山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

土地が削られる!!

2009-10-31 21:19:45 | できごと・事件
 道路が拡張することになりました。しかしそのために紅白ポールや青いラインのとおり2m弱わが茶畑が削られてしまいます。が、消防車や大型トラックが通れるようになりますから、集落のためにはなります。
 その補償額が土地より茶樹のほうが高いのには驚きでした。さすが、静岡県というか、厳しい中山間地というか、考えさせられてしまいます。
 まもなく工事が始まります。
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瑠璃色が映えるノブドウ

2009-10-30 20:38:27 | 植物
 中山間地のノブドウはヤブガラシと同じく相手の植物を上から占拠してしまうので、やっかいものになってしまいます。
 しかし、葉の形といい、実の色具合といい、ツルで伸びた容姿といい、なかなか絵になるブドウ科植物です。都会の散歩で私はよくこのノブドウに石垣のスキマなんかで出会ってしばし惚れ込んだものです。とくに、果実の瑠璃色がいいですね。
 浮世絵や北斎さらには近く来日するフェルメールの絵など、大金をはたいて使用した絵の具の「ブルー」(宝石を砕いた岩絵の具)を想起してしまいます。

 葉も切れ込みが深いので、「キレハノブドウ」にちがいありません。
 漢方では関節痛によいとされ、また、二日酔いや生活習慣病改善のサプリメントになっていたり、ノブドウ茶などの活用もあるようです。

 庭のノブドウを刈り取り、飾りつけようとするのですが、その容姿を活かした形がなかなかできませんでした。
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きのこありがとう

2009-10-29 07:47:49 | 出会い・近隣
 先日ナメコを届けてくれた近所のMさんがまた、ナメコとシイタケを持ってきてくれました。立派なキノコです。
 「これ、商品になるじゃない!!」と言うと、
 「年金生活者は、もうけよりみんなが喜んでくれることをするだけさ」と素敵な言葉を残してMさんは近所に配っていきました。キノコ以上にその心意気が私の心を熱くしてくれました。
 過疎にはこうした宝物がまだまだ息づいているのです。ストレスだらけの都会で汲々としていないで、ときにはこうしたスローな山村へ来ていただきたいと強く思うのでした。
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暖房対策

2009-10-28 13:47:14 | リフォーム・屋内作業
 居間の三面に障子がリニューアルされ、やっと破れ障子がなくなりました。
 冬は雪こそ降りませんが、室内温度が0度というときが普通にあるのですきまを少しずつなくしています。和風家屋には障子はやはり捨てがたい存在です。
 
 テレビでは、鳩山総理が代表質問に答弁しているところでした。
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其角が歩いた!

2009-10-27 23:19:11 | 石仏・石造物
 春野町犬居城の麓に芭蕉の一番弟子「榎本其角」の句碑がひっそりと建っている。
「かし鳥に杖を投げたる麓かな」
 其角が晩年のころ、秋葉神社参詣の帰りにこのあたりを歩いて詠んだ句のようだ。
 同時に、「合羽着て鹿にすかるやあきは道」という句も残している(『五元集』)。

 「かし鳥」はカケスの別名で、どんぐりのカシをよく食べるので「樫鳥」というらしいが、ものまねが上手である。
 句の意味はわからないが、カケスの声色で馬鹿にされて思わず杖を投げたのかなと解釈したが、真意はわからない。其角の句は難解で有名だ。
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和宮 江戸へ?!

2009-10-26 21:05:15 | できごと・事件
 和宮様が一時江戸方面へお帰りになるというので、「天竜下り」で有名な天竜浜名湖鉄道(天浜線)の「天竜二俣駅」に向かった。そこに入ってきた電車は車両が1両。バスのようなきわめてシンプルでわかりやすい進入である。
 ラッシュアワーを数十年経験してきた身としては、この現実が同じ日本であることを納得させるのはむずかしい。
 第三セクターとして市民参加を促しながら懸命に鉄道を維持している姿が伝わってくる。
 少数でもそれを大切にする政治の実現を目指す鳩山総理の初めての国会施政演説がこだまする。戦後政治の「清算」がかなうのか、一票の行動から次の行動が問われる時代が始まった。
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冬支度

2009-10-25 19:06:48 | リフォーム・屋内作業
 とっくに剥がれた障子をやっと張り替えることにしました。やはり、寒さがジワジワとやってきていますから。これに障子紙を貼れば、居間は三面リニューアルした障子に囲まれることになります。
 一人で作業しているとすぐ手抜きやら長い休憩やらで、実現が遅くなりますが、和宮様の協力でどんどん作業がはかどります。(夏に完成していたはずの「網戸」がまだ未完成。まさか冬に完成かも。去年の冬に完成予定だったストーブの煙突はまさか春になってしまいかねない。ついでに、「秘密部屋」の床張りも、西側壁の漆喰塗りも昨年からお休み中!!!)

 ということで、ピーマン・ブロッコリー・ツルムラサキは収穫し新鮮なまま胃袋に収めましたが、それ以外の農作業はいっさいやめて冬支度を優先しました。
 夕方5時はもう薄暗く、「家に入れ」と夕暮れは促します。
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彼岸花と対照的な秋分草

2009-10-24 18:53:10 | 植物
 秋分の日を3日間はさんだお彼岸の花と言えば、真っ赤な「彼岸花」=「マンジュシャゲ」が想起されます。それを「秋分草」と言う人は稀ではないでしょうか。
 それほどに、地味で目立たないキク科の野草です。春野町の林道にひっそり花をつけていました。茎も真横に伸びたりして、花瓶に生けようとするのさえ拒否するような扱いづらい植物です。しかも、ヤブタバコなどの似たような仲間もあり、ますます存在証明が難しいのです。
 しかしそこの目立たない中に生き残りをかけて生きているのにちがいありません。草刈機に注意しなくちゃね。
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享保の庚申塔

2009-10-23 20:48:59 | 石仏・石造物
 板碑に彫られた帝釈天の使者である「青面金剛(ショウメンコンゴウ)」を主尊とした「庚申塔」は集落の「庚申講」が造った享保年間のもの(川崎市高津区)。
 4つの手に持つ弓・矢・槍(戟)・輪宝の武器で邪悪を追い払うという。
 板碑の上方に太陽・月・雲を、下方に三猿を配するという典型的な庚申塔である。頭部には蛇がとぐろを巻いているようだ。腰から下が短いのがかわいらしい。
 丁寧に保存されているところから、平安貴族のならわしが民間信仰として庶民に大切に伝播・変遷していった証でもある。庶民のエネルギーを感じる。
 庚申塔は、健康祈願が切実であったということと、徹夜で晩餐を楽しむこととを兼ねた日本人らしい折衷であり、知恵であるように思う。
 庶民に深く浸透した民間信仰のわりには、これを研究する人が少ないのが気になる。
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ススキの活用

2009-10-22 21:12:15 | 農作業・野菜
 ススキの海原を見るとその広さに「やる気」を削がれるほどの迫力がある。だから、あまりリキまず「目の前の小さなことから始めること」が長続きする秘訣だとこのごろつくづく思う。その教訓に従い、目の前のススキを少しずつ刈っていく。すると、視界が確実に広がっていくのがわかってくる。希望の灯が1本・2本とともっていく。
 そうして、畑の畝に敷いていく。右が白菜、左が菜の花の苗。山のように積まれたススキがなくなっていく。見たくれは悪いが一石二鳥の効果を期待したい。
 あとは、防虫網を張るところまできたのだ。荒野に畑が実現したのはまちがいない。
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