山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

モヤシじゃないよ、ジャガイモだよ!

2014-02-28 21:51:19 | 農作業・野菜
ジャガイモを植えるときが来た。
 昨年収穫した手持ちのジャガイモだけで今年は植えつけることにする。
 しかし、昨年の「メークイーン」を見てみると、モヤシ状態だった。

        
 しょうがないので、芽かきをはじめて、食用と植え付け用とに分けることにする。
 芽が長いとまちがいなく霜でやられてしまうのが例年の経験だ。
 「ダンシャク」に比べて、芽の長さや太さがずいぶん違うのがわかった。

                     
 昨日以前から準備しておいた畝に「メークイーン」を切らないでそのまま植える。
 とにかく、長い芽はかきとり、短い芽を残す。
 モグラのようなジャガイモを穴に配置する。

       
 時間がないので、「メークイーン」の畝は二つしかできなかった。
 来週には「ダンシャク」を植える予定だ。
 つまり、新しい畝を作らなければならないということだ。

 訪問者が二人いていずれも冬眠開けの寝ぼけまなこのオイラを激励してくれた。 
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雨に煙ぶる地滑り現場は工事中

2014-02-27 22:04:17 | 風景
 一日中雨だった。
 これもチャンスだとばかり、買い物やら支払いやら雑用のため町に出かける。
 その途中、雨の中の地滑り現場を見る。

     
 ずいぶん、工事現場らしくなった。
 てっぺんの崩れる土砂を剥いで鉄骨らしき網を被せたようだ。
 かすかに合羽を着た作業員が命綱を頼りに手作業をしている。

               
 大自然が起こした災害を人間はこつこつと修復に精を出す。
 こうした人間の技術力は、動物界を凌駕したパワーの源だ。
 土留めや安全を考慮したフェンスを網の直下にサポートしている。

                       
 巨大な重機が妖怪のように控えている。
 地滑りで落ちなかった茶畑は、「奇跡の茶」として好評販売されている。
 被災を逆手に生きんとする山の民の心意気が伝わってくる。

 シイタケにとってはこの雨は恵みの慈雨となったに違いない。
 川床の掘り下げ工事で河川の色は濁っていたが、この雨でずいぶんきれいになりつつある。
 畑の野菜たちもそろそろ伸びやかなチャンスをねらっている。
 春はすぐそこだ。      

     
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久しぶりに野良に立つ

2014-02-26 21:57:55 | 農作業・野菜
 うららかな陽射しは家の中より暖かい。
 上着を一枚脱いで久しぶりの農作業をする。
 ジャガイモを植える畝づくりの肉体労働にゼイゼイする。

                       
 有機栽培とはいえまだ土壌は納得いく質ではないが、ジャガイモにとってはあまり豊潤な土壌は好まないようだ。
 つまり、わが畑のようなやや荒れた土質くらいのほうがよく育つようだ。

       
 畝作りばかり専念すると疲れるので、キウイフルーツの剪定作業をしてみる。
 以前は枝の絡みがジャングル状態だったので、剪定作業は一週間もかかってしまった。
 さいわい、和宮様が参入してくれたおかげで、あと一日あれば完遂するはずだ。

                   
 誰かに見られている気がして振り向いたら、キウイの精がこちらを見ていた??
 かなり強剪定したので今年の実のなり具合はやや心配だが、樹を信ずることにする。
 久しぶりの農作業だったが、筋肉痛もなく順調な滑り出しだった。
 

       
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京の雅を黒豆に閉じ込めた一品のスイーツ

2014-02-25 21:24:32 | 特産品・モノ
 先日、友人から「ちょこ豆」というものをいただいた。
 そのときはバタバタしていて食べる余裕がなかったが、あとでいただいたら絶品だった。
 丹波の黒大豆をふっくら炊き上げ乾燥したところにチョコレートをコーティング。
 そのうえ、宇治のほうじ茶パウダーをまぶす贅沢。

             
 ひと粒口に入れると、黒大豆のこくが広がり、チョコとチャの香りがジワジワと充満してくる。
 まさに、京の雅と生産地とのコラボが実現している。
 どこで売っているかを聞きそびれてしまった。



                    
 
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駐輪場の屋根を新しくする

2014-02-24 19:13:40 | リフォーム・屋内作業
 自転車やバイク置き場の波板の屋根が古くなったうえに落雪で穴が開いていたままだったので、取り外すことにした。
 屋根を留めている「フック」が錆びていてネジが回らず、波板を外せない。
 そのため、5mmほどのフックを切断しようと、ホームセンターで鋼線を切る用具を買ってくる。
 しかしうまくフィットできず断念。
 いろいろ思案した挙句、「玄能」でフックを叩き出してみたら、これがいちばん早かった。
 
     
 ホームセンターでポリカーの波板を購入したが、計ったはずの寸法が微妙に違っていて細工用の鋸で切ろうとしたがなかなか埒があかない。
 またまた考え込んだあげく、植木バサミで切断していったらこれがいちばん能率的だった。 
 ため息をしながら波板を嵌め込む。
 しかしこれがまたまた難航する。

                        
 足場がないので脚立でなんとか代用するが、均等に力がうまく使えない。
 今度はインパクトドライバーを買いにいって波板に穴を開け、フックを取り付けるのにまたまた難航する。
 電気の線が2本屋根を貫いているのでそこをどうするかで再度立ち往生してしまう。
 のんびりあせらず時間をかけることにする。

 なんとか半分ぐらいの屋根を張り付けてとりあえず、長い小休止をとることにする。
 まずは雨や雪が降りませんように。
 
 
 

 
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サザンカ・オウバイ・キヅタに出会う

2014-02-23 20:45:15 | 植物
 とあるマンションの壁際に「サザンカ」の花が見事に競演していた。
 花の少ない冬に真紅の花を見ると救われる気もする。
 
                       
 「タチカンツバキ」との違いがよくわからないが、とりあえず、ポピュラーな「サザンカ」としておく。

       
 雪の影響で花がよれよれになっていたが、「オウバイ」(モクセイ科)の花が復活していた。
 中国では「迎春花」と言われるくらい、春直前に咲く花とのことだ。
 
                    
 花ではないが、この時期にときどき出会う「キヅタ」(ウコギ科)の実。
 葉も実も有毒で、漢方では皮膚病に効くという。
 ヒレンジャク・キレンジャクというきれいな野鳥が食べに来るというが、まだ目撃していない。

 金持ち発展国中心のソチ冬季オリンピックに一喜一憂している間に、国家の中枢は「国家主義」という妖怪が、人事を法解釈を着実に握ってきている。
 春がま近いというのに、いつまで庶民は蚊帳の外に放置されているのだろうか。
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街なかの梅園発見!!

2014-02-22 20:42:20 | 植物
むかし里山だったであろう住宅街を歩いていたら、見事な梅園を発見した。
 種類も多くまた違いもわからないので、道路際の梅花のみを撮ってみた。

 八重咲きの「豊後系」の濃桃色の大輪だった。
 蕾も愕も見事な紅色だった。

                        
 5弁からなる花弁は、蕾も愕も緑色の「野梅(ヤバイ)系、青軸系」の白梅だった。
 じっくり見てみると、白に緑の組み合わせは、桜でいうと「ウコン」にあたり上品さが伝わってくる。

              
 淡いピンクの八重の花弁のかわいい梅は、蕾も愕も濃紅色だった。
 「おとめ椿」というピンクの椿を思い出した。
 ピントが甘いが、これも上品な梅だった。

 他の花々が繚乱する春ではなく、あえて冬にこれだけの花を炸裂する梅の情念とはどんなものなのだろうか。
 まわりに付和雷同することなく、厳しい環境にこそ生き残り戦略をかける心意気がすばらしい。
  
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路上に赤い実・白い実

2014-02-21 19:09:22 | 植物
 住宅街を散歩しても植物たちの生き延びる痕跡は確認できそうだ。
 まだ肌寒い歩道をオロオロ歩く。
 すると、節分ではないのに白い実が大量に撒かれている。

                           
 大豆にしてはふやけた実だ。
 そういえば、森町の大田川沿いにもあったっけ。
 「センダン」の実であるのがピーンときた。
 この白い皮をむくと黒い実があり、胃腸に効く漢方薬となるという。

         
 さらに同じ道を歩いていたら朱赤色の実が入っている愕があちこち散乱していた。
 4裂している赤い実と言えば、「マユミ」かなー?
 マユミの愕は、樹についているときはピンク色をしている。
 図鑑やWEB画像のほとんどは、こういう落ちている実は掲載していない。

 
 オイラのように、人生をうつむいて生きる人間にとってはそういう下向きの画像のほうが自然だと思ってしまう。
 このごろ地面に何か落ちていないかをウォッチしているオイラは、「降りていく生き方」が大切だと居直っているのだ?

 やっぱり人生は上を向いて歩くのが正道なのだろうか?
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春のきざしを全身で受け止める

2014-02-20 18:33:11 | 自然観察
 雪が融解し始めた道路際、ロゼットの形をした野草を発見。
 雪の重みと寒さを耐え、地熱のぬくもりをしっかり捕捉して春の陽射しに向かう雑草たち。

       
 土壌は豊かとはいえない環境の中でも、根っこをしっかり土中に貫通させ、いよいよ立ち上がろうと機会を待つ。

                         
 初春で最初に花咲く「スイセン」は、雪解けとともにすっくと天に向かう。
 鋭い先端の芽は春を感知するセンサー。
 人間よりその感度は鋭い。

 冷たい風の中を貫くスイセンは仲間とともにとっくに春を引き寄せている。
 午後、遠方より友あり。
 
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珍しい庚申塔を発見

2014-02-19 19:35:52 | 石仏・石造物
 1時間ほど歩いてみると、場末の庚申塔に出会うことができる。
 庚申塔の主尊は、「青面金剛」像が標準的なのだが、「不動明王」であるのはけっこう珍しい。

 かたちは、舟型。
 手が6本で、法(宝)輪・剣・弓矢・三叉戟・ショケラ(体内に巣食う三尸虫を表現、女性の髪の毛をつかんでいる)を持っている。
 上に月と太陽、下に邪鬼・三猿、よく見ると鶏の線刻が見られる。
 典型的な「剣人型」の庚申塔だ。

                           
 かなり不鮮明な庚申塔もあった。
 かたちは「駒型~かまぼこ型」。おそらく両手を合わした「合掌型」。
 顔も手もわかりにくいが、上の月と太陽はなんとか読み取れる。
 下には邪鬼がいて、その下に猿もいるようだ。

   
 ある寺の境内でも駒型(月と太陽部分がやや盛り上がっている)の庚申塔。
 これも手と顔が不鮮明だが、まるで踊っている神のようだ。
青面金剛が邪鬼ではなく岩の上に立ち、その下に三猿がいる。

            
 最後に刻印がはっきりわかる板碑状の「角型」庚申塔。
 上の月と太陽には「瑞雲」が省略され、下には三猿が刻まれている。
 手には弓矢・三叉戟・法輪を持ち、両手は「合掌型」。
 頭巾をかぶっている表情がいかにも怪しい。

 それぞれ近在にあるにもかかわらず、形や様式もまちまちなのが面白い。
 中国の民間信仰「道教」の影響力が江戸庶民の暮らしに深く根ざしているのも興味深い。
 また、石工たちの自由な発想が石像に見られるのが庚申塔の醍醐味だ。
 まだまだ石像めぐりはしばらく続きそうだ。      
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