山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

埋めりゃーいいってもんじゃないぜよ!!

2010-12-31 18:16:48 | できごと・事件

 大晦日だから、この1年間の歩みを振り返ろうかなーとも思ったけど、頭にきていることがあるぜよ。

 裏の道草山に家電類が埋もれているのが前々から気になっていたので、やっと、その気になってその一部を掘り出してみたんだ。

 するとね、出るわ、出るわ、ビン・缶・ビニール・靴をはじめ、テレビ・茶刈機・炊飯器・米びつ・ガス台などが次々掘り出したのだ。

 こんなものまで埋めて何になるというのだ、と怒りより呆れてしまうばかりだ。

 田舎の人は生態系に則った暮らしをしているはずなのに、こんなものを土中に捨てるとはもってのほかだよね。あまりに粗大ごみが多いので途中でやめることにした。これから機会があれば、気を取り直してまた発掘作業といくかー。 (ため息)

 こうしたことから来年のキーワードは、「掘り起こし」ということになりますかね。 掘り起こすことで膿を出し、さらに地域の自然と人という宝を発見していくということでしょうか。

 

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コリャなんだ!木の中に花が?

2010-12-30 07:41:07 | 旅行・散策

 山城への細い道を歩いていたら、道の傍らに花が埋まっている倒木を発見。

 これは金太郎アメのように、切っても切っても同じ柄が出てきそうだ。 いったい、なぜこのようなことが起きたのだろうか。

 両側を針葉樹に囲われた同じような風景が続く中で、こうした発見ができるのはまさに散策の醍醐味である。

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部屋が増えそうです!!

2010-12-29 16:22:56 | リフォーム・屋内作業

 台所の隣に昔の味噌倉の土間があり、しばらく手つかずでした。

 いつのまにか厨房容器が増えてきたので、その味噌倉のリフォームが急がれていました。 やっと、重い腰をあげ床の土台作りとなりました。高さを水平にするのに時間がかかりました。

 年内に床張り完成が目標でしたが、来年に持越しです。 少しずつ材料や部品を集めてきたりして、取り掛かるまでが意外に時間を食うものです。 それは畑の作業と似ていますね。

 

 

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山里の餅つき

2010-12-28 17:01:22 | 食彩・山菜・きのこ

 山里の転居した空き家の庭で餅つきが始まった。しばらく使われなかった臼と杵がうれしそうに登場した。活躍の場があることは生き物にも道具にとっても大切なことだ。

                                        

 準備と食べるのが忙しく、なんとまー、餅つきしているシーンをカメラに収めることができなかった。

           

 餡子の入ったお饅頭に、醤油・鰹節・ネギだけの餅、納豆餅・卸大根の餅と、よくまあ食道につかえなかったと思うほど、搗きたての餅をくちびるの奥にかきこんでしまったのだ。

                   

  この1年、短い期間にもかかわらず本当に人のつながりという財産をいっぱいいただいた。過疎という過酷な条件にもかかわらず、前向きに生きようという熱いハートを持つ人との出会いはおおいに私の心の支えになった。

 また、東京からも一日かけてこの山奥へ訪れていただいたことも大きな激励になった。 もちろん、不便な生活をあえてともに楽しもうとした和宮様にも感謝でいっぱいだ。

 しかもきょうも春野に住みたいという新婚夫婦に初めて出会った。 暗いニュースや「無縁社会」という言葉が流布するなかで、この過疎の中でのみずみずしい出会いは換えがたいものがある。

 ストレスをかかえる都会の人はぜひ一緒にこのカントリーライフを楽しみませんか、と心から思わずにはいられない。

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コリコリたくあんができました!

2010-12-27 18:51:52 | 食彩・山菜・きのこ

 畑でできた大根約4kgを1週間ほど塩漬けし、葉はそのまま干しました。

 それから樽の水分をきってから、農協で買ってきた「新漬たくあんの素」と干した大根の葉を入れて、しっかり重石をしてもう1週間待ちました。

                              

  さっそく食べてみるとコリコリしたたくあんになりました。 ややインスタントな感じが味にも出ていますが、音を立てて噛むのが快感ですね。一人で1本を食べてしまう勢いでしたよ。

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忘年会のはしごから

2010-12-26 21:35:08 | 出会い・近隣

 日本列島が寒さで震えた昨日のこと、新進気鋭の若きシイタケ・お茶農家さんが呼びかけた忘年会に朝からお邪魔した。

 ふだんは町に住みながら、シイタケの菌打ちやイベントの手伝いなどがあるとすばやく馳せ参じる顔ぶれが集まった。 定年後をいきいき暮らす心豊かな朴訥さが私の心を動かした。 こうした方々の具体的な支えが、過疎地を励ますのだということ。

 それは、誠実なお茶農家の人柄によることが大きいことを再認識した。 「緑のふるさと協力隊」から春野町に研修に来ているMくんもフィドルというアイルランドの民族楽器の演奏でみんなを楽しませてくれた。

 一方、夕方からのもう一つの忘年会にも駆け込んだ。 この1年であっというまに森林コーディネーターらとのつながりが深まってきた個人宅である。春野町の活性化を真剣に考えているひとりだ。 そのネットワークの深さと広さには頭が下がるほど獅子奮迅の行動力なのだ。

 この個人の情熱というものが春野町のムーブメントになっていく可能性に満ちている。 残念ながら、町の既成組織や自治体はその動きに鈍感だ。

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今年初めての冠雪

2010-12-25 23:38:16 | 風景

 肌寒い朝のことでした。雨戸を開けたらなんと世界は白銀の世界に塗られていました。

裏の道草山からわが家と倉庫を切り取ってみました。今年初めての雪でした。

枯葉の秋に白い絵の具が塗られ始めていきます。粉雪が踊ります。

忘年会にすぐ出かけなければならなかったのですが、隣の地区には雪というものがありませんでした。同じ地域なのにかくも違うものなのです。

昼間と夜の忘年会の掛け持ちの余韻をしっかり運びながら家路にもどりましたが、魔法の雪は音もなく消えていました。

寒さはいよいよ本腰を入れてきたようです。 どのようにつきあっていきましょうかねー。

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木登りするサンタクロース

2010-12-24 19:50:52 | できごと・事件

 世はクリスマスイブ。 中山間地に住んでいるとクリスマスの喧騒から排除されている。

それは森を征服してきた一神教にとって、森は開発の対象でもあった。 全知全能の神はすべてに君臨する絶対者・支配者だった。 ときには、異教徒を殺戮することが自らの罪をなくし、聖戦とされた。 ただし、ロビンフットは森とその民を守るために侵入者と闘った。

 宣教師は国益の尖兵・斥候として未開発国の植民地化に貢献した。 それがいまの大国としていまだに世界を動かしている。 

 森をあがめる多神教にとっては、森は多くの神や仏が宿る共生と調和の存在だった。 それは、アイヌやネイティブインディアンのように森や自然を畏敬する文化と品性を育てた。

 日本の僧侶も神主も歴史的には国家に利用され、民衆統括のツールと成り果てた。

 もちろん、真摯な指導者・信者が多数存在したことはまちがいないことだが、こうした歴史的な事象を反故にしたくないものだ。

 そんなことをよそに、静かな国道沿いの木にサンタが木登りしていた。 春には鯉のぼりを持っていたが、正月はどうするんだろう。 頭上には大きなカブトムシがなぜか今ごろ樹液を啜っている。

 中山間地らしい愉快が私を軽やかにしてくれる。 この「余裕」が実に素晴らしい。  

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これでどうだ!防寒対策!

2010-12-23 19:44:54 | 農作業・野菜

  植木鉢で育てたイチゴが地面に根を張り、それを移植してイチゴ畑を作ったが、全く自信がない。果たして、実がつくのだろうか。

 いちばんの課題である「防寒対策」。これをまずクリアすることが至上命令であることが今までの経験でそうなのである。教科書には出ていないことだ。

 ホームセンターにべたがけの不織布を買いに行った。畝にべたがけをし、その上にさらに「寒冷紗」をかけ、まわりに竹で囲んだ。ここまでやるのに、なんだかんだで2週間ほどかかっている。

 強風はこの竹をも吹き飛ばすほどのパワーがあるので垣根のように横に竹棒も入れてある。ここの集落は、寒さも強風もすごいと評判の場所だった。

              

 一昨日、水道のメーターボックスが設置された。 基本的には漏水がわかる目盛があるのだが、将来的には個々の家の水道利用量がわかるしくみなのだろうか。 現状では沢から引いた簡易水道なので月額1000円で使い放題ができるのだ。

 便利になっていくとどういうわけか出費も増えていくしくみにはめられてしまうんだなー。                      

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急峻な日本だからねー

2010-12-22 20:11:36 | できごと・事件

 がけ崩れというのがこれほど身近に感じたことはない。

 同じ地区内で起きた崖崩れは今月上旬にはもとどおりに修復されたが、不便極まりなかった。

 数分で行ける所を30分くらいかかって迂回しなければならなかった。何度も遠回りしていると、時間の問題ばかりでなく急な林道なのでガソリン代も馬鹿にならない。

 都会に暮らしていると、どこも平野部にいるように思えてしまうが、日本はこうした急峻な地形にあるというのを初めて知ったわけだ。

 日本の約7割近くが森であることが実感としてわかるようになったのも、田舎暮らしのおかげだ。

つい、都会中心主義、東京一極主義が日本を跋扈しているが、どうも、政治も経済も文化も感性も全てが「都市の論理」で動いている。

 都市と地方との共存を思いいれるとき、下流住民が上流域を考えるとき、サービス業が農林業の発展を思うとき、日本のルネッサンスが本格化する。

 龍馬よ、いま、われわれは何から始めればよいかのう。

 

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