山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

逆襲ついに始まる

2024-11-11 21:54:11 | できごと・事件

 イノシシの逆襲がついに始まった。先日、イノシシが侵入している茶樹のトンネルに枝を投入して防御を図ったところ、次の日には、こんどはその腹いせか、裏の畑の道路側の石垣を崩し始めたのだった。どういうわけかわからないがイノシシは石垣の際を掘る習性がある。そこには、ミミズが多いのか、山芋が多いのかそれとも人間に対する腹いせのストレス解消か、もの凄いパワーであった。

 

 石垣があったはずの所が崩され、植わっていた茶樹も根こそぎ掘り出されていた。それが見事わが私道沿いに10mくらい続いていたのだった。あまりの壮観に怒り狂うというより呆れてしまうばかりだ。とても、修復しようという意欲は今のところ失ってしまった。

 

 さいわい、近くのトンネル栽培の大根の若い芽は荒らされていなかったのがホッとしたところだ。このイノシシの狼藉を見ると、冬を前にして腹が空いていたのかもしれないが、やっぱり前日の人間の防御策に対する腹いせとしか考えられない。こんな仕打ちはここ数年、なかったのだから。

 

 ここ数年、イノシシからの大きな被害がなく、むしろシカの食害の方に煽られ、防護柵建設が課題だった。小さな山林を含めた2500坪近くあるわが土地に電気柵をやるのはとても予算も労力も足りない。だから、年金生活者はシコシコと自前で補修を重ねるしかない。

 

 たまたま、地元の組長が来たので現状を見てもらい自治会長に報告してもらうことになった。とはいえ、役所を期待することはできない。組長の話では、近隣の耕作放棄地にも同じような事態があり、石垣が壊されたということだった。人間が鶴嘴をもって掘り出してもこれだけのことはできない。イノシシは短時間であっという間に道具を使わずやり切ったわけである。ハンターの出番を待つしかないのだろうか。そうすれば、その肉をやけ食いしてしまうぞ。

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秘密のサティアンとトンネル発見!?

2024-11-06 21:00:43 | できごと・事件

  残念ながら雑草との戦いはいまだエンドレスとなっている。隣人との境界の小道が雑草で覆われ先が見えなくなっていたので、鎌と草刈り機でシコシコ草取りしていたら、なんと隣人の耕作放棄地に巨大なサティアンが表れてきた。それはススキを丁寧に倒して心地よいベッドだった。人間でも一寝入りできる快適なベッドだ。この3m四方くらいの広さからいって主はイノシシ一家に違いない。コロナ以来、しばらくイノシシの気配はなかったが、昨年あたりから近くにきていることはわかっていた。が、シカの食害はあったもののイノシシからの被害はほとんどなかった。

   

 しかし最近になって、バタフライガーデンに侵入して平地がぼこぼこになるまでミミズ狙いをはじめ出していた。しばらくイノシシは侵入したことがなかったので、どこから突入したかは不明だった。それが小道を挟んでサティアンの反対側に秘密のトンネルがあったのを同時に発見したのだった。しかもそのルートは、以前シカの侵入ルートだったが、補修を続けていたのでしばらくシカの侵入はなかったのに。今度はそれを体力と知恵のあるイノシシが突破してしまったというわけだ。

 

 トンネルは茶木の隙間にできていた。シカ対策のときは支柱を縦横に打っていたが、イノシシの場合はそれをどかしてしまうパワーがあった。見事に奥のバタフライガーデンに貫通していた。それが5~6か所もできていたのだった。これはどうも1匹ではなくて家族群団としか考えられない。

  

 しょうがないなーと貫通先の空間を見ながら、そのトンネルに木の枝を突っ込んだりして当面の弥縫策とした。いずれ、ありあわせの資材ではなくてしっかりした防獣柵を作るしかないと決めていたところだった。残念ながら、雑草と害獣対策が大まかにいえば作業の7割を占める。野菜にかかわる作業は3割しかないといっていい。これが中山間地での無農薬の家庭菜園の実態だ。

 

 そして、数日前道端に乱雑に進入していた「シャガ」を採ってあったので、それを定植して雑草対策と景観を兼ねてみた。画像の右側はトンネルを塞いでいる。イノシシにとっては簡単に貫通してしまうだろうが、まずは当面のカムフラージュだ。しかしながら、これからが事件だったのだ。それは次の機会に。

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やっぱりハナモモが狙われた

2024-10-16 23:11:24 | できごと・事件

 近所からいただいてきた30cmほどのハナモモの苗5~6本を大切に育ててきた。それが120cmくらいに育ったので、それを9月中旬にバタフライガーデンに植え付けたものの、さっそくシカに食害されてしまった。防獣柵はある程度補修されたので安心していたが、どこから侵入されたのか当局が調べ中だがなかなか結論が出ていない。現場には食べるものが少ないので、ハナモモの若い芽と枝の先端を食べてすぐ退去した模様だ。

  

 植えた3本はすべて若い先端を食べられていた。もちろん若葉はすべて食べられていた。さいわい根元から折られたり、ぐちゃぐちゃにされていなかったのは、かなり周りを気にしながら慎重に食べたようだ。この3本にとってはもちろん初めての食害だった。

 あわてて、古い肥料袋で行燈仕立てで保守防御をしてみたが、見栄えも悪いし、支柱も脆弱で、二次被害を踏まえた対策が必要だ。といっても、ガーデンの広さを考えると頑丈な防獣柵をやれるほどの予算がない。  

  

 前に植えといた2mほどのハナモモは無事だった。行燈仕立ての肥料袋がしっかり防御してくれていた。ついでに、破れたところを補修してみたが見るに堪えない。シカもある程度樹木が太くなると食害が止む。あと数年はかかりそうだ。

 また、2年前に植えたハナモモも3m近くに成長しようとしている。何度か柵が壊されたが食害は免れている。雑草が防御してくれているのかなー。というわけで、まだハナモモは開花には至らないが、のんびりシカとお付き合いしている。最近は手作りの防獣柵が整備されつつあり、シカもわが菜園には来なくなってきたものの、これから冬を迎えるとともに、手段を選ばない強行策も想定しておかなくてはならない。

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梅ちゃんと栄ちゃんがやっと来てくれた!?

2024-09-23 22:45:57 | できごと・事件

 新札が2024年7月から発行されていたが、なかなか入手できなかった。自然の流れで待っていたところやっと今月上旬に手にすることができた。前回の変更は2004年というから20年ぶりのデザイン変更だ。その理由は、偽造防止対策の強化だという。それほど偽造する事件が多いのかは疑問だが。残念ながら、新千円札(北里柴三郎)はまだ入手できていない。

 

 新1万円札の左右にある斜線の「識別マーク」は、種類ごとに場所が違うので触ると「〇円札」であることがわかるユニバーサルデザイン。5千円札は上下にある。また、斜め上下にある「記番号」は、現行の最大9桁から10桁へ変更されているのも見逃してしまう。さらには、額面数字が大型化(表・裏)しているのはわかりやすい。

 

 津田梅子の5千円札の裏面は、古事記や万葉集など古くから日本人に親しまれた花・「ノダフジ」が採用されている。江戸時代には「吉野の桜、野田の藤、高雄の紅葉」と、奈良、大阪、京都の三大名所の一つに挙げられていた。しかし、大阪大空襲やジェーン台風でほとんどが消滅したが、地元住民が接ぎ木や肥料やりなどの手入れを続け、今では近隣約30か所に藤棚が設けられ、復活に成功している。

  また、渋沢栄一の1万円札の裏面は、辰野金吾の設計で1914年(大正3年)に竣工した鉄骨煉瓦造の東京駅。使用された煉瓦は、渋沢栄一が設立した「日本煉瓦製造」のものであるのもポイントだ。明治・大正期を代表する建築物の一つだが、これも復旧に成功している。

  

 この新札自体が超絶技巧によりまだまだ仕掛けがいっぱいあるが、要するに美術品としての作品にもなっているところに財務省の面目躍如の自信を感じる。といっても、年金暮らしの淡い暮らしからすれば、この新札がいつのまにか一枚ずつしかないことがわかった。近くにいたデカい「アシダカクモ」がそんな赤貧のオラを笑っているように見えてしまった。トホホ…。

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敬老の日に二つのお祝いもの

2024-09-16 23:35:07 | できごと・事件

 昨日のこと、地元の組長が「敬老の日のプレゼントです」と、にこやかにお祝いのお弁当を持ってきた。包みを開けると、ごはん・おかず・紅白の饅頭の三つがぎっしり詰まっていた。コロナ前では、廃校の体育館に集合してイベントがあった。ご挨拶と生伴奏の歌謡カラオケがあったり、75歳以上の高齢者が久しぶりの交流をしたりする。主催は地元の自治会で役員が会場の清掃やお弁当の配布・正座できないお年寄りに椅子を手配、などを担当していた。

  

 しかし、最近は役員の負担や対象者の運搬の大変さなどもあり、コロナをきっかけにお弁当の配布だけになってしまった。また、部落のお祭りは、お宮の祭礼をした後で、「直会(ナオライ)」の会食を盛大に行っていたのが恒例だった。それが今では、担い手の高齢化によって儀礼的な祭礼だけとなった。敬老会と同じような「運命」をたどったわけだ。かようにして、過疎化の進行は早まり所帯数も事実上一桁となった。

 

 そんな中でも昨日、近所から近くの川で釣ったという鮎をいただく。さっそく、いただいたお弁当と鮎を堪能することになった。お弁当のおかずは市内の都会からのものだけに確かにやわらかく旨いものだけど、前々から地産地消の地元のお弁当屋さんに発注すべきだと言ってきたがなかなか実現していない。

 

 食べていると、恨めしそうにアシダカクモやカマキリがこちらの様子をうかがう。彼らは、わが家にやって来る蛾やバッタを捕獲するようだが。最近は猛暑のせいか、ゴキブリやムカデが多くなってきているので任務をしっかり遂行してもらいたいものだ。今まで汚い古民家の割にはゴキブリは少なかったのに、しっかりしろよー。しかも、ムカデの出産ラッシュで小さな赤ちゃんがちょいちょい出てきて、和宮様の御足を2回もかじってしまった。赤ちゃんがかじるとは初めてのことだった。さっそく検非違使に取り締まり要請をしたが相変わらずヤル気がない。古都の京都と同じく自分で自分を守るしかない。

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エビスグサが占拠したので

2024-09-02 22:47:38 | できごと・事件

 畑と畑の間にあるわが荒れ地をエビスグサが見事に占拠してしまった。エビスグサはハブ茶の原料として希少な「ハブソウ」の代用として注目されたハーブである。知り合いからいただいた種を蒔いたらあっという間にこぼれ種が野生化していった。花は控えめでしっかり開花したのを見たことがない。

 

 その野生化した苗が知らないうちにあまりに見事に広がっていたので、真ん中に道を作った。収穫をやりやすくするためでもある。オラの野生化農法のパイオニアだ。このハブ茶の効能は、高血圧・便秘の予防をはじめ整腸・利尿・目の改善にも役に立つ薬草でもある。オラの経験では便秘・利尿はてきめんだった。

 

 昨年収穫した種はまだ十分あるが、夏の間中は冷えたドリンクとしてお世話になった。もちろん、同じ野生化農法の巨頭である「ハトムギ」とブレンドして飲んでいる。このエビスグサは、線虫の増殖を抑えるコンパニオンプラントとしても注目されるが、エビスグサに占有される恐れがあるのでおすすめできない。畑以外で放任するのがいちばんいい。オラも毎年畑にやってきたエビスグサを除去しながら、次はどこに芽を出すかを楽しみに、いや警戒しながら待っている次第だ。

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台風10号対策間に合うかー!!

2024-08-28 21:53:40 | できごと・事件

 台風10号はのろのろしながら日本列島を縦断しそうな勢いだ。しかも、風力も30mを超える史上に残る大型台風だ。だもんで、今季初めて台所の窓ガラスにベニヤ2枚を補強する。雨風が強くなる前にうちつけておくのが肝要だといそいそインパクトドライバーを構える。

  

 風も今までにないほどの風力だというので、玄関と台所のガラス戸に透明テープを貼って破砕防止の対策をとる。相手が初めてなのでこちらも初めて処置をした。雨が激しいと作業がやりずらいので雨がぽつりぽつりを見計らってさっさと行う。ほんとは透明シートがいいが、手持ちのテープで対処する。

  

 また、山側の雨水も激しいと床下まで雨水が来てしまうので、常時ブルーシートをセットしてあるが、まずは雨水が流れやすいよう鶴嘴で溝を掘っておく。これがあるのとないのとでは大違い。

  

 雨水が流れる音が聞こえてくる。隣接する道路が川になった音だ。ひどいときは20cmを超えたときがあった。水の色が透明なのがうれしい。濁っているとどこかで土砂が崩れているということだ。

この雨水で野菜や農耕用具を洗ったりするのに重宝している。

  

この深さが20cmを超えると危険信号となる。15年以上ここで住んでいて20cmを超えたのは1回くらいしかない。夕方、雨が落ち着いたようでもう一度計ったら4cmくらいだった。近くに奔流の川があり、その流れる音が聞こえるが現在は聞こえない。本番はこれからだ。

 

 心配なのは、物置の屋根だ。継ぎ足した垂木が腐りはじめ隙間もできている。今回は間に合わないが台風が一段落したらまずここから手直しだ。前もって資材を確保しておかなくてはならない。隣に植わっている椿やキンモクセイの落ち葉や花がトタン屋根に積もっているのも錆びつく原因だ。ともかく、今は無事台風が通過することを願うしかない。人類に対する自然からの「祟り」は深い怒りと哀しみがある。

    

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重い腰を渋々あげて

2024-08-05 20:08:28 | できごと・事件

 きょうは今季初めての激しい雷雨が続いた。そのせいか、テレビは中断していまだ直らない。それまでは、35度前後の酷暑が過疎地を襲う。夏植えのキュウリは枯れてしまった。ブルーベリーの実の一部は干しブドウのようになった。そんなさなかの先月、やっと重い腰をあげて玄関側に防寒のためにガードしていたプチプチシートを整頓する。

 

 土間側には寒風が容赦なく入り込む。そこで、1月早々に掘り炬燵がある居間をプチプチシートで張り巡らすのが恒例だ。エアコンがないので毎年行う作業となっている。しかし、やるにはけっこうエネルギーと時間が消費される。だもんで、そのプチプチシートぐるぐる巻きあげて天井近くで止めることにする。そうすれば、次回から張り巡らす手間がずいぶん削減される。いつものようにありあわせの部品を利用して予算ゼロでなんとか完成させる。これで、土間側の格子を開放して風を導入することができる。

 

 畑の真ん中へんにクワノキの大木がある。残念ながら、このところカビ病のにかかって実が白くなって食べられる状態ではない。木の周りに何回か石灰や焚き火の灰を撒いたりしたが一向に変わらない。しかも、表土を10cm以上削らなくてはいけないらしい。したがって、これを解決するにはそれなりの決断が必要であるのがわかった。

 

 そのため、強剪定してまずは伐採することにした。久しぶりにチェンソーを使って枝の伐採を始める。予定では枝のすべてを伐るのだが、その処分がたいへんなので、少しづつ伐ることにする。以前は、桑の実パーティーをやってこじんまりしたイベントもやったこともあるが、今はもちろん中断している。また、大量に収穫した実は野菜ジュースの重要なメンバーにもなっていたが、いまはスタメンから外れている。

 

 桑の葉を乾燥させて桑の葉茶をやろうと思っていたが、それもとん挫だ。もったいないと現在の葉を使ってもいいがやはりカビ病が気になる。強剪定したら新しい健全な芽がでるはずだが、その保証はやってみないとわからない。わずかな希望を貫くしかない。野鳥のレストランや隠れ家ともなっていた役割も断念するしかない。現在の灼熱地獄を回避する絶好の日陰オアシスでもあったのだが。

 

オラの大好きな詩人・長田弘の詩で今宵はお休みなさい。    

森の大きな樹の後ろには、過ぎた年月が隠れている。

日の光と雨の滴でできた 一日が永遠のように隠れている。

森を抜けてきた風が、大きな樹の老いた幹のまわりを

一廻りして、また駆けだしていった。

どんな惨劇だろうと、森のなかでは、すべては

さりげない出来事なのだ。

森の大きな樹の後ろには、すごくきれいな沈黙がかくれている。

みどりいろの微笑が隠れている。音のない音楽が隠れている。

ことばのない物語が隠れている。(抜粋、「森のなかの出来事」から)

 

 

 

 

 

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「資禍帝国」の侵出は止まない

2024-06-24 22:47:39 | できごと・事件

 農的生活が忙しいというのに、それを尻目にわがぐーたら農園に侵出する「資禍帝国」の軍団がいる。先日、病気になったクワノキの一部の枝を伐採したところ、その枝のすべての葉を食べてしまった。お見事というよりほかに言葉がない。

 

 普通にしていれば枝の周りは落ち葉だらけになるはずだ。それが枝にも周りにも1枚もないのだ。これは「一人」だけの仕業ではなくまさに軍団でなければできない行為である。しかも、決行日は早朝か深夜の限られた時間帯としか考えられない。桑の実や葉は毎年食害を受けているが、大木なので今まで気にしていなかった。今回は実が病気になっているのでそれはすでに落果していて食べられない。クワノキの周りは防獣柵は作っていない。

 

 また、畑に「パープルシャドウ」という紫のポリフェノール満載のジャガイモを植えていたが、それも見事に先端の葉を食べられていた。こちらはジャガイモが出来上がってからの食害だったので、本体そのものには影響はないので許すとしよう。ただし、ここは防獣柵の内部の区域であるので、ジャガイモ以外の被害が頻発している。

 

 「資禍帝国」の国民は、バラ科の植物が好物なのである。今まで何度となく枝が折られ樹皮を剥がされて、バタフライガーデンの進捗が滞っていたのだった。それでも、やっと、3mに至らんとする「ハナモモ」が生育してくれた。予算がないので手持ちの資材でカバーしたが、これもちょくちょく破壊されているので、高さを高くして手直しをする。

 

 そのそばにある2m足らずの若いハナモモの存在はまだ軍団には気づかれていないので、やっときょう周りを肥料袋でガードする。これだって、体当たりされれば某帝国のミサイル効果と同じ運命となる。早く大きくなってしまえば手が出ないようなのだけど。

 

 今回、一番の被害はサクラだった。葉はもちろんのこと、せっかく伸びだした枝を折られていたのだ。人間だってこれくらいの太さの枝(2.5cmくらい)を折るのは大変だ。この桜は囲いが破られたまま、放置していた油断が玉に瑕だった。「資禍帝国」の男性は角があるので侵入が難しいはずで、これはきっと角がない女性の仕業ではないかと、当局は分析している。V字で折っているパワーは母親ではないかという。

 「資禍帝国」の執拗さは、某帝国の執念深さと似ている。とはいえ、「資禍帝国」のなせる業は人間界の原発や核戦力に比べればかわいいもんだ。「資禍帝国」をそこまで追い込んでしまった人間界の欲望にすべての悪霊がある。と、言ってしまうとついオラの防御が緩くなってしまう。防衛は地道なエネルギーが必要だからねー。

 

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父の日のプレゼント

2024-06-17 22:38:55 | できごと・事件

 ここしばらく、娘から父の日プレゼントが届くのが恒例となっている。父らしいことをやれなかったのに申し訳ない気持ちでいっぱいだ。一緒に家族旅行もほとんどしなかったし、家族団欒をゆるりとした記憶がない。せいぜい、仲間との野外キャンプに連れて行ったくらいしかない。そんなダメおやじにもかかわらず、今年は早めにウナギを贈ってくれた。腰はだいぶ良くなったがさっそくウナギを食べて元気回復となる。

  

 また、実生で育てた枇杷の実も送ってくれた。今年はいつものカラスの食害は少なかったようだ。ありがたく一部を冷凍にしていただく。最近は果物もウナギも高価でなかなか買う気にならない。月に何回かまとめ買いで街に行っても1万円札があっという間に飛んでいく。したがって、このところ、夕方に半額とか30%引きをねらう習慣がついてしまった。なにしろ、年金しか収入がないのだから贅沢はできない。

 そういえば、父の日がいつから始まったのか記憶にない。1981年に「日本ファーザーズ・デイ委員会(FDC)」が設立されてから日本に普及されていったという。バレンタインデイと同じくいつの間にか定着していったわけだ。

  

 父の日はもともとアメリカが発祥で、1909年に南北戦争に従軍した軍人の父親に感謝を捧げる日が欲しいと牧師協会へ訴えたある女性から始まり、それが大統領の下まで届き、1966年に正式な国の記念日として認められていったという。しかもそれが、今ではアジアやアフリカまで世界中に広まっていった。できたら、平和の日とか、不戦の日とか、この日ばかりは争いをしない日なんてできないだろうか。どこかのスポンサーがつけば不可能ではないはずだけど。

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