山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

柿は絶好調、そして10Kgのトウガン

2015-10-31 21:02:48 | 農作業・野菜
 わが家の台所の隣に「次郎柿」2本が実っている。
 例年だと、ヘタムシに食われて80%くらいがボタボタ落ちてしまう。
 そのおこぼれをいただいてきたわけだ。

         
 酷いときは10個も食べられなかったときさえあった。
 今年はどこも「生り年」ということで、食べに来るカラスが少ない。
 農薬をかけていないので半分以上は商品にはならないような代物だが、大きさも立派になってきた。
 おかげで食事やおやつどきに柿が毎日出るようになっている。
 柿も虫対策で調節しているのかもしれない。

                          
 春にキャベツの5cmほどの小さな苗をいただいた。
 100株くらいもあったのでいろいろな人に引き取ってもらった。
 そのキャベツが25cmほど結球したので、ためしに収穫する。
 重さはやや軽かったのでまだ収穫には早いようだったが、「いのちの成長ってすごいなー」とあらためて感心する。

      
 圧巻は「トウガン」だ。
 実の数が少なかったせいだろうか、初めて収穫したトウガンの実は体重計で10Kgもあった。
 過去最高の重さだ。
 縦の長さが約40cm、横が約20cmと、大きさもスイカ並みだ。

 石と粘土質だった土壌は、じわじわと野菜に優しい土になってきている気がする。
 雑草も元気だが、農薬を使わなくて良かったとつくづく思う。

 
 
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サツマイモの収穫始める

2015-10-30 21:46:29 | 農作業・野菜
 先日サツマイモの試掘をしたところ「そろそろいいじゃん」と判断し、一昨日から収穫開始。
 まわりの雑草や木を刈りながらなので時間がかかる。
 けっこうずんぐりの「安納芋」だ。

 収穫が遅かったかもしれない。
 野ネズミの主食になっていたようでけっこうかじられていた。
 天日干しをまずやっておく。

      
                         
 そのそばに勝手に伸びていた「ハスイモ」もずいぶんお世話になった。
 畝づくりの関係で昨日はついに撤去することになった。
 4本収穫してさっそく味噌汁の具となってもらった。
 ヘルシーばかりではなく、食感がいい。

              
 草刈りを毎日少しづつやっているが、雑草の奥底で「カボチャ」を発見。
 さすがに汚れていたが、タワシできれいにしたら立派なカボチャとなる。
 あと1個最後のカボチャを残しているが気温の関係かなかなか太くならない。

                           
 先週後半から原木シイタケがボンボンできはじめたので、干しシイタケづくりを始める。
 昼間は天日干し、夜は掘りごたつに入れる。
 シイタケの匂いが部屋をかけめぐる。

 秋野菜の収穫が続く。
 それに従い、後始末も忙しい。
 

          
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「かぶせ茶」を飲む

2015-10-29 19:50:08 | 特産品・モノ
 以前東京に行ったとき買ってきた「かぶせ茶」を飲む。
 かぶせ茶は、収穫の一週間前後に茶木に直接寒冷紗をかけてから刈り取るらしい。
 玉露は茶園全体に寒冷紗をさしかけるが、「かぶせ茶」は茶木に寒冷紗を「かぶせる」ところからきた名前だ。

      
 主要な産地は三重県伊勢市の水沢(スイザワ)町だが、そこで生産された茶葉だった。
 茶葉は甘いお茶の香りがいい。

                        
 低めの温度で煎れると旨みがぐっと伝わってくる。
 熱い温度だと渋みが出てしまう。
 玉露と煎茶の中間の味だ。

 近所の茶農家に聞くと、「かぶせ茶」もやっていたけど価格がほかと変わらないのとかぶせる手間もかかるのでやめてしまったという。  消費者や生産者がもっと声を出していたら売れ行きが違っていたかもしれない。
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七輪を持ち込んで

2015-10-28 18:32:50 | 野外活動
 わが家の常設焚き火処の周りには枯草やキクイモの巨大な茎をはじめ古くなった支柱が山となっていた。
 少しづつ燃やしていく。
 竹の支柱がよく燃える。

                       
 寒冷紗を抑えていた古い端材や古くなったほだ木などがあり、燃やす薪は事欠かない。
 いつのまにか生ごみや枯草も灰となり、いずれ畑に戻される。

        
 野外でできた消し炭を七輪にくべて、夕飯は炬燵の上に七輪を載せてシイタケやパンを焼く。
 多少の煙は古民家に住む虫封じにはいいかもしれない。
 熱いお茶も飲めたし、おかげで自然エネルギー100%の夕飯となった。

 循環型田舎暮らしを実感する一日。
 篭いっぱいの収穫したキクイモをきれいにし水洗いする。
 これがけっこう時間がかかったが、調理への関門がやっと開く。
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「道草流」生け花旗揚げか

2015-10-27 20:34:44 | アート・文化
 畑の周りには秋がきらめいている。
 カエデはまだ紅葉していないが、「ニシキギ」はすでに紅葉し、赤い実をつけている。
 「そうだ!これを生け花にしよう!」

                       
 というわけで、以前「百古里(スガリ)」でいただいた竹の花瓶に生ける。
 ニシキギの茎にはコルク質の「翼」がついているのが特徴。

    
                             
 「コムラサキ」の紫の実がたわわに秋を賛歌している。
 わが荒れ地は、ススキとシシウドの解放区となっているんで、それも投げ込む。
 「道草流」生け花は、野の花や畑の周りの樹の花を数分で活けるのが本位だ。

             
 近所の人からいただいた「おもちゃカボチャ」も和宮様がついでに飾ってくれた。
 なんだかんだ忙しかったが、こうしたことができるのも多少の余裕ができてきたことなのかもしれない。      
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炭焼き窯づくりを手伝う

2015-10-26 20:44:49 | 市民活動・まち育て
NPO法人「楽舎」が取り組んでいる本格的な「炭焼き窯」づくりを手伝うことになった。
 近隣の80代・90代長老の指導をいただいて若者・自称若者もいい汗を流している。
 整地・赤土運搬・木材の確保・窯の形成とほぼ完成間近の現場だった。

        
 窯の入り口を補強し、ひたすら窯全体を叩いていく。
 ちょい参加のオイラにはわかりやすい単純作業だったので安心する。
 血行が悪いオイラの腕や指には絶好のリハビリだ。

                                
 長老がその場で作った用具がなかなかの優れものであることに初心者一同は感心する。
 炭焼き窯づくりも作れる人がどんどんいなくなるのを継承する活動でもあるが、その長老たちの凛とした無駄のない作業に感動する。
 放置された竹林の竹炭づくりも挑戦していくとのことだ。

        
 煙突の部分になる丸太を引き揚げる作業も長老たちの知恵が素晴らしい。
 周りは赤土でしっかり固まっている。
 梃子の原理と縄の位置をずらしながら少しづつ丸太を上げていく。
 丸太が撤去できた時は歓声が起きた。
 すぐに煙突が据えられる。

                              
 オイラは叩き専門で許してもらう。
 それもきれいに仕上げるのは意外に難しい。
 簡単そうに見える作業にも微妙なスキルがある。

       
 一段落したところで、塩と酒を撒き、池谷理事長が神事の祝詞を自前で高らかにやってしまう
 今日は窯の入り口で火を焚き窯全体の乾燥を進める。
 オイラは午前中しかかかわれなかったが、この作業にかかわった10人ほどの心にはロマンが高まっていたように思う。
 時代のスピードにはそぐわない作業の中には、忘れられた豊かな日本があった。
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街並みが美術館という「ちっちゃな文化展」

2015-10-25 21:23:52 | 市民活動・まち育て
 掛川市の遠州横須賀街道で行われている「ちっちゃな文化展」に行く。
 かつて宿場町としてにぎわいがあった街並みの豊かさはやはり大都会に吸い取られていった。
 それを食い止めようと立ち上がったのが「遠州横須賀倶楽部」だ。

                      
 100人ほどの作家や有志が自宅や古民家を利用して作品を展示したり販売も行う。
 場所は60か所にもなるという。
 そのことで荒廃も認められる民家も生き返り、ストリートは原宿と化した。

       
 日々の小さな努力は、大きな舞台を形成した。
 そうしたアーティストの活躍のかたわらで、ところどころ行政や高校生の支援も見られた。

                           
 最近は自宅の民家や庭をリニューアルする家もちらほら見られるようになってきた。
 これも、「ちっちゃい文化展」効果ということに違いない。

     
 「地方創生」の強調は、逆に言うと、「大都会中心主義」「東京中心主義」「大企業優遇主義」の言い訳、おこぼれに過ぎない。
 そんなとき、捨てられた小さな心を大きくつないでいった世界を具現した街並みがそこにあった。

                    
 欲しいものもいっぱいあったが、常用している「遠州沖ちゃん塩」を購入する。
 元気なおばちゃんたちが海水から作った塩だ。
 

           

                  
 
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スズメバチを撃退

2015-10-24 20:08:30 | 生き物
 スズメバチは相変わらず日本ミツバチの捕獲を続けている。
 早朝はお互いに遠慮しているらしい。
 10時ごろになると活動開始となる。

     
 スズメバチが近づくと日本ミツバチは入り口を固めて緊急防御態勢に入る。
 そういうお互いの意思伝達はどういうふうにしているのだろうか。
 けなげな日本ミツバチに味方してスズメバチの捕獲に入る。

                      
 昆虫網で巣箱に近づいたスズメバチを確保。
 一度目は失敗してしまったが二度目に成功。
 あまり失敗してしまうとこちらが危ない。

          
   
 捕獲した網を路上に持っていき長靴で軽く踏みつぶす。
 近寄ってよく見るとどうやら「黄色スズメバチ」のようだ。
 お腹を見ると結構大きい。

 その後の巣箱を見ると警戒網を解いたようで、入り口にはミツバチはほとんどいなかった。
 良かった。
 生産者の立場から言えば、ハチミツの生産量にも影響する。
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クリタケ発見、シイタケ本番

2015-10-23 20:10:13 | 食彩・山菜・きのこ
 毎年出ていたナメコを見に行ったら案の定まだだったが、その赤ちゃんがあったので期待できそう。
 そのそばに、一昨年菌打ちしていた「クリタケ」が出ていた。
 これはすっかり忘れていたぞ。

        
 夕飯はこれで決まり。
 傘の色合いはまさに栗と同じ色。
 さっそく一部を収穫する。

                       
 味噌汁に「クリタケ」を入れて間引き大根と一緒に食べてみる。
 シコシコとした食感があり、大きさもかわいい。

     
 そして、きのこの優等生、「原木シイタケ」がぐいぐいと出てきた。
 気温が15度くらいになると出てくると聞いていたが、その通りとなった。
 これもさっそく夕飯に焼いて食べてみる。
 炭火だと旨みが違うのだが、ガスで焼くことにして我慢する。

 いよいよ、シイタケ本番。
 わが道草山で伐採したコナラにシイタケができていくのがサイコー。
       
 
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畑の野の花と園芸種と

2015-10-22 21:15:40 | 植物
 エビイモ畑の隣に「イヌホウズキ」(ナス科)がすくっと白い花を付けていた。
 「アメリカイヌホウズキ」にもかなり似ているがどちらでもいいことにする。

    
 キャベツ畑の隣には「トキワハゼ」(ゴマノハグサ科)の見事な花が一輪。
 春から一年中咲いているので「常盤」がつく。
 種が爆ぜるので「ハゼ」がつく。
 似た形の花の「ムラサキサキゴケ」は春だけ咲き、匍匐する。

                 
 雑草の中に「カラスノゴマ」の実がなっていた。
 このさやの中にゴマがあるがまだ見るのは早いようだった。
 葉っぱが草紅葉で秋も楽しませてくれるサービス旺盛なカラスノゴマ。

                            
 畑の中央に花壇もどきのゾーンがある。
 そこに和宮様が葉挿しで育てた菊が見事に満開だ。
 一つひとつは小さいが鮮烈な色合いだ。

               
 その隣には、長い間花を鑑賞ができるという「センニチコウ」が咲いている。
 こちらも色はシンプルだが菊に負けない集団力で勝負している。

 畑の多くが枯葉模様が多くなっていく中で、秋を主張している花があるのがいい。
 耕運機で二つの畝を耕してふと野の花で一息。
 
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