山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

ダルマさんまたよろしく

2025-02-10 23:05:58 | できごと・事件

 今年一番の寒波がやってくるというので、あわててダルマストーブの煙突掃除を行う。しばらく使っていなかったので煤もしっかりたまっていた。二年ぶりだろうか。この煙突掃除がけっこうめんどくさいのでついついダルマさんとは冷戦状態だった。しかし、長い寒波がやってくるというのでやっと重い腰をあげて二日間もかけて掃除をする。

 高所作業なのでなんどもビスを落として探したり代わりのビスを探したり、想定のてんやわんやでもあった。加齢によって指や手が硬直していてビスを落としてしまうが、脚立を降りたり登ったりこれは体のリハビリだと自分に言い聞かせる。煤を吸うのは人間の体にはよくないが、肥料としてなら草木灰と同じように使えるらしいので、さっそく畑に撒いてみる。

 

 そのうちに、日本海側の猛烈な積雪が報道され、あれよあれよという間にわが中山間地にも番が回ってきて久しぶりの雪が積もった。煙突掃除を事前にやっていたのは正解だった。風速が強くてなかなか焚き火がしばらくできなかったので、木の枝も竹も近くにたっぷり山積みされている。それをえっちらおっちら運搬するのも冬のいい運動になる。そうして寒さに震えながらも連日の薪づくりとなる。

 

 太い薪が少ないのが弱点だが、まずは剪定した細い枝や支柱で活躍していた古い竹を大量にダルマさんに投入する。また、家の裏から杉の枯葉も無尽蔵に供給できる。そのうえ、古い領収書もついでに燃やしていく。その火ももったいないので、片隅に残っていたジャガイモやヤツガシラを蒸したり、冷凍庫の底に眠っていたエビも焼いてみたり、食べることも相変わらず余念はないさ。畑から出てくる残渣が少しずつ灰になり、これもまもなく肥料として循環していく。

  

 ダルマさんの熱いエネルギーを浴びながら、ジャガイモの種づくりも始まった。去年作った残りの「キタアカリ」「アンデスレッド」「メークウィーン」「パープルシャドウ」の面々だ。ダルマさんからいただく灰はジャガイモの切り口にまぶす。それに今年は、「男爵」「インカのめざめ」も参入する。ちょっと欲張りすぎたが、欲望は止められない。春がそこまで匍匐前進してきている。そしてまもなく、畑の方も忙しくなる。

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レトルト介護食がどっさり届く

2025-02-05 22:51:44 | できごと・事件

 和宮様のご令嬢からレトルト介護食がどっさり届いてびっくり。冷凍なので全部を冷蔵庫に収めるのが大変だった。さすがのご令嬢、その素早い行動に感心する。そんなこともあり、毎日の食事は2~4個のレトルトパウチ食品を食べることになった。基本は、朝食は野菜ジュースとパン、昼食・夕食にこの介護食を中心にしながら、ときに温かく柔らかいソバやおでんが花開く。届いた中になんと、何種類ものお弁当がでんと鎮座していた。そこには、単品のおかずもぎっしり並んでいた。さっそく、うまそうな「チーズハンバーグ弁当」を食べてみる。

 

 どういうわけか、最初にハンバーグを箸で半分に切ってみる。すると硬直した手ではあったが見事にスムーズに切れたので安心して歯が半分留守になった口角に投入する。舌で噛んでみると不覚にも「うまい!!」と叫んでしまった。そうして、おじやもどきのごはんをはじめニンジン・ブロッコリーなどの野菜を次々口内へ投入する。みーんな柔らかく味もしっかり保持している。味気ない病院食を想像していたが、これだけ旨味を追求している事業所のなみなみならない思い入れが沁みてくる。

 

 ほかにも、「赤魚の西京焼き風弁当」「とんかつの玉子とじ弁当」なども食べてみたが、どれも手抜きのない味だった。今度は、単品の、「ごはん」「ホタテとエビの中華あんかけ」「すき焼き風寄せ煮」「肉じゃが」「筑前煮」「クリームソースオムレツ」なども同じように食べてみたが、それぞれ納得がいく味覚だった。

 ミキサーだと元の形がなくなるが本製品は元の形を残しながら栄養バランスも考えているという優れものだ。もちろん、歯がなくてかむ力が弱くなっても充分食べられる食品だった。強いて言えば、食欲旺盛なオラには量が少なくてもの足りないのでいくつかの単品が欲しくなる。

 

 これらを商品化した「大塚製薬」グループを称賛すべきだろう。製薬会社がこうした弱者への分野に乗り出した社会貢献の心意気が素晴らしい。雪印乳業も出資していることは味にも影響しているのを感じられる。会社名の「イーエヌ大塚製薬」の「E」と「N」は、経腸栄養(Enteral Nutrition)の頭文字に由来しているという。また、愛称の「あいーと」という名前は、英語で「I eat=私は食べる」というところから、能動的に自分から食べていく、楽しく、おいしく食事をとっていく、そういった想いから名付けたという。

 

 下の歯がないことで歯肉が落ち着いてきたことを実感する。ついこの間では、流動食じゃあないと受け付けなかった口内はいま、柔らかいソバやラーメンもなんとか食べられるようになったし、主食のおかゆも市販のものを購入してそこに梅干や柔らかい野菜を入れても食べられるようになった。これも、いち早く手掛けていただいた和宮様の玄米おかゆの先験的効果があったことは間違いない。

 

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ついに流動食シフトへ

2025-01-29 12:04:37 | できごと・事件

 一昨日、残念ながら歯医者でグラグラだった下の歯を全部抜いてもらった。5~6年前、他の歯医者で入れ歯を推奨されていたが、それを拒否して現在の歯医者でなんとか永らえていたのだった。

 

 先週から、酷使していた歯が痛くなったり、噛むのももどかしくなったりして、食べ終わるのに倍以上の時間がかかるようになってしまった。それを察知した和宮様は恐れ多くもおかゆや介護食を直接調理してくださった。

   そうして、ブロッコリーをミキサーでつぶしたスープとウナギをのせたおかゆを食べてから、下の歯全部の抜歯をしようと決意したというわけだ。さいわい上側の歯はなんとか健在だったのが救いだ。だから、毎朝普通に食べていたバナナも前歯だけでなんとか薄くカットし、つぶしながら食べる状態となってしまった。

  

 そのため、市販の噛まなくてもよい煮込みスープをネットで探して入手。それは流動食の味や栄養を補助し、その食づくりの負担軽減を図ったものだ。こうした食材は、スーパーではなかなお目にかかれないのがわかった。犬猫のフードはいっぱい置いてあるが、いわゆる介護食や流動食の食品は見つからない。あったとしても「おかゆ」ぐらいしか置いていない。

 

 きょうの昼食は「焼きそば」だった。麺をフライパンで炒めてからミキサーでペースト状にする。食べてみるとなるほど焼きそば味だった。梅干を入れるとさらに濃い味となった。また、焼きそばに入れる野菜や肉の具も同じようペースト状にしたうえで紅ショウガを入れる。見たくれは少ないように見えるが食べてみるとけっこう満腹になる。

 

 夕飯は、おでんだった。練り物を汁ごとミキサーにかけペースト状にしてから、市販レトルトの「だし巻卵」を投入する。また、おでんの大根もミキサーにかけて同じようにしてからレトルトの「鶏肉のトマト煮」を投入する。食材の形はないが味はコクが出ていておいしく食べられる。おかげで、病院食のような物足りなさが解消されている。ありがたい流動食となった。入れ歯ができるまではこれらの流動食を楽しむことにする。 

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ドイツのクリスマスパンが届いた

2024-12-23 21:00:41 | できごと・事件

 先日、キノコの師匠から大きな段ボールに満載の炭とプレ・クリスマスプレゼントが届いた。「七輪党」幹事長(闇党員はいるが党員はゼロ)を自称するオラが、七輪や焚き火をこよなく愛しているのを知って、どっさり送ってくれたのだった。このところ、空気が乾燥していて各地で火事が多いので、火の使用を自制している日が続いている。風も強く、風力2以下なら焚き火再開を予定していたが、このところなかなかそんな日が来ない。

 

 さらに続けて、ドイツのクリスマスパンの「シュトーレン」と和宮様へのプレゼントが贈られてきた。「シュトーレン」の食べ方は、端から食べていくのではなく、中央部分から薄くスライスして少しづつ食べてクリスマスを迎えるというのだ。知らなかったー。

 

 食いしん坊のオラは、始めはセーブしたつもりだったがあまりにも旨いのでクリスマスを待たずに完食してしまった。生地は洋酒に漬けたドライフルーツやナッツが練られ、甘さを抑えつつ粉砂糖を振りつけて食べるのだが、本当は、時間をかけて少しづつ食べることで味の変化を楽しみながらクリスマスを待つというのだ。

 それと一緒に、ブラボーさんからいただいたコーヒー豆を挽いてソフトなテイストをちびりと飲むのも定番となってしまった。最近、「都市を終わらせる」ことを標榜しているオラとしては都会の洗練された味にはコメントを控え、沈黙することにしているが。師匠、豪勢で繊細で多様な贈り物、ありがとうございました。 

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逆襲ついに始まる

2024-11-11 21:54:11 | できごと・事件

 イノシシの逆襲がついに始まった。先日、イノシシが侵入している茶樹のトンネルに枝を投入して防御を図ったところ、次の日には、こんどはその腹いせか、裏の畑の道路側の石垣を崩し始めたのだった。どういうわけかわからないがイノシシは石垣の際を掘る習性がある。そこには、ミミズが多いのか、山芋が多いのかそれとも人間に対する腹いせのストレス解消か、もの凄いパワーであった。

 

 石垣があったはずの所が崩され、植わっていた茶樹も根こそぎ掘り出されていた。それが見事わが私道沿いに10mくらい続いていたのだった。あまりの壮観に怒り狂うというより呆れてしまうばかりだ。とても、修復しようという意欲は今のところ失ってしまった。

 

 さいわい、近くのトンネル栽培の大根の若い芽は荒らされていなかったのがホッとしたところだ。このイノシシの狼藉を見ると、冬を前にして腹が空いていたのかもしれないが、やっぱり前日の人間の防御策に対する腹いせとしか考えられない。こんな仕打ちはここ数年、なかったのだから。

 

 ここ数年、イノシシからの大きな被害がなく、むしろシカの食害の方に煽られ、防護柵建設が課題だった。小さな山林を含めた2500坪近くあるわが土地に電気柵をやるのはとても予算も労力も足りない。だから、年金生活者はシコシコと自前で補修を重ねるしかない。

 

 たまたま、地元の組長が来たので現状を見てもらい自治会長に報告してもらうことになった。とはいえ、役所を期待することはできない。組長の話では、近隣の耕作放棄地にも同じような事態があり、石垣が壊されたということだった。人間が鶴嘴をもって掘り出してもこれだけのことはできない。イノシシは短時間であっという間に道具を使わずやり切ったわけである。ハンターの出番を待つしかないのだろうか。そうすれば、その肉をやけ食いしてしまうぞ。

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秘密のサティアンとトンネル発見!?

2024-11-06 21:00:43 | できごと・事件

  残念ながら雑草との戦いはいまだエンドレスとなっている。隣人との境界の小道が雑草で覆われ先が見えなくなっていたので、鎌と草刈り機でシコシコ草取りしていたら、なんと隣人の耕作放棄地に巨大なサティアンが表れてきた。それはススキを丁寧に倒して心地よいベッドだった。人間でも一寝入りできる快適なベッドだ。この3m四方くらいの広さからいって主はイノシシ一家に違いない。コロナ以来、しばらくイノシシの気配はなかったが、昨年あたりから近くにきていることはわかっていた。が、シカの食害はあったもののイノシシからの被害はほとんどなかった。

   

 しかし最近になって、バタフライガーデンに侵入して平地がぼこぼこになるまでミミズ狙いをはじめ出していた。しばらくイノシシは侵入したことがなかったので、どこから突入したかは不明だった。それが小道を挟んでサティアンの反対側に秘密のトンネルがあったのを同時に発見したのだった。しかもそのルートは、以前シカの侵入ルートだったが、補修を続けていたのでしばらくシカの侵入はなかったのに。今度はそれを体力と知恵のあるイノシシが突破してしまったというわけだ。

 

 トンネルは茶木の隙間にできていた。シカ対策のときは支柱を縦横に打っていたが、イノシシの場合はそれをどかしてしまうパワーがあった。見事に奥のバタフライガーデンに貫通していた。それが5~6か所もできていたのだった。これはどうも1匹ではなくて家族群団としか考えられない。

  

 しょうがないなーと貫通先の空間を見ながら、そのトンネルに木の枝を突っ込んだりして当面の弥縫策とした。いずれ、ありあわせの資材ではなくてしっかりした防獣柵を作るしかないと決めていたところだった。残念ながら、雑草と害獣対策が大まかにいえば作業の7割を占める。野菜にかかわる作業は3割しかないといっていい。これが中山間地での無農薬の家庭菜園の実態だ。

 

 そして、数日前道端に乱雑に進入していた「シャガ」を採ってあったので、それを定植して雑草対策と景観を兼ねてみた。画像の右側はトンネルを塞いでいる。イノシシにとっては簡単に貫通してしまうだろうが、まずは当面のカムフラージュだ。しかしながら、これからが事件だったのだ。それは次の機会に。

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やっぱりハナモモが狙われた

2024-10-16 23:11:24 | できごと・事件

 近所からいただいてきた30cmほどのハナモモの苗5~6本を大切に育ててきた。それが120cmくらいに育ったので、それを9月中旬にバタフライガーデンに植え付けたものの、さっそくシカに食害されてしまった。防獣柵はある程度補修されたので安心していたが、どこから侵入されたのか当局が調べ中だがなかなか結論が出ていない。現場には食べるものが少ないので、ハナモモの若い芽と枝の先端を食べてすぐ退去した模様だ。

  

 植えた3本はすべて若い先端を食べられていた。もちろん若葉はすべて食べられていた。さいわい根元から折られたり、ぐちゃぐちゃにされていなかったのは、かなり周りを気にしながら慎重に食べたようだ。この3本にとってはもちろん初めての食害だった。

 あわてて、古い肥料袋で行燈仕立てで保守防御をしてみたが、見栄えも悪いし、支柱も脆弱で、二次被害を踏まえた対策が必要だ。といっても、ガーデンの広さを考えると頑丈な防獣柵をやれるほどの予算がない。  

  

 前に植えといた2mほどのハナモモは無事だった。行燈仕立ての肥料袋がしっかり防御してくれていた。ついでに、破れたところを補修してみたが見るに堪えない。シカもある程度樹木が太くなると食害が止む。あと数年はかかりそうだ。

 また、2年前に植えたハナモモも3m近くに成長しようとしている。何度か柵が壊されたが食害は免れている。雑草が防御してくれているのかなー。というわけで、まだハナモモは開花には至らないが、のんびりシカとお付き合いしている。最近は手作りの防獣柵が整備されつつあり、シカもわが菜園には来なくなってきたものの、これから冬を迎えるとともに、手段を選ばない強行策も想定しておかなくてはならない。

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梅ちゃんと栄ちゃんがやっと来てくれた!?

2024-09-23 22:45:57 | できごと・事件

 新札が2024年7月から発行されていたが、なかなか入手できなかった。自然の流れで待っていたところやっと今月上旬に手にすることができた。前回の変更は2004年というから20年ぶりのデザイン変更だ。その理由は、偽造防止対策の強化だという。それほど偽造する事件が多いのかは疑問だが。残念ながら、新千円札(北里柴三郎)はまだ入手できていない。

 

 新1万円札の左右にある斜線の「識別マーク」は、種類ごとに場所が違うので触ると「〇円札」であることがわかるユニバーサルデザイン。5千円札は上下にある。また、斜め上下にある「記番号」は、現行の最大9桁から10桁へ変更されているのも見逃してしまう。さらには、額面数字が大型化(表・裏)しているのはわかりやすい。

 

 津田梅子の5千円札の裏面は、古事記や万葉集など古くから日本人に親しまれた花・「ノダフジ」が採用されている。江戸時代には「吉野の桜、野田の藤、高雄の紅葉」と、奈良、大阪、京都の三大名所の一つに挙げられていた。しかし、大阪大空襲やジェーン台風でほとんどが消滅したが、地元住民が接ぎ木や肥料やりなどの手入れを続け、今では近隣約30か所に藤棚が設けられ、復活に成功している。

  また、渋沢栄一の1万円札の裏面は、辰野金吾の設計で1914年(大正3年)に竣工した鉄骨煉瓦造の東京駅。使用された煉瓦は、渋沢栄一が設立した「日本煉瓦製造」のものであるのもポイントだ。明治・大正期を代表する建築物の一つだが、これも復旧に成功している。

  

 この新札自体が超絶技巧によりまだまだ仕掛けがいっぱいあるが、要するに美術品としての作品にもなっているところに財務省の面目躍如の自信を感じる。といっても、年金暮らしの淡い暮らしからすれば、この新札がいつのまにか一枚ずつしかないことがわかった。近くにいたデカい「アシダカクモ」がそんな赤貧のオラを笑っているように見えてしまった。トホホ…。

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敬老の日に二つのお祝いもの

2024-09-16 23:35:07 | できごと・事件

 昨日のこと、地元の組長が「敬老の日のプレゼントです」と、にこやかにお祝いのお弁当を持ってきた。包みを開けると、ごはん・おかず・紅白の饅頭の三つがぎっしり詰まっていた。コロナ前では、廃校の体育館に集合してイベントがあった。ご挨拶と生伴奏の歌謡カラオケがあったり、75歳以上の高齢者が久しぶりの交流をしたりする。主催は地元の自治会で役員が会場の清掃やお弁当の配布・正座できないお年寄りに椅子を手配、などを担当していた。

  

 しかし、最近は役員の負担や対象者の運搬の大変さなどもあり、コロナをきっかけにお弁当の配布だけになってしまった。また、部落のお祭りは、お宮の祭礼をした後で、「直会(ナオライ)」の会食を盛大に行っていたのが恒例だった。それが今では、担い手の高齢化によって儀礼的な祭礼だけとなった。敬老会と同じような「運命」をたどったわけだ。かようにして、過疎化の進行は早まり所帯数も事実上一桁となった。

 

 そんな中でも昨日、近所から近くの川で釣ったという鮎をいただく。さっそく、いただいたお弁当と鮎を堪能することになった。お弁当のおかずは市内の都会からのものだけに確かにやわらかく旨いものだけど、前々から地産地消の地元のお弁当屋さんに発注すべきだと言ってきたがなかなか実現していない。

 

 食べていると、恨めしそうにアシダカクモやカマキリがこちらの様子をうかがう。彼らは、わが家にやって来る蛾やバッタを捕獲するようだが。最近は猛暑のせいか、ゴキブリやムカデが多くなってきているので任務をしっかり遂行してもらいたいものだ。今まで汚い古民家の割にはゴキブリは少なかったのに、しっかりしろよー。しかも、ムカデの出産ラッシュで小さな赤ちゃんがちょいちょい出てきて、和宮様の御足を2回もかじってしまった。赤ちゃんがかじるとは初めてのことだった。さっそく検非違使に取り締まり要請をしたが相変わらずヤル気がない。古都の京都と同じく自分で自分を守るしかない。

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エビスグサが占拠したので

2024-09-02 22:47:38 | できごと・事件

 畑と畑の間にあるわが荒れ地をエビスグサが見事に占拠してしまった。エビスグサはハブ茶の原料として希少な「ハブソウ」の代用として注目されたハーブである。知り合いからいただいた種を蒔いたらあっという間にこぼれ種が野生化していった。花は控えめでしっかり開花したのを見たことがない。

 

 その野生化した苗が知らないうちにあまりに見事に広がっていたので、真ん中に道を作った。収穫をやりやすくするためでもある。オラの野生化農法のパイオニアだ。このハブ茶の効能は、高血圧・便秘の予防をはじめ整腸・利尿・目の改善にも役に立つ薬草でもある。オラの経験では便秘・利尿はてきめんだった。

 

 昨年収穫した種はまだ十分あるが、夏の間中は冷えたドリンクとしてお世話になった。もちろん、同じ野生化農法の巨頭である「ハトムギ」とブレンドして飲んでいる。このエビスグサは、線虫の増殖を抑えるコンパニオンプラントとしても注目されるが、エビスグサに占有される恐れがあるのでおすすめできない。畑以外で放任するのがいちばんいい。オラも毎年畑にやってきたエビスグサを除去しながら、次はどこに芽を出すかを楽しみに、いや警戒しながら待っている次第だ。

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