは、ほどよい紫の品性をこめた美しさで足を止めさせてくれました。
　いっけん単調に見える山道にまるで王冠のような小さな宝物がひっそりたたずんでいるようです。
　こんな発見が散策会の醍醐味です。

「山路来て　なにやらゆかし　ホトトギス」
　アレッ！！どっかで聞いたことある俳句だこと。
　京都から大津の山道を歩いた芭蕉は、
　「山路来て　何やらゆかし　すみれ草」と詠んだのがあとでわかりました。

林縁を散策 龍山ふるさと村

　午前中に浜松市龍山ふるさと村の散策会の運営にかかわりました。
　最初は車で山奥にある白山神社を訪ねました。

　こんな山奥に立派な神社があるのが驚きです。



　しかも、屋根がお寺で中身が神社だという神仏混淆の典型的な建物が鎮座していました。
　木材も太い柱が使われ、その修復の苦労も見られます。優れた彫刻も見せてくれました。

　針葉樹が連なる山の林縁に懸命に生きる植物として、キンミズヒキ・ミズヒキ・ダイコンソウ・ヤマジノホトトギス・アキカラマツ・アキノタムラソウ・タマアジサイ・トウバナ・ヒヨドリバナ・ヤブタバコ（ガンクビソウ？）・オトコエシ・フウロソウなどの花が見られました。

町おこしにアーチストが集まった

　きょう、アーチストが廃校などに住んでそこを拠点とした町の活性化を図ろうというイベントにスタッフとしてかかわりました。
　酷暑のなか、予想どおり参加者が少なかったのですが、これからのまちをアートをとおして個性的な地域にしていくという第一歩を踏み出したわけです。
　前途はかなり厳しいとみましたが、やはり、地もとの内発的なマグマを原資とした地道な取り組みの必要性を痛感しました。
　総論は正しくても、それを具体化する作業で人間どおしの信頼と感動の共有が大切だということですね。
　来賓が饒舌に語ってもそこに来れない・来ない地元の人の心情を考えなければなりませんね。
　１８のアートコーナー、１０の物産コーナー、１０のステージ参加グループがありました。

クワガタもやってきた

　網戸を作ったものの、いまだにいろいろな虫たちが部屋に侵入してきます。
　部屋の片隅にじっとして動かない黒い塊がありました。
　たぶんいつもの、オオゾウムシかゴミムシかなーと思いましたが、デジカメでのぞいたらどうもクワガタのメスらしいです。

　いっぽう、コオロギ・ウマオイなどの室内合唱団は、秋の到来に向けいよいよ張り切っています。

久し振りの外食

引っ越しのついでに外食を堪能しました。都会の名の知られた店のはしごです。らーめん・回転寿司・スパゲッティなどでした。もちろん味は満足ですが、やはり、お札がどんどん飛んでいきますね。
欲望の町から静謐の山里に深夜無事もどりました。
　野菜や雑草がきっとまちかまえていますね。きっと。

久し振りのエアコン

引っ越しの手伝いに尼崎市に来ました。久し振りにエアコンなるものにあたりましたが、足腰によくありませんね。

カマキリがにらんだ

　ヘチマの花の乱舞に喜んでいたら、そばの花にいたカマキリの目とであってしまいました。
　この目でじっとにらまれたら金縛り状態になるんでしょうね。
　でもよくみると、なかなかの紳士ではありませんか。

　花の蜜を吸いにくる昆虫をねらっていたところを邪魔したのかもしれません。
　カマキリやクモは野菜の害虫を食べてくれるので駆除していません。
　お仕事がんばってねー！！

遊びに来た サワガニ

　このところ夕立があったり、ありそうだったりの日々です。
　そのため、雑草は雨と太陽の恩恵で張り切っております。
　コンクリートは熱波を放射していますが、草たちの根元は水分に満ちています。
　そんなおり、サワガニがわが家の庭に遊びに来ました。
　
　いままでは、沢の近くで出会うことがあったのですが、まさかわが家で出会うとは感激です。
　いっしゅん、どのように食べたらいいかという欲望が肥大化しましたが、すぐ取り消して、この子どもであろうサワガニの好奇心に感心しました。
　近づこうとしたらすばやく逃げられてしまいました。
　
　なかなか素敵な色をしていました。
神社やお寺に使われるカラーに似てますね。
　神の使いが来たのかもね。
　
　

畑を縦横無尽にはしるカボチャです

　川崎在住のお二人からいただいた種から立派な西洋カボチャができました。
　畑の３箇所で広い場所をとって自由を満喫しております。
　全部実ると３０個以上は確実にあります。

　この灼熱の太陽のもとでも元気なカボチャです。
　カボチャの生命力にあやかりたいでーす。

　というのも、秋野菜の準備で畝作りを一日かかっていますが、呼吸がしばしば乱れてしまいます。
　全身が水を浴びたような汗が噴出します。冷たい水がかかせません。
　それでもきょうの風は秋を予感させる風でした。