山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

書架が完成し本を並べ始める

2016-02-29 19:17:37 | リフォーム・屋内作業
 久々に雷鳴が天地を震わせる。
 それもつかの間、大粒の雨も止み、今度は突風が我が物顔となる。
 部屋の隅に積んであった図書を完成した書架に詰め込む。

                            
 突き当りにあったトイレのドアを取り去り壁にしている。
 狭い廊下に本棚を作ったのですれ違いはできない。
 予想以上に本が埋もれていたので全部の収納はむずかしそうだ。
 しかも、棚の寸法の間違いからロスもある。、

 全部読んでいれば偉人になれたはずだが、本を確保すると読み終わった気がしてしまう。
 そして、まずいことに次の本が欲しくなる。
 まずは、床の本が棚に移ったことをよしとしよう。
 これでお目当ての本がどこにあったかを探し回る手間はずいぶん縮小されたはずだ。
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ヤマウドの株分け

2016-02-28 19:45:04 | 農作業・野菜
 畑に放置していたヤマウドの根っ子を掘り出して株分けをする。
 今まで株分けしてこなかったせいか、主根の一部が腐っていた。
 株分けは根の上にナタを置きトンカチで叩いて強制切断するという自己流の方法でやっている。

                             
 つまりそれほどに、株分けは手こずる固さなのだ。
 同じ並びに5ヶ所ほどに分けて植え付ける。
 初めての株分けは成功するのだろうか。
 ほんとうは、道草山に植えたいのだが、石が多くて実現できないでいる。

        
 やっと、フキノトウが顔を出してきた。
 畝を作り始めると時々フキの根っこにかち合うことがある。
 あわてて、近くに移植するがなかなか気難しいようだ。


 みそ汁にフキノトウを刻んで入れたら、春の匂いが口中に膨らんだ。
きょうは外にいても暖かく快晴だった。
 おかげで草取りも鼻歌交じりで行えたほどだ。
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遠くからも届いたよ

2016-02-27 20:31:13 | 出会い・近隣
 川崎から「餃子」とリンゴがどっさり届く。
 身がぎっしり詰まった手作りの焼き餃子は冷蔵だ。
 温めればすぐ食べられる。
 毎日昼食か夕食かに少しづついただく。
 これを食べて畑に向かう。
 ありがたい。

                              
 そのうえさらに、卵の殻肥料・セロリ・ハンドブロワも届いた。
 卵の殻は以前肥料として購入したことがある。
 同じく、骨粉や魚粉の肥料も高価でなかなか手が出ない。
 畝づくりを始めだしたので実にタイムリーだ。

                             
 ブロワは道路清掃などで枯葉やゴミを掃き出すときによく目にする。
 このハンドブロワは、大工仕事などのおがくずを掃き出すときに活躍できそうだ。
 重ね重ね、ありがたいと手をあわせていただく。

 このところ、いただくものが多くなってきた。
 都会だと収納に難があるが、田舎だとスペースに余裕がある。
 人とのつながりが遮断された空間は、人も物も孤立している。
 そんな中で、子育てや介護をやっているとしたら、いつ事件が起きてもおかしくはない。
 人間は究極的には孤独ではあるが、つながりや希望で克服できる。
 
 
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近隣からのいただきもの

2016-02-26 18:29:45 | 出会い・近隣
 隣の師匠から若芽と根昆布をいただいた。
 東北の大震災で流された旅館が再開し、その支援のお礼で送ってきたものだという。
 みずみずしい若芽と根昆布を師匠はその場で茹でてくれて分けてくれたのだ。

                            
 先日、医者からビタミンB12が不足していると指摘されていたので、海藻や貝を取り入れるのがいいようだ。
 「渡りに舟」というわけで、さっそく海藻サラダや味噌汁にしていただく。
 新鮮な磯の香りが心を温めてくれる。

                    
 さらに、隣の集落の80歳半ばのお春おばさんから漬物をいただく。
 去年に食べた大根の漬物があまりにおいしいので「これを商品にしませんか」と持ち掛けたところ、今回は、白菜と大根の漬物をわざわざ届けてくれたのだった。
 ご飯と一緒にいただくと山里の情景が浮かぶような懐かしい味がした。
 こんなわざが眠っているのはもったいないとつくづく思う。
 4月の桜コンンサートにはぜひ商品として出品したい。

 
 そのうえさらに画像を撮りそこねたが、そのお春おばさんの隣のおヨネおばさんが畑から聖護院大根と白菜を持ってきてくれた。
 立て続けに近所から届く贈り物に心が熱くなる。
 引っ越してきた当初はこうした関係がなかなかなかったが、このところこうした手応えが生まれてきた。

 聞いてみると、おすそ分けするという行為が今まであまりされてこなかったという。
 というのも、作物はそれぞれ同じものを作っているからとのことだった。
 そういえば、こちらがおすそわけを持っていくと相手が当惑してしまう場面によく遭遇していたのだ。
 
 おすそ分けのプロセスにその地域に刻印されたドラマがあるような気がしてならない。
 
 
 
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キウイフルーツの剪定を終了

2016-02-25 20:32:07 | 農作業・野菜
 集中力に欠けるオイラは、キウイフルーツの剪定を今月の上旬からしこしこやってきた。
 その結果、珍しく完了となる。
 昨年は中途半端な剪定だったので、実の大きさが小振りだった。

                              
 風はやや冷たいが天気も良し、気分もやる気がないわけじゃない。
 毎年、強剪定して樹形を変えてきているがまだまだ道は遠い。
 棚の下は枝の残骸が散乱しているので歩くのも危険。
 いずれ、焚き火の重要資源となるはずだ。

                         
 大量に保管してあったキウイもあとわずか。
 来月にはおさらばしなければならない。
 自然の恵みにあらためて感謝したい。

 それでも、世界は戦火が止まない。
 富める者の傲岸の結果が人類をダメにする。
 「トランプ」している場合ではない。
 富を平等に分配している少数民族やひなびた漁民の精神に先進国は学べるだろうか。
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春の足音を教えてくれる使者「ツグミ」

2016-02-24 20:54:10 | 生き物
 このところ、ハトより小さめの「ツグミ」の姿を見かける。
 畑を見回っていると突然舞い上がって逃げ出すのに出くわす。
 動作はゆったりしていて見ていてもあきない。

                            
 警戒はしているのだろうが、こちらに近づいてくるほどののんきさがいい。
 また、胸の白黒模様がおしゃれだ。
 後姿も渋いがかっこいい。

                       
 昨日につづけて畝づくりを急ぐ。
 今年になって初めて耕運機がデビューする。
 いただいた鶏糞もいよいよ使わせていただく。

                        
 夕方、夕陽が真ん中の山肌を照らす。
 そんなとき、品の良い紳士がやってきて、「目覚めよ」と書いてある機関紙を見せて聖書の素晴らしさを解説する。
 「目覚めなけりゃならないのはキリスト教なんじゃないの」と嫌味を言ったら、あきらめて帰っていった。
 世界の分割と獲得に狂奔する先兵を担った一神教の過去と現在の罪は大きい。
 生まじめな人ほど聖書にしがみつく。

 共通して過去の宗教戦争・植民地支配には目をつぶる。
 あらためて、アイヌやネイティブインディアンの多神教的世界の素晴らしさを思う。
 この夕陽の自然を見ながらそれを語れる感謝の精神を失っちゃあいけないね。
 
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久しぶりの草取りを開始

2016-02-23 20:25:04 | 農作業・野菜
 ヤマウドの根を増やそうと意気込んだが、それを植える畝が必要だとわかった。
 それには隣に草だらけの草を取らなきゃならないとやっとわかった。
 草取りを始めたがなかなか進まない。
 午前中があっという間に過ぎてしまう。

                            
 きのこの師匠にいただいた「二本爪鍬」を思い出しさっそく粗起こしを行う。
 これは効率が良かった。
 この鍬は、茶の木や根菜を起こすのがいいらしい。

                             
 ついでに埋もれていた黒マルチも掘り起こす。
 おおまかに「二本爪鍬」で土を起こしてから、片手でできる小さな「三本爪鍬」で草を取っていく。
 雑草はしっかり土を掴んでいて自らのいのちを防御している。
 手ごわい。

                     
 一輪車で4往復しながら草を捨てに行く。
 この刈り取った雑草もいずれ肥料にしていくのだ。
 都会では清掃事業所の火力に依存してしまう。
 
     
 夕方近くなってやっとめどが見えてきた。
 さいわい気温も風もほどよく、久しぶりの野良仕事は春の到来を感じさせた。

                  
 5時のチャイム放送とともに一日かかった草取りは終了となった。
 いよいよきょうから土との会話がスタートしたのだった。
 無理せず肩肘張らずにのんびりと、をモットーに。
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ヨーグルト戦国時代

2016-02-22 21:14:10 | 特産品・モノ
 このところ、500兆個の細菌があると言われている腸内フローラのバランスが注目されている。
 その中で、善玉菌の果たす役割が大きいとされ、にわかにそれを送り込むビフィダス菌やエサとなるオリゴ糖を配合したヨーグルトの開発戦国時代を迎えた。
 「恵・雪印グループ」の「ビフィズス菌SP」ヨーグルトは、菌を極小のカプセルに入れて腸まで直接送り込む作戦だ。
 だから、つぶつぶのカプセルはかまないようにする。

                            
 日本ルナ株式会社の「ビッギー」飲料を飲む。
 ヤクルトのような味だが、植物性乳酸菌やオリゴ糖が配合されていて、善玉菌をサポートしている。
 花粉症アレルギーの緩和も考慮されている。
 ただし、砂糖や添加物が入っているのがやや気になる。

 なお、1/28づけのマイブログには、グリコ・恵のガセリ菌・明治のヨーグルトも紹介している。
 ヨーグルトを毎日食べだしたら、下痢気味だった便通が改善されてきた。
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活躍する地元婦人部の「そば会」

2016-02-21 19:34:57 | 出会い・近隣
 13軒しかないわが集落で婦人部主催の「そば会」が開催された。
 全世帯が参加のイベントだ。
 毎年やってきているのでわずかだが工夫や改善もある。

                         
 先日、きのこの師匠からいただいたこね鉢がデビューする。
 きょうは500gのそば粉を使用したが、このこね鉢なら1kgはできそうだ。
 それほどの大きさと重さの風格がある。
 他の人たちはこね鉢ではなくスチール製の洗い桶でやっている。

     
 いつもだと3回はやっていたが、今回は2回で済んだ。
 それほどに手際よい経験値ができてきたのを実感する。
 そば粉も素人でもやりやすいような粉だった。
 隣の地域のそば名人に来てもらって指導を受けながら作業が続く。

                          
 なかなかそばを細く切るのができない。
 お互いに「ほうとうになっちゃった」とか「きしめんができた」とか笑いながら熱湯に入れていく。
 このころから、家族や高齢者や男性がやってくる。

                
 集落全員が出会うイベントは秋のまつり以来だ。
 男はさっそく酒に雑談に余念がない。
 婦人部主催だから女性が厨房でバタバタしているのはやむをえないとしても、男性中心社会の現状が残っている気がしてならない。
 男性の話が一段落するまで片づけができないし、帰れない。

 とはいっても、集落どうしのつながりは深いのも確かだ。
 小学校時代からのつきあいがあり、血縁関係も有機的に絡んでいる。
 和やかなひとときを共有できているのは間違いない。

                

              

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中村文昭さんの「しゃべくり」が止まらない

2016-02-20 21:22:56 | 意見・所感
 年間300回以上の講演が殺到するという、中村文昭さんの講演を聞きに行く。
 三重の山間部で過ごした少年時代から物語が始まる。
 自分が育った山や川で食べ物を家に持ち帰ると、母が必ず褒めてくれる。
 それが、仕事とは人を喜ばすことにある、という覚醒の原点であったという。

                           
 誰もが経験する身近な例をあげて、これでもかと「人を喜ばす」意味を語る。
 わかりやすい。
 これだと相手が子どもであれ高齢者であれ経営者であれ教師であれ納得せざるをえない。
 落語の人情話のように感動を惹きつける。

                            
 「頼まれごとは試されごと」を強調する。
 人から頼まれたら自分が試されていると思って引き受けろ、という。
 できない理由を言うやつはいつまでもできないときっぱり。

        
 何のためにという自問自答をもって行動していくと、道が開けていくということだ。
 会場にはスクールバスで野球部の高校生がいっぱい来ていた。
 それを促した教師が素晴らしい。
 聴衆も若い夫婦が目立ったのも心強い。
 講演と連動して、過疎のこの町も捨てたもんじゃないことを示唆していた。
 
 
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