数年前、パソコンでフィッシング詐欺にあう。まだフィッシング詐欺が社会問題になる前かもしれない。ウイルスに感染している、詐欺被害にあっている、口座が停止されそうだとか脅されて、つい、誘導されるままにアドレスなどをあわてて記入してしまった。すると、以来毎日の様にメールが飛び込んできた。特にひどいのは宅配でよく利用していたAmazon関連のメールだった。
そのうちに、こちらも慣れてきてどんな内容でどんなアドレスで送信しているかが面白くなってきた。偽amazonのアドレスには、次のような表記があった。
「”a"mazon」「amazon”a”」「AMAZON」「am"o"zon」「am"eair"zon」「mazon」
「Amホアzon」→ これは送信国がわかっちゃう。
なかには、「amazon"h" acccount」、「Amazon "jp"」、「updyatet」とかいうのもあり、ひねり出している「苦労」が伝わってくる。それでも、数百万以上の収入があれば人を騙すのもちょろいものだ。
さらに、Amazon表記のあとに小文字を付けていた。つまり、「amazon"h"」というわけだ。そうして、アルファベットの26文字のうち、使われていなかったのは、「g/u/e」の3文字だけだった。ひょっとすると、すべて使われていたのかもしれないがこちらのチェック漏れかもしれない。
さらには、Amazonからだけではなく、カード会社・銀行・えきネット・ETC・你的名字(明らかな発信元だ)・楽天・税務署・アメリカンエクスプレス・ヨドバシなどの名前で送信してくるようになる。オイラのアドレスを使いまわしている気がする。大きな被害はなかったようだが、面白がっている場合ではない、早急にアドレスを変えなくちゃ。
このところ、統一教会・偽旗作戦・フェイクニュースとか謀略的な機関のうごめきがはなはだしい。それだけ、本当のことが崩壊して、生きる不安感が増大しているということだ。進歩とは、幸せとは、人生の道筋とは、一見平和そうに見える暮らしの中に、揺らぐ時代に揺らぐ人間が根元を翻弄される。