毎日、ハトムギとハブ茶をブレンドした冷茶を飲む。この沸騰地獄の夏をエアコンなしで生き抜くには有効な飲み物だ。野生化したハトムギの実はかなりキープしてはいるが、焙煎したり粉状にするのが間に合わなくなった。まずはあわててハトムギの実を焙煎する。
わが家のガスはプロパンだけど、ここ数年値上がり率がうなぎ上りで年金生活者を圧迫している。だから、最近はお湯をなるべく使わないで水だけで済ませることが多くなった。そこで、頼みの七輪の登場となった。焙煎には時間がかかるので、もう一台七輪を出して甘エビや餅餃子を焼く。
昼食のおかずはこれでグー。もちろん、飲み物はハトムギ茶とハブ茶のブレンド冷茶。ハブ茶の原料はやはり野生化している「エビスグサ」の実を確保してある。漢方では決明子と言われ、便秘・肩こり緩和・眼精疲労に効果があるという。経験的には便秘解消は間違いない。ノンカフェインなので子供や妊婦にも優しい。冬には熱いお茶にして常用している。
ハトムギの焙煎が終わってから少し冷まして「ミルサー」で実をそのまま粉砕する。ほんとうは実の中心だけ欲しいが技術的にむずかしいので、雑味には目をつぶって全粒粉とする。丁寧に粉砕すればいいが、そこは素人らしい粗さで先に行く。市販のハトムギ茶には実のままで粉砕しないものもある。
さて、お茶パックに粉砕したハトムギを大匙二杯ほどを入れる。同じように、ハブ茶も焙煎したエビスグサの実を大匙二杯をお茶パックに入れておく。これらを沸騰したヤカンに入れ込む。これでミックス健康ティーのできあがり。
これでなんとか夏の酷暑は乗り切れそうだ。野生化と言えば、「エゴマ」もわが荒れ地に猛威を振るっている。エゴマの葉も乾燥させて「エゴマ茶」を作れる。エゴマ・ハトムギ・エビスグサというご三家がわが荒れ地で闊歩している野生化の代表だ。これらと野草をブレンドすればいろいろな「野草茶」も作れそうだ。そうそう、「タンポポコーヒー」もなかなかうまい。根を掘り出すのは手間がかかるが。酷暑の里山でもなかなか可能性があるではないか。