山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

台風直撃前にトマトハウス撤収

2018-09-30 15:07:36 | 農作業・野菜

 台風は夜には本格的に直撃してきそうだ。その前に懸案だったトマトハウスの撤収をあわてて行うことにする。というのはたまたま来訪中だった娘の助っ人がいたからだった。いなければとても今からでは間に合わない。第1の目標は突風の餌食になる屋根のビニールを外すことだった。パッカーがしっかり嵌っていたので手に難のあるオイラにはけっこう力がいる。

           

 第2の目標は、ハウスのポールや竹の支柱・枯れたトマトの根っこを抜くことだった。ここまでやれば被害は免れるはず。さらに、第3の目標は、回収したポールを形状毎にしばって倉庫にしまうことだった。これらを全部やるには今まで3~4日かかっていた。しかしながら、午前中から始めた作業はてきぱき進行していった。

              

 それがなんと午前中には完了したのだった。助っ人の存在は大きい。つくづく人間の存在は他人に役に立つということを想う。自死したり、戦争したりするのはそうした道から外れることだ。大企業や政治家の目先だけの利益優先の結末は、今の日本の事件や精神の行方をみれば明らかだ。歴史学者・渡辺京二が主張するように江戸にあった優しく豊かな文化・作法というものが近代化とともに失ってしまったものが大きい。ひとの生き方を潤いあるものにひとり一人が何が出来るかを考えるときが「いま」なのだ。

  作業が終わって汗と小雨でびっしょり濡れた体をシャワーで洗おうとしたら雨がドバーッと降ってきた。「危うくセーフだったね」と娘と共にホッとする。

     

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ヒガシニホントカゲが獲物を捕らえた瞬間

2018-09-29 21:24:58 | 生き物

 家の周辺にいるといつもの静寂を破って突然ガサッと音がしておどかされることがある。その多くはトカゲが飛び出したり逃げ出したりしたときだ。先日、そのトカゲがコオロギを捕らえた瞬間を見届けた。その周りにはコオロギのもがれた足が散乱していた。トカゲはこうした小昆虫を餌にしているのがわかった。

                 

 2012年から日本トカゲの中にも「ヒガシニホントカゲ」が新しく分類されるようになった。両者の見分けはかなり難しいので、西日本は「ニホントカゲ」、東日本は「ヒガシニホントカゲ」と地域分類するのがわかりやすいという。したがって、このトカゲは「ヒガシニホントカゲ」ということになる。

    

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台風対策に害獣対策に

2018-09-28 19:37:17 | 農作業・野菜

 秋採りトウモロコシの実がだんだん大きくなってきた。今年春に撒いたトウモロコシは芽が出ず全滅だったが、夏後半に撒いた種からはほぼ100%芽が出てくれた。一部はイノシシに折られてしまったがなんとかここまで来た。しかし一難去ってまた一難、例年だと、収穫直前でムジナことアナグマがすべてを食べつくしてしまうのだ。

 この害獣対策とともに猛烈台風が明日から直撃するというので、竹を伐り出し支柱を作りそこにネットをかける。さらに、畝の周りに害獣対策の「木タール」の粒を撒いていく。

            

 こぼれ種から芽を出していたトマトの苗を定植したら黄色い花が咲き出した。本来なら屋根をつけるべきだったがなかなか手が回らないので、とりあえず支柱を立てることまでは責任を負う。あとは自然力にまかすが、温度が下がってくるので結実までいくかどうかは微妙だ。台風の突風で被害が最小限にとどめることをめざし剪定も行う。もちろん、わが「海馬」の中身は真っ赤なトマトの実をかぶりついた姿を計算している。

 

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ついに発見!光岡エンブレム

2018-09-27 19:06:39 | 自動車・エンブレム

 光岡自動車は1968年富山で創業した日本で10番目の自動車メーカーだ。年間に500台しか生産しない受注生産制なので、光岡自動車になかなか出会うことはない。先日やっと出会えた。「車」という語源をロゴ化した光岡の主要なエンブレムにはまだ出会っていないが、いつ出会えるのかが次の楽しみとなってきた。

                

  「光岡」の「光」をデザイン化した星マークはまるで外車のようだった。しかも、レトロな風情にこだわるのも光岡らしい。「大手が作らない夢のある商品で勝負する」というポリシーにあふれる小さな会社にはマニアックなフアンが多いようだ。小さい会社でも気品と気概がエンブレムにもあふれている。

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栗もくたびれてきたが

2018-09-26 20:06:42 | 野菜・果樹

 わが裏山の栗の樹は3本あるが、一昨年あたりから1本が枯れ始めていまではほとんど2本だけで栗の実を生産してきた。肥料はまったく与えていない。以前、肥料をあげたら樹勢が悪くなった経過もある。そんななか、昨日は6cmもの栗が落ちていた。

             

 以前は3個入りの大きなイガもあったが、いまはほとんど発見できなくなった。そのかわり、2個入りくらいの大きさであっても中身は1個というものが少なくない。もちろん、大きさはビッグだ。とはいえ、全体の収穫はずいぶんと少なくなった。

      

 一週間前は4個だけだった。毎年、9月20日前後を実直にもピークにしてくれている。背負篭にずっしりと何回も収穫していた時代が懐かしい。当時は主食が栗だった。

        

 雑草だらけだった栗林?も今はきれいにされ、栗の産物をイノシシと山分けしている。

 

   

    

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覇者となったアオマツムシ

2018-09-25 20:44:36 | 生き物

 中国から帰化昆虫したとされる「アオマツムシ」がわが家にやってきた。明治にやってきたらしいが1970年代急速に都会で繁殖。普段は樹上にいることで街路樹や庭木に住みつき、蜘蛛やトカゲの少ない都会で勢力を伸ばしたらしい。しかも、鳴き声も大きいので一番耳にするバッタとなった。そうして日本産のマツムシを凌駕してついに過疎のわが家にまで進出してきたというわけだ。

             

 稲や大豆の害虫である「ブチヒゲカメムシ」(カメムシ科)がオクラに来ていた。和名だと「斑髭亀虫」と書くように触覚が白黒の斑模様なので「ブチ」がついた。からだはメタリックのように角度によって色合いが輝く。

               

 紫蘇の花には多くの昆虫がやってきているが、「西洋蜜蜂」の働きバチが来ていた。最近は「日本蜜蜂」が極端に少なくなった。せっかくニホンミツバチの巣箱を作っておいたのにお客がなかなか来ないのは淋しい。

   

 

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イノシシに管理されてしまった

2018-09-24 21:06:40 | できごと・事件

 裏山の道草山の雑草の森を草刈機で切り拓く。するとすでに一週間前からイノシシがやってきて草むらに落ちた栗を食べていることがわかった。草刈りしていないと人間は落ちた栗を見つけられないが、イノシシは背の高い雑草があっても嗅覚で栗を発見できるのだ。

               

 今では二けたの栗を収穫できるようになったが、一週間前は一桁だった。昔は背負子篭がずっしり重いくらい収穫できたが今は100個いけば万々歳だ。栗も老齢になったのだろうか元気がない。

              

 道草山の栗レストランにはイノシシはほぼ毎日出勤しているし、畑もなんらかの様子を見ながらときには一気に行動に出る。畑の一部にはぬた場の様なベッドができたり、ミミズをあちこち食べていく痕跡を残したり、とにかく毎日チェックや痕跡が入るのだ。

   

               

 そんな様子を見かねていただいた「害獣除け木タール」をあちこち撒いてみる。木酢液そのものの強力な匂いだ。自然素材から作られているのでほぼ環境に優しそうだ。1kgくらいではとても足らないが、明日以降の効果が見ものだ。とはいうものの、わが農園もついにイノシシの管理下におかれたのは間違いない。

    

   

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やっと焚き火日和が来た

2018-09-23 19:10:23 | 野外活動

 台風や長雨続きでなかなか焚き火ができなかったがやっときょう実現。たまりにたまった草刈りの雑草が雨でぐっしょり濡れていたのでなかなか火のまわりが悪かった。

        

 さいわい、知り合いの製材所から端材を貰って来ていたのでここに火を点けながら雑草を乾かしながら燃やしていく。この薪だけで4袋も使ってしまう。いつもだと2袋あれば十分なのに。

     

 いつものように、ソーメンを茹でながらダッチオーブンで焼き芋を作る。さらに焚き火でできた消し炭でお湯を沸かしてコーヒーを煎れる。そうして胃袋を満たしながらも友人二人を交えて久しぶりの終わりのない歓談が続く。

          

 ちょうど栗が落ちてくる時期でもあるのでそのイガをついでに焼いていく。濡れていた雑草や枝の塊もだいぶ燃えていった。火の使用は人類に希望を与えた。焚き火のおかげで乱雑だった風景がきりりとすっきりしていくのが小気味いい。

             

 夕方には、ほとんどの雑草や枝が燃え尽きていった。自然エネルギー100%のチカラで4人の胃袋と唇を満たしてくれた。冷蔵庫にちょっぴり残してあった天ぷらの天然マイタケも賞味できた。ありがたい自然の妙味にあらためて感謝を夕空に向かって大きく投げつける。月がそろりと見てくれた。そう言えば、金持ち事業家が数千万円かけて月世界旅行をするなんていう不届きとそれを大きく報道するメディアに怒りを抑えられない。

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カマキリサーカスでござーい!

2018-09-22 18:03:07 | できごと・事件

 わが家はカマキリ軍団に占拠されてしまった。その記念なのか、戦勝記念なのか、カマキリサーカスが行われていた。筋肉痛のときときどき使う薬「アンメルツ」の上に乗ってから向かいの十数cm先にある図書に瞬間移動しようというわけだ。

 

 ところがあと数cmというところで届かない。カマを伸ばすがなかなか成功しない。観客となってしまったオイラはつい応援してしまうが、声援はことごとく裏切られる。

                

 むしろ気を許してしまうと上から落ちそうに何回かなった。場所は滑りやすい。それでもカマキリは軍団のメンツをかけて挑んでいく。その心意気が美しい。

                

 ついに成功。どうだいと、こちらを向いて顔を傾ける。

        

 

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したぁーにー、したぁにー、コジュケイのお通ぉりー

2018-09-21 21:00:20 | 生き物

 ひと気のない急坂を車で登っていたらハトくらいの鳥の親子?がゆったり横切る。車を止めてその様子を見ながらカメラを向ける。すると、シャッターを切ったとたん大急ぎで逃げ出した。コジュケイ(小綬鶏)だった。「」とは、勲章につけられる布製の帯のこと。コジュケイの喉当たりがそれに似ているという。「ジュケイ」は中国に生息するキジの仲間で、「コジュケイ」はそれより小さいことで名前がつく。

 そういえばつい最近、わが家の庭をツカツカ歩いて縦断し、道草山にに登って行ったことがあった。そのときは「チョットコイ チョットコイ」と啼きながら歩いていたように思う。もともとは外来種で、大正時代に中国から狩猟用獲物として東京・神奈川あたりに放鳥されたものが野生化されたらしい。

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