山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

タケノコ大なべ三杯

2012-04-30 00:23:36 | 食彩・山菜・きのこ
 ずりだし研究学会の精鋭は、「山菜・きのこを愛でる会」の理事でもある。
 昨日は孟宗竹のタケノコ掘りに挑戦、収穫。
 あんのじょう、大なべ三杯ものタケノコを茹で上げた。
 深夜まで、飲み食い、論議し、罵倒し、笑いが絶えない。

      

 皮も焚き火でじっくり燃やして灰にしたので、後日畑の土となる。
 茹で上げたタケノコをスライスし、ホースラディッシュ醤油につけて食べると絶品だった。

 つくづく地元の方から竹林を提供してくれた関係がなによりもありがたい。
 さらに、ヤマウドもそこそこ収穫させてくれた。

             

 ちなみに朝食は、わらび醤油漬け、クレソン・シオデのサラダと、採集経済でまかなった。
 さらに桜の塩漬けご飯がまた逸品。
 これも採集経済の賜物。
 わが家はまだ縄文生活を踏襲している。

 団塊世代のパワフルな研究員らは帰途についた。
 すると、いつもの静寂がやってきた。
 これが現実であることを思い知った。
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ずりだし研究学会一行無事到着!?

2012-04-29 01:06:55 | 野外活動
 昨夜、オイラの山菜の師匠及び「ずりだし研究学会」研究員がわが家を訪れた。
 関東から「新東名」経由でスイスイ春野へ無事到着。

 さっそく、「ずりだし」の作り方を研究したのであった。
 基本は焚き火。
 一気呵成に鍋の熱湯にうどんを投入するのだが、ファイヤーキープが決め手だ。

         

 7・8分くらいで「ホウレンソウ」も投入。
 その間に、おわんに生タマゴ・醤油・カツオブシを入れておく。
 これが基本。

 あとは茹だったうどんとゆで汁を入れていただく。
 これが奥多摩秘伝のずりだし料理だ。
 おそらく、山の民が山仕事に間に食べる料理方法に違いない。

                  

 冬にはこのあったかいずりだしがサイコー。
 ホウレンソウのかわりに山菜を入れればさらにグー。
 研究員はその様子をカメラにおさめたり、味の感想を分析したり、喧々諤々の論議となった。

 脱線した話のほうがもちろん多くなってしまったが、おいしい春野茶を飲んで例会は終了した。
 しかし、研究員の一部ははいつのまにかデカイいびきをかいて寝ていたのだった。

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ヤブレガサじゃないよ モミジガサだよ

2012-04-28 18:26:39 | 植物
 道草山は山菜のにぎわいのこのごろだ。
 「シオデ」は、間違って踏んでしまうくらいアチコチ食べごろのようすだ。
 今晩、山菜の師匠一行が関東から新東名経由で来るので、大事にとっておく。
 
 そんな山の一角に「モミジガサ」がまた食べごろだ。
 といっても、もったいないのでしばらく鑑賞することにした。
 ヤブレガサとモミジガサがやっと間違わないようになった。

 「コゴミ」は大きくなりすぎて食べるチャンスをつい逃してしまった。

 天気のよい日は農作業も忙しいのでやりきれないことが多い。
 和宮様のゼンマイ病もとりあえずおさまり、きょうは桜の塩漬けを一つずつ干していた。

 春たけなわの道草山。
 人間も煽られる春。
 春は生き物のいのちに点火をするんだなー。
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尾上ガーデンの中央にスミレハウスあり

2012-04-27 20:56:28 | 植物
       

 4月上旬から始まった尾上ガーデンのスミレは、そろそろ終盤へ。
 庭の中央にあるスミレハウスは数百のスミレが栽培されている。
 また、庭のあちこちにはいろいろな種類のスミレがのびのび顔を出している。

上の画像は、「ベニバナナンザンスミレ」(紅鶴)、下は「ヒラツカスミレ」(くれない)のようだ。

            

                

 同じようなスミレでも微妙に違っていたり、違っていても同じ種類だったり、キノコ並みに複雑で同定が難しい。

                    

      

 できれば、日本の野山に自生しているスミレを大切にしたい。
 かなりの枚数のスミレ画像を撮ったのだが、マクロのピンぼけが続出。
 それほどに、尾上ガーデンにはスミレの種類が豊富でもあるということだ。

 人間がいなくてもスミレは群生できるが、ともに生きる環境があれば、お互いにみずみずしい暮しが送れるということだ。
 尾上ガーデンの存在はそんなメッセージを我々に与えてくれる。
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尾上ガーデンの多彩なイカリソウ

2012-04-26 20:12:22 | 植物
 春野町の尾上ガーデンの「イカリソウ」は、4月上旬から4月下旬まで多彩な種類が登場する。

    

      

 同じ紅色でもそれぞれかたちも色合いも違うのがわかる。

           

 これは「いかり」の形のない「バイカイカリソウ」。バイカとは「梅花」の形をしたイカリソウ。

                

 黄色系の品種もある。「キバナイカリソウ」は、ほんのりした黄色の色合いが日本的。

                     

                      

 イカリソウがかくも人気があるとは。
 雑木林で野生のイカリソウの群落と出会ったときは喜びはひとしお。

 尾上ガーデンのイカリソウは、あちこち散在しているので探す楽しみが楽しみ。
 オープンガーデンなのでだれでも訪問ができるのが魅力。
 過疎の中山間地でこうしたスペースを作った情念・夢がすごい。
 「一人から始まる」「一人から変えられる」の典型例だ。
 
    
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ゼンマイ病は重症だ

2012-04-25 20:25:24 | 食彩・山菜・きのこ
 和宮様のゼンマイ病がまたもや再発した。
 「いないなー」と思ったら、山からひょっこり出てきて大量のゼンマイを収穫してくるのだ。
 
 そしてそそくさとゼンマイの綿を取り去り、灰と共に熱湯をかけて一昼夜。
 次の早朝には顔も洗わずそのゼンマイを干しにかかる。

         

 天気がいいとあわてて揉みこんだゼンマイを再び干しにかかる。

               

 ゼンマイを並べるだけでも手間がたいへん。
 まるで抽象画のようなゼンマイ模様がござを生かしてくれる。

                    

 針金のように細くなったら完成間近だ。
 しっかり干さないとカビがはえてしまう。

 林道みたいな国道を車で通行していても、和宮様の眼力はゼンマイに焦点を当てている。
 ゼンマイに追われている生活はとてもスローライフとは思えない。
 近所でゼンマイを収穫しているという話はあまり聞かない。
 むしろ、近所の人が「あそこにあったよ」と情報をくれる。

 ゼンマイ病はいつ完治するのだろうか。         
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桜の塩漬け4Kg こりゃ内職だ

2012-04-24 22:09:23 | 食彩・山菜・きのこ
 先日雨の中で収穫し、いただいてきた八重桜の花(「関山」のようだ)がずっしり。
 昨年に引き続き、これを使って「桜の塩漬け」を挑戦。
 見事な花色に心動かされ、すがすがしい香りが部屋に充満する。

 枝から花柄までを摘み取り、柄のもとにある小さな「苞葉」を取り除く。
 これがなかなか時間がかかる。
 和宮様は明け方近くまでふんばった。

    

 水洗いをして、野菜水切り器で水気を切る。
 量ってみたら全部で4Kg近くあった。
 今までの最高記録だ。

         

 漬物樽に桜と塩を混ぜ合わせながら漬け込む。
 塩は全部で20%入れ、重石をする。

              

 以前買ってあった紀州の「白梅酢」及び一作年作った梅干の「白梅酢」を絞った花に振りかけるのだが、まずはここまで。

                     

 塩漬けの桜をご飯に混ぜて、いただきまーす。
 桜の香りが抜群。色も良し。
 うまーい。お代わり3杯。

 これからの作業は、白梅酢で漬けた桜を一つひとつ重ならないように広げて陰干しする。
 この作業がお天気を気にしながらの地道な作業。
 ひたむきで気長な工程が待っている。
 和宮様の一途な出番が続く。
    
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尾上ガーデンに春の山野草競演

2012-04-23 22:20:18 | 植物
 10日もたてば春野町にある尾上ガーデンの山野草のキャストが入れ変わる。
 なかでも圧巻は「クマガイソウ」(ラン科)。
 向かい合った扇に袋状の花が立つのが特異だ。

        

 庭のあちらこちらにひょいと「シラユキゲシ」(ケシ科)が立ち止まる。
 頼りなさそうなケシの花のようだが芯は強い女性みたいだ。
 英名が「スノーポピー」のほうがぴったり合う。

           

 花が終わってからのほうが気品がある「オキナ(翁)グサ」(キンポウゲ科)。
 小道の真ん中にオキナグサの小さな芽が出ている。

                 

 サクラソウかと思ったら「クリンソウ」(サクラソウ科)だった。
 湿地帯でよく見かけた。

                     

 東海地方特産の超大型「スルガテンナンショウ」(サトイモ科)。
 経験的に道路側に花の背(仏炎包)を向けていることが多い気がする。

 とても紹介できないほどの花が競演している「尾上ガーデン」。
 おそらく町内随一の山野草ガーデンと思われる。
 春野町の宝でもある。
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山わさび(ホースラディッシュ)ソースづくり

2012-04-22 20:20:52 | 食彩・山菜・きのこ
 予定していた散策会が雨で流れ、家に閉じこもる。
 それで、大量に収穫したホースラディッシュのソースづくりに着手。
 皮をむいてから輪切りにし、フードプロセッサーにぶち込む。

 

      

 本体を細かくするには今ひとつだが、とりあえず、ボール一杯分の粉ができた。

              

 その一部にマヨネースとからめてみる。
 よさそうなので、食パンにつけて食べてみる。
 うまい!! 充分、いける味!
 写真撮るのを忘れて食らう。

                  

                      

 残りはスプーン山盛り2杯をラップに包んで、25個ほどを冷凍庫へ。
 悲しくないのに、涙や鼻水が出る。

 使うときは醤油や酢やヨーグルトなどでその都度ソースをつくる。
 サンドウィッチや刺身・肉にもあいそうだ。
 楽しみがまた増えてしまった。
 
 
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道草山のスミレがにぎやかだ

2012-04-21 22:18:29 | 植物
 わが道草山はスミレの仲間がちょっぴり増えてきた。
 以前、ヒゴスミレの葉っぱを見て驚愕したが、同じ葉っぱの切れ込みを持つ「ナンザンスミレ」と言うらしい花が咲いた。
 昨年植えたものだが、子孫を増やしてくれた。

       

 同じく昨年植えた「アカネスミレ」も花をしっかり付けてくれた。
 葉っぱは薄いハート型だが、花の数が多い。

             

 自生の「オトメスミレ」が引き続き群落を作っているのがうれしい。
 タチツボスミレと似ているが、花が白い。

                

 先日、向かいの方からいただいた白いスミレ。
 葉身がへら型で白い花のスミレは図鑑を見てもなかなか出てこない。
 「シロノジスミレ」か「シロバナツクシコスミレ」か?
 どうも園芸種の「初雪スミレ」らしい。

 畑にはびこっていたので処分していると言う。
 「珍しいスミレみたいですよ」と伝えたが。

 これ以外に、ポピュラーな「タチツボスミレ」、「ナガバノスミレサイシン」、「ヒメスミレ」の群落がある。
 合計7種類のスミレが、いらっしゃいます。
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