山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

庄屋屋敷は文化のるつぼ

2011-07-31 17:30:52 | アート・文化
 昨日訪れた「花咲乃庄」の庄屋屋敷にはそれぞれの歴史的な用具がひょいと置かれていて、こちらの不用意な対峙が問われてしまう。

      

             

 大箸家の家紋のある提灯と提灯箱が玄関近くにあった。箱は漆塗りだろうか、家紋入りのさすが立派なものだ。



広間のかもいには、長槍がどんと睨んでいる。
 ふつうの槍ならまっすぐのものでいいのだが、この槍はトゲもあり、カエシもあり、いかにも狼藉者への警告を発信している。
 武器というより脅しの飾り物というところに意味があるのだろう。

                        

 玄関脇には井戸があり、井戸車には瓢箪や富士山(トトロ?)のような模様がある。こんなところにも庄屋らしいセンスを見せている。

 

                               

                
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

旧家で演奏に個展と

2011-07-30 21:34:20 | アート・文化
 隣の磐田市旧豊岡村にある旧家、大箸家の「花咲乃庄」へ行った。
 幕末では庄屋として浜松藩で有数の醸造・金融商人だった。
 金原明善との親交もあり、スポンサーでもあったようだ。

        
 
 そこで、藤枝市在住の邦楽家縄巻修巳さんの尺八演奏と磐田市在住の蚊帳絵アーティストの濱田綾子さんの個展が同時開催されていた。
 旧家の庭を借景とした尺八の音色はあらためて奥深いジャパンを感じ入ることができた。また、蚊帳に絵の具を載せるという難しい分野を拓いた優美の世界も堪能できた。

              

 昔は杜氏が宿泊したであろう2階と階段とのしきりが往時をしのばせる。
 2階はときに、志士もかくまえる秘密部屋にも使えたであろうと想像する。

 現在の大箸家は手打ちそばなどの和風レストランともなっているが、入口の正面には往時のカンバンが誇り高く輝いている。

                    

 きょうをきっかけに、秋に主催する春野長蔵寺コンサートではこの尺八演奏が有力な候補となった。 
                    
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

道草農園の野菜たち その4

2011-07-29 20:14:35 | 農作業・野菜
 カボチャの仲間の「ソーメンカボチャ」はラグビーボールくらいの大きさになる。
 夏には涼しい野菜だが、量が多すぎるので、集団で食べるのがおすすめ。

          

 薬味用の「ネギ」がほしくてややくたびれた苗を買ってしまったが、なんとか生きながらえている。よしよし。

                

 イノシシがとっても大好きな「サツマイモ」がつるを伸ばしている。そろそろイノシシ除けを考えなくちゃ。

                        

 発芽率がやや悪かったが、黄色い花が咲き出している。それが終わると地面に向かってツルを突き刺し「落花生」となる。
 これもアナグマ(ムジナ)が大好きなので、対策が必要なのだが。手ごわい相手なのだ。

 農園にはこれ以外に、フキ・ニラ・キクイモ・ルバーブなどがあり、20種類を越える野菜が雑草の海のなかでいのちを謳歌しようとしている。
 私らもその仲間に入れてもらうのだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

道草農園の野菜たち その3

2011-07-28 20:20:43 | 農作業・野菜
 いまやミニトマトの最盛期だ。
 毎日、10個前後は収穫できるが、とても食べきれない。
 まとめてカレーに混ぜて煮込むことにしている。

        

 近所からいただいた「サトイモ」が元気よく芽を出した。
 ただし、イノシシの大好物なので注意が必要だ。根こそぎ食べられてしまう。

             

 「ニンジン」はすでに利用している。発芽率が7割くらいだった。最初の頃、水分が足りなかったのが成長がいまひとつの原因かも。

                  

 やっとプランターから畝に移植したので、発育がこれからの「オクラ」。
 広い畑で元気になってきたのを感じる。

                       

 昨年落ちた実から芽を出した「ツルムラサキ」を畝に移植。
 ゴルフ用のネットを再利用。

 きょうは一日中、湿気のある曇り空。
 移植のチャンスとばかり、プランターの「コムラサキ」「ナンテン」「ニシキギ」「ユキヤナギ」などを道路沿いに移植したが、汗がビッショリ。全身がずぶぬれ状態。すぐシャワーに飛び込む。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

道草農園の野菜たち その2

2011-07-27 20:57:08 | 農作業・野菜
 昨年は虫害で失敗したピーマンは、いま豊作でーす。
 やや細長のピーマンです。
 夕飯のラーメンに入れて食べました。

           

 昨年いっぱい収穫した「マクワウリ」が今年もツルが伸びてきました。
 小さな種でなんであのマクワウリができてしまうのか不思議です。
 メロンには及びませんが、懐かしい甘味が魅力です。
 ウリハムシが暗躍しているので注意が必要です。

                 

 「カボチャ」は場所をいっぱいとるので、あちこちに植えました。
 ウドンコ病が猛威をふるっているので、葉っぱを焼却処分しています。

                        

 「サラダ菜」を植えましたが、まだふっくらとなりません。
 畝づくりが遅かったので、移植がなかなかできず苗が傷んでいるのかもしれません。

 8月に入ってからの収穫が楽しみです。
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

道草農園の野菜たち その1

2011-07-26 20:35:41 | 農作業・野菜
 わが道草農園の畑では、ゴーヤの実がちらほら見えるようになりました。
 いくつか試食しましたら、味はバッチリ。

    

 ツルもびっしり伸びて、花もいっぱい咲いてきました。
 昨年失敗したのがウソみたいです。豊作が期待できそうです。

          

 難航していたバジルもこの雨でしっかり立ち直りました。3列あるので、うまくいけば食べきれないかも。
 バジルソースづくりを和宮様が手ぐすね引いてお待ちしております。

               

 出足が遅かったモロヘイヤも最近の雨で凛としてきました。今のところ順調です。

                     

 待望のキュウリがやっとできてきました。ミニキュウリをいくつか試食しましたが、もちろんグーでした。来週あたり期待できそう。

 どうしても畝づくりが間に合わず、植付けが遅くなってしまいます。
 農作業の半分以上は、野菜そのものより草刈りや畝作りや支柱作りなどに追われるんですね。農的生活はやはり忙しい。            
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

おしゃれなラミーちゃんとご対面!?

2011-07-25 21:40:20 | 生き物
 汗だくの畑作業をしているときのことでした。
 突然、青黒模様のかわいい虫が飛びこんできました。
 これはモダンなカミキリであるのがわかりました。
 2cmほどの小さなわりには模様が斬新です。

                 

 急いで捕まえて家にもどり、透明のボックスに入れました。
 とっても落ち着きがなくてなかなかシャッターチャンスをくれません。

 小学館の子ども図鑑で調べてみたら、「ラミーカミキリ」でした。
 マレー半島のカラムシのことを「ラミ」(ナンバンカラムシ)といい、幕末から明治にラミを輸入していて、そこについてきたのが外来種のラミーちゃんです。
 ラミの繊維は水に強くて丈夫だということで魚網を作っていたとのことです。

 それにしても、パンダのような、人形のような愛らしい模様は見飽きませんね。
 畑界隈でカラムシがいっぱい雑草化しているので、これからきっと出会うことがあるかもね。
 ラミーちゃん、シーユーアゲイン!!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

畑に「マゴジャクシ」が…

2011-07-24 20:49:18 | 食彩・山菜・きのこ
 畝のすぐそばに古い切り株があり、そこから2本の「マゴジャクシ」(孫杓子)がニョキリと顔を出していました。
 縁のまわりの白い線は時とともにだんだんなくなっていくそうです。


         

 「霊芝」と言われるマンネンタケの仲間ですが、薬効は今のところ未知とのこと。
 日本特産のわりにはまだ研究がすすんでいないようです。
 針葉樹の切り株に出るのがマゴジャクシ。広葉樹の切り株に出るのがマンネンタケと覚えるそうです。

                   

 裏側が白いのがマゴジャクシだそうですから、これは間違いなさそうです。
 それにしても、山中でいくどか発見したことはありますが、畑でマゴジャクシに出会うとは驚きです。

         
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

道草山のヤマユリ開花

2011-07-23 20:52:10 | 植物
 お天気が安定したせいか、道草山のヤマユリがいっせいに咲いています。
 国道沿いでも急峻な崖にポツリと咲いていたりします。
 発芽から開花するまで5年以上もかかるというのですから貴重です。

                    

 大きさといい匂いといい、その品格といい、日本の誇るべきユリの代表ですね。
 ウイーン万博(1893年)の出品で絶賛されて以来、明治から大正にかけて欧米に輸出された花形輸出品だったんですね。

 国道の草刈をしている業者の人も、ユリ株は残しながら草刈をしています。
 そんなヤマユリが道草山に自生しているのが何よりです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

本日の収穫は ミニトマト・ピーマン!

2011-07-22 21:24:29 | 農作業・野菜
 きょうは作業しやすい気温でしたね。
 雨が降るとメキメキ雑草たちが張り切りすぎるので、きょうは一日中、草取りに明け暮れました。
 畝の近くの雑草は、肥料がたっぷりあったようでのびのびと自由を満喫していたようでした。
 よく成長したもんだと感心しながら腰を落として根元から引っこ抜きます。これを炎天下でやるのはつらいもんがありますが、きょうは予定以上にはかどりました。

 ミニトマトは、「アイコ」と「イエロウシュガー」の品種。これから次々赤くなっていきます。そろそろ、食べきれなくなっていきそうです。
 大玉トマトもほんのり恥じらいを見せてきています。今年の「大玉」は成功しそうな勢いですが、油断できません。

 成長が心配されたピーマンは、カメムシ退治をしたせいか順調に育ってきたので、このところ毎日食べざるを得ない状況です!?

 ピーマンは昼食のラーメンへ。ミニトマトは夕飯のデザートに生かされています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする