雑草園となっているわが庭にイラクサ系の植物が仲間となっている。イラクサだと背や葉が大きく繁茂するので駆除の対象になる。しかし、この「アカソ」系のは、茎や葉柄が赤く大きくならないので鑑賞に堪えられる。しかも、葉の先端の尾状突起がユニークだ。
はじめは、赤味があるので「アカソ」ではないかと思っていたが、アカソの葉の先は三つに切れ込む。とすると、尾状の葉で似たものには、「コアカソ」か「クサコアカソ」があった。「コアカソ」だけが木本で、それ以外は草本だった。とても樹には見えない。そのうちに茎が木質化するらしい。
コアカソの葉の鋸歯は10対以下というから、数えてみると、どれもちょうど10対ほどあった。「クサコアカソ」の鋸歯はもっと多くて20対くらいまであるようだ。ただし、クサコアカソは図鑑には載っていなかったので正確な判断はできないが、鋸歯だけで判断できるのも善し悪しか。その「しか」だが、シカがコアカソを好物としているのでシカの侵入も心配だ。