山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

これが樹だって!? 紛らわしい「コアカソ」

2021-08-31 22:38:47 | 植物

 雑草園となっているわが庭にイラクサ系の植物が仲間となっている。イラクサだと背や葉が大きく繁茂するので駆除の対象になる。しかし、この「アカソ」系のは、茎や葉柄が赤く大きくならないので鑑賞に堪えられる。しかも、葉の先端の尾状突起がユニークだ。

                

 はじめは、赤味があるので「アカソ」ではないかと思っていたが、アカソの葉の先は三つに切れ込む。とすると、尾状の葉で似たものには、「コアカソ」か「クサコアカソ」があった。「コアカソ」だけが木本で、それ以外は草本だった。とても樹には見えない。そのうちに茎が木質化するらしい。

          

 コアカソの葉の鋸歯は10対以下というから、数えてみると、どれもちょうど10対ほどあった。「クサコアカソ」の鋸歯はもっと多くて20対くらいまであるようだ。ただし、クサコアカソは図鑑には載っていなかったので正確な判断はできないが、鋸歯だけで判断できるのも善し悪しか。その「しか」だが、シカがコアカソを好物としているのでシカの侵入も心配だ。      

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携帯用蚊取り線香はこれがいい

2021-08-30 21:55:44 | 特産品・モノ

 夕方の農作業には携帯用の蚊取り線香をほぼ毎日のように使っている。いままで3種類くらいの携帯用蚊取り線香を使ってきたが、使っているうちに吊り下げるフックが弱くなり、受け皿ごと落してしまうことがたびたびあった。しかも、受け皿のかみ合わせが緩くなり、蚊取り線香本体が草むらに落ちてしまうこともたびたびあった。

                     

 そこで、次にホームセンターで売っていた三角状の吊り金具のあるのを使ってみた。しかしこれも使っているうちに吊り金具のバネがやはり緩くなり、同じように受け皿が落下してしまう。とくに草刈りで藪のような所に進入するとき草木に触れて取れてしまうことも少なくなかった。

              

 そこで、アーズ製薬の携帯用を使ってみた。すると、こちらは左右に受け皿を止めるフックがついており、しっかり固定できることがわかった。これなら、受け皿が落ちる心配はないし、蚊取り線香が草むらに落ちて火災の心配もなくなった。

             

 今まで使っていた受け皿は、左右に回すネジのようにして固定するようになっているが、錆びてくるとそれがなかなか回らなくなる。すると、残った線香も取り出せなくなることもあった。その意味では、アース製の携帯蚊取り線香入れは優れものということになる。やっと、落ち着いて使用できるようになったのでホッとしている日々となった。

             

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たそがれたクウシンサイを植える

2021-08-29 21:39:40 | 農作業・野菜

 一昨日、ホームセンターへ行ったとき、30円の空芯菜の苗を売っていた。いかにもくたびれた苗が7個あったので全部引き取ることにした。というのも、ちょうど、防獣柵で囲った畝を完成したばかりだったからでもある。本来なら、耕運機で耕すところだったが、エンジンがかからず不調続きだったので断念し、鍬でやらざるを得なかったのだ。炎天下のもと、しつこい雑草を手で抜いたりしながら少しずつ準備してきたものだ。

        

 店ではこの暑さのせいか、ずいぶんたそがれ気味だったが、水を何回かかけたら元気になったように思えた。すぐに、植え付けていく。ポットには苗が3~4本あったので半分にわけて14か所に植えてみた。空芯菜は生命力があり、栄養価も高いのできっと根付くと確信している。

 標準和名は「ヨウサイ」と言うが、なぜ「ヨウ(甕)」というのか、ネットで見てもまったくその由来が出ていない。これでは標準になるのかはなはだ疑問だ。むしろ、中国名の「クウシンサイ(空芯菜)」のほうがわかりやすい。「ヨウ(甕)」には、「かめ」の意味がふつうだが「胸元をかかえる」という意味もあるようなので、それくらい繁殖力・生命力があり、収穫できる野菜だと独善的に理解してみたがどうだろうか。「エンサイ」は台湾語「エンツァイ」の訛りだという。

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久しぶりにうな丼となる

2021-08-28 23:09:34 | 食彩・山菜・きのこ

 和宮様のご令嬢からウナギが届いた。なにしろ、ウナギというものを買うほどの資産がないのでつい和宮さまのご相伴にあずかる。和宮様の誕生日祝いに送られたものだった。「土用丑の日」は、だいたい7月19日から8月7日ごろだが、それを提案したのは平賀源内という説がある。俗説で真偽は定かではない。

          

 まずはシンプルにご飯の上に乗せてタレをかけて食べてみた。最近は養殖が出回り値段は少し下がったものの国産はまだ2千円台だ。モンドセレクション最高金賞を受賞した静岡の大五うなぎ工房からの出荷だった。さっそくいただいて日本の食文化の極みを堪能することができた。とくに秘伝のタレはウナギがなくても旨かったと思われた。姫君さまに会ってお礼の言葉を捧げたいがコロナの壁がざっくりとあるのが残念だ。   

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肥料を山盛りいっぱい取りに行く

2021-08-27 21:46:00 | 農作業・野菜

 前々から「肥料を取りにおいで」と声掛けされていたが、手持ちの肥料が切れたので長雨が終わるのを待ってから取りに伺う。今回は、ウッドチップと牛糞両方をいただく。空いた肥料袋25枚くらいに詰め込み車に積み込んでいく。ありがたい、ありがたい。

      

 「牛糞」は、肥料としての成分は少ないものの、土壌改良や微生物活性化によって土壌がフカフカする効能がある。とくに、栽培期間の長い大根・ニンジン・カボチャなどの野菜には効き目があるという。いっぽう、同時にいただいてきた「ウッドチップ肥料」も同じく成分より土壌改良や微生物活性化に優れている。これらに油粕を入れれば最強の肥料となる。昨年いただいたウッドチップの効果は確かにふかふかの土壌になってきた。ミミズも増えてきた。イノシシはそれを目当てにしているから、痛し痒しというわけだ。いずれにせよ、快く肥料を無償でいただけるなんて、なんていうつながりだろうか。

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「羊毛が生える木」は世界をかけめぐる

2021-08-26 22:43:43 | 植物

 山猿さんからいただいた「綿」の実を撒いてから今では花が咲き始めた。種から育てるのは野菜でも園芸でもけっこう難しい。春ごろからいろいろな種を蒔いてみたがまともに育つものは多くはないのが実感だ。その点では、「綿」の発芽率は95%くらいだった。しかも、気候変動の酷暑や長雨にもかかわらず、大地からしっかりと芽を伸ばしている姿は素晴らしい。そこから加工された綿生地は人類の暮しを大きく変えた。

 だからか、8000年前にメキシコで栽培され、7000年前にインダス川流域で栽培され、その後の産業革命や植民地支配や奴隷労働を誘発させた植物でもある。

               

 「羊毛が生える木」と驚愕を与えた綿は西洋人の欲望を誘発した。日本も貴族の「絹」愛好よりは武士や農民の活動的な衣服として愛用された。和宮様もなにかと綿が体や肌に良いと絶賛する。そうはいっても、栽培にはいろいろな障害もある。さっそく雑草軍団に侵入され成長を阻害されたりする。草刈機だと本体を刈ってしまう可能性もあるので、たらたらと手作業で草むしりをしているこの頃だ。     

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イノちゃんの忘れもの

2021-08-25 21:40:31 | できごと・事件

 先日は、バタフライガーデン2面にイノシシの初めての侵入を許してしまった。害獣除けネットだけでもやっておけばよかったものの、技術的に躊躇していることがあっていまだ着手していない。掘った穴の近くの樹は倒され未だに水たまりとなっている。

       

 さらに、オクラの畝に何回も侵入していていまでは葉がわずかしかない。したがって、今年のオクラは期待できなくなりそうだ。ここも柵を作らないと駄目であることも露呈された。それにはそれなりの資材を投入しなければならない。家庭菜園でそこまでやるだけの価値があるかどうか、まだ二の足を踏んでいる状態だ。

                 

 奥にあるチャノキの根元もしっかり掘られているが、深さは40cmくらいはあると思う。画像ではその深さが表現できていない。その近くに、ヤマノイモのツルが落ちている。イノシシの狙いはこのヤマノイモであることは明白だ。

                  

 というのも、その近くに数本のヤマノイモの芋が落ちていた。きっと、本体はもっと太いのだろうけどマーカーくらいの太さがあった。周囲を気にしながら食べていたのだろうか、繊細なイノちゃんにしては大きな忘れ物だったのに違いない。犬の散歩で近くにいたお父さんにその報告をしたら、その翌日、そのお父さんの里芋畑が無残にも三分の一ほど食べられてしまった。戦略家イノちゃんの出没にあたふたする山里である。  

                 

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8年ぶりの「オニフスベ」か

2021-08-24 22:02:59 | 食彩・山菜・きのこ

 畑の隣の荒野になりつつある果樹ゾーンの草刈りを始める。ススキがオイラの背の高さまで伸びてきている。草刈機を振り回して開けた視界を確保する。すると、雑草の海原から白いものが見えてきた。「アッ、これは、久しぶり!!」と声が出てしまった。8年ぶりだろうか、「オニフスベ」(ハラタケ科)だった。

        

 大きさは小玉スイカよりやや小さくしたものだった。触ってみるとマシュマロのようだった。そう言えば、和宮様がこれをスライスして揚げたのを思い出す。はんぺんのような味だった。バスケットボールくらいの大きさのものもあるそうだが、これからどのくらいに成長するのか見てみたい。

 ビー玉くらいの「ホコリタケ」というのも形がそっくりで、これもシチューに入れて食べると同じような味がする。長雨の影響からか、眠っていた菌が蘇えったのに違いない。

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やっとスマホ入門

2021-08-23 22:42:02 | できごと・事件

 調べたいことがあると、畏れながらつい和宮様のスマホを借りてしまう。パソコンを起動するには手間がかかる。そこで、ガラケー携帯を卒業してスマホに入門することになった。ところが、いろいろなパスワードやらIDやら忘れていることがあってスタートに時間がかかった。 専門店に行けばよかったかもしれないが、中山間地に住む身としては、街まで行くには時間がかかりすぎる。そこでなんとか、自分で操作することとなった。

                     

 それにしても、機能を見るとGAFA(グーグル・アマゾン・フェイスブック・アップル)など、相変わらず外資系のパワーが圧倒的だ。それを使わないと次に進めない。行政すら自国の自立にこだわるよりも効率的な追従を選んでいる。日本の取り組みの遅れと従属がここでもはっきり出ている。アメリカとの貿易摩擦以来、日本発OSの「トロン」が潰されてしまった。ITでも環境でも先進国だった日本の凋落ぶりははなはだしい。

 そんなことをブツブツ独り言を言いながら、やっとデータの移行ができはじめ、メール・電話・ネットなどがつながるようになった。ガラケーのほうがやり易い機能もあるけれど、と複雑な思いでスマホをいじるのだった。スマホ情報の週刊誌化は予想通りひどい。国民の劣化はすでに始まっている。情報の洪水の中で何が人間にとって必要な情報かを選択する目を鍛えなくちゃ。

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森が台所に侵入か!?

2021-08-22 21:34:59 | できごと・事件

  台所にツル植物が侵入した。それも水道管のわずかな隙間から侵入したのでまずは先端をカットした。と思ったら、今度は窓枠の隙間からも侵入して鍋のうえに堂々と居座った。しかしそこはガス台が近くにあり、ガスの熱で先端は委縮してしまっている。

         

 ガラス越しに外のツル植物が見える。古い窓枠はガラスが外れそうなのでガムテープで貼ってあるのが恥ずかしながらわかる。危ないので窓枠は打ち付けてしまったので、窓は開閉できない。ひびの入ったガラスはガウテープで固定、一部は小さなベニアを打ちつけてある。また、換気扇がないので夏は暑さが厳しいうえに調理の煙がこもってしまう。そのうえ、強い台風のときは窓側にベニアを打ち付けないと外にある樹の枝が当たってしまう。いずれリフォームしたい場所となっている。 

                 

 窓枠の隙間といってもとってもわかりにくいので、○で囲んでみた。隙間といっても1mmくらいだろうか。いよいよわが家も森に包囲されてしまったのか。手塚治虫の未完のアニメ「森の伝説」を思い出す。都市が森に包囲されどんどん森になってしまうという物語だ。台詞も解説もなくオーケストラの音楽だけで、迫力ある圧巻の手塚アニメ作品だ。森の逆襲は日本の災害列島だけではなく全世界に開始されている。わが家もいよいよ危ないかも。

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