少し遠回りをして買い物に出かける。久しぶりの道路から見える風景はセイタカアワダチソウの群落が目立っていた。思いなしか群落が拡大しているように見えた。画像でははっきりわかりにくいが、そのセイタカアワダチソウを沿線沿いにきっちり定植しているかのような見事な群落もあった。
きょうは衆議院選挙の投票日及び開票の日だ。残念ながら政治は都会中心主義から脱却できない戦後を継承している。地方議員の羅針盤はどこにあるのだろうか。道路や観光地が良くなったとはいえ、どういう生き方をめざすべきか、どういう日本であるべきか、どういう地方にすべきか、という基底的な問いが政治家から欠落している。つまり、それを選ぶ側の姿勢も問われているということは言うまでもない。
農業や林業では生活ができない現実、地方を捨てさせない政治が喫緊の課題だ。地方議員の危機感のなさにいつもがっかりする。そんなことだから、わが集落においてもセイタカアワダチソウの侵出もじわじわと迫っている。すでに隣の耕作放棄地からの侵出が激しくなったので、まずは刈り払い機で境界の前後をきれいに刈り取る。一緒に刈り取ったススキは畑のマルチに使う。
刈り取ったセイタカアワダチソウはわが家の焚き火場で灰にする予定だ。選挙結果もその後も、大きな変化を期待はできないので、セイタカアワダチソウの猛威は今後もしばらく蔓延していくことは確かだ。
しかしながら、セイタカアワダチソウの有効な利用法もあるようだ。漢方の薬とか煎茶にするとか入浴剤に効くとかがあるが、それも考慮するにしても量が多すぎる。