山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

ベビーマラカスの花

2012-09-30 18:09:50 | 植物
 午前中は天気が良かったが、夕方からいよいよ台風接近の前兆。
 防災放送は自主避難を希望する人は近所の小学校に行きなさいと連絡している。
 6時過ぎにはテレビの共同アンテナが被災してテレビが映らなくなる。
 自然は豊かだが、土砂災害・停電も覚悟しなければならないわが地域だ。

 通称「ベビーマラカス」の花が今が盛り。
 昨年、5cmほどの莢のなかに小さな種が入っていて、振るうとカラカラと音がする。
 それで、ベビーマラカスというのだが、正式には「クロタラリア・スペクタビリス」という。

 図鑑にも出ていないのでインターネットで検索すると、日本名は「コガネタヌキマメ」と言うのだそうだ。
 やっぱり「ベビーマラカス」の名前のほうがいい。

 台風に備え、このインド原産らしい麗しの花を玄関の中にしまいこんだ。
 外にあったブルーベリーやトマトなども屋根のあるところに避難した。
 「台風17号さん、あまり暴れないようにお願いします。」

 
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最後の運動会

2012-09-29 20:34:52 | 行事
 今年度で閉校が決まった小学校の最後の運動会を見に行った。
 山里のきめ細かな学校教育に感心していたのに、残念。

                
 8人しかいない児童を見つけるのがむずかしいくらい集落挙げての運動会だった。
小さな山里にとってはこの空間は心をつなぐ特別なコミュニティーだった。

          
 その証拠に、校庭の片隅に石碑がある。
 かつて、PTA活動や給食教育に「文部大臣賞」、健康教育に「健康優良学校全国優秀賞」、PTA活動に「PTA全国協議会賞」を受賞している。
 つまり、地域挙げて学校を支えているのだ。
 げんにオイラも子どもがいないのに小中学校のPTA会費を払っている。

                 
                        
 8人の出番は毎種目のように続く。
 徒競走・玉入れ・綱引き・ソーラン節・一輪車・紅白対抗リレーと、熱中症が気になるくらいだ。


 教育行政はムラ起こし、地域コミュニティーのことは考慮しない。
 学校「経営」という視点から効率を重視する。

 地域と学校が一体であったコミュニティーの分断がここでもおきている。
 
 
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田んぼからのプレゼント

2012-09-28 18:12:52 | 出会い・近隣
籾がらを7袋いただいた。
 ありがたい。

 わが畑の土壌は粘土質のためやや排水が悪いし、土が硬い。
 へたすると、土を耕やかそうとすると鍬が撥ねてしまうことすらある。
 無農薬・化学肥料不使用を貫いているわが家としても、籾がらは強力な戦力になる。

                  
 しかも、冬は寒さで野菜がてきめん萎れてしまう。
 防寒・保温としても利用法がある。
 もちろん、糠と混ぜて肥料としても使える。

 不便さを求めてこの中山間地に住みついてしまったが、そんなおり、こうした現物が入手できるとは素晴らしい。
 あらためて、わが仲間たちの存在が大きいことを知る。
 合掌。
 


 
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秋の花満載/9月の尾上ガーデン

2012-09-27 21:20:10 | 植物
 春野町の尾上ガーデンは秋の花があふれている。
 「オミナエシ」(オミナエシ科)や「ヒヨドリバナ」(キク科)は、庭のあちこちに群落となっている。

    
 「ゲンノショウコ」(フウロソウ科)は、赤と白の両方が咲いている。
 東日本は白花が多いという。

            
 赤のヒガンバナもあったが、「シロバナマンジュシャゲ」(ヒガンバナ科)も貴重だ。
 「マンジュシャゲだらけにしたい」と尾上さんの鼻息も荒い。

                  
 池のまわりではびこっている「サクラタデ」(タデ科)も花が大きい。
 そのためついタデであることに気がつかない。

 
 駐車場脇に「シオン」(キク科)が花盛りだ。
 以前、ジャーナリストの永畑道子さんの『シオンの花の恋物語』を読んで、情感豊かな文章に感銘した。
 しかも、ジャーナリストとしても鋭い視点をもっているのが素晴らしい。

 尾上さんの夢が庭にあふれているが、そんな夢を持ち続けるおとなでありたいものだ

 
 懸案だった茶畑の草刈りを完了。
 まずはホッとする。
 すぐに、茶樹の刈りいれ、肥料、病気対策に手を打たないと手遅れとなりそう。

                      
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パッパとミョウガの甘酢漬け完成!

2012-09-26 19:40:38 | 食彩・山菜・きのこ
 昨日収穫したミョウガを甘酢漬けすることにした。
 いつもの朝のテレビを見ながら、ミョウガを半分に切ったり、湯通ししたり、歯を磨いたりと、あわただしい。
 ミョウガは約1kg弱。

         
 酢・砂糖・粗塩・酒を鍋で煮立てる。
 酢はまるまる1本を使用。

                 
 液を冷ましてから、容器を焼酎で消毒して、全てを入れて出来上がり。
 よし、週末には食べられる。
 これで、約3ヶ月は保存できるはず。

 茶畑の雑草を朝から夕方までかかって駆除したが、まだ終わらない。
 天気がよくなったので、やっと重い腰をあげた。
 雑草の中心である「ダンドボロギク」がかなり伸びてしまい、綿毛が浮遊している。

 まわりの畑や茶畑にも迷惑がかかるので、明日には茶畑の草取りは終了としたい。
 やるべきことが多くて追われる毎日が続く。
 だが、自分のペースはくずさないようにしている。
 失敗したとしても、この生活は長く続けたいからね。
 
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ついに出たー お化けキノコ/オニフスベ

2012-09-25 19:32:56 | 食彩・山菜・きのこ
 畑のキウイの枝を剪定しようとしたら、その棚の下に奇怪な塊。
 遠くから見たときはカボチャかとも思ったが、どうもキノコらしい。
 これはひょっとすると「オニフスベ」(ホコリタケ科)かもと直感。

                      
 触ってみるとズッシリとして湿性である。
 大きさも15cmもある。
 ときにはバスケットボールくらいの大きさにもなるという。

 前々から会いたいきのこの一つだった。
 初めてのご対面。
 食べられるそうだが、ホコリタケと同じような食感であることが予想される。
 つまり、無味でハンペンのような食感らしい。

 どのくらい大きくなるかがまずは楽しみだ。
 近くにもう一つある幼菌は食べてみるつもりだ。
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いが栗 落ちてこないかなー!

2012-09-24 18:24:27 | 農作業・野菜
道草山の栗がちょっぴり落ち始めてきた。
 例年だと朝起きて庭を見ると、大きないが栗が落ちているはずなのに、今年はペースがゆっくり。
 天候のせいばかりでなく、昨年の台風や突風でいくつかの枝が折れたりして、見た目にも栗ちゃんは疲れているようだった。

                  
 それでも、イノシシちゃんはすでに未熟果も食べ始めている。
 数こそ少ないが食べかすが残されている。

 道草山と倉庫との隙間に栗ちゃんが落ちてしまうので、ブルーシートを牽いてみた。
 作業にとりかかるまで時間がかかったが、ヤマビルにもやられず終了できたのがよいよい。
 今年は栗の収量はあまり期待できないが、手を合わせ感謝をもっていただくことにする。
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雨の「砂川」散策会/霧と花の里山

2012-09-23 19:05:01 | 旅行・散策
                       
 浜松市春野町「砂川(イサガワ)」地区は、霧と花と茶畑の里山だった。
 雨天決行の散策会にもかかわらず、20名を越える参加者に恵まれた。

  
                

                      
 集落に住む人々の心を現すような端正な茶畑や花木は、山と霧を借景としている。
 しかも、茶畑は有機栽培であることもこの地区の特徴だ。

     
 新宮池からの東海自然歩道には、「ヤマジノホトトギス」(ユリ科)の群落がいくつも発見された。
 きめ細かな広報と受付を担った地元「いきいき天狗村」の杉山さんの活躍も見逃せない。
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ケロちゃん絶体絶命!!アオダイショウが!

2012-09-22 20:52:25 | 生き物
 久しぶりに尾上ガーデンを訪れた。
 案の定、庭はいち早く秋がきていた。
 ふと足元では、白昼堂々、アオダイショウがケロちゃんの足を噛んでいた。

                  
 近寄っても逃げない。
 しっかり獲物は逃さない。
 渾身の力でケロちゃんはもがいてはいるが、そのうちに、ヘビはそろそろと茂みの中に隠れてしまった。

 しばらくお目にかかれていない光景だった。
 ケロちゃん、なんとか生き抜いてくれー!!

 
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秋の道草庵の野の花 

2012-09-21 19:52:10 | 植物
 野の花と言えばかっこいいが、つまりは雑草でもある。
 畑を脅かす存在で、所によっては占拠されている。
 「コセンダングサ」(キク科)は、センダンの葉に似ていて葉が少ないので「コ」がつく。
 しかし、われわれの背を越えるくらい大きくなっている。
 こうなると根っこを駆除するのは人力でもむずかしい。

      
 荒地一面がこの「キンエノコロ」(イネ科)で金色となる。
 眺めると壮観だが、雨のあとに歩くとびしょぬれとなってしまう。

             
 この「キツネノマゴ」(キツネノマゴ科)も群落は派手ではないがかわいい。
 花は唇形で茎が四角なのでシソ科に近い。
 いっせいに花が咲かないでジワジワと咲いていく。

                    
 へたすると、一面「イヌタデ」(タデ科)に占拠される。
 背が高くないのでまだ救われる。
 いわゆる「アカマンマ」だ。

 これら雑草とつい思ってしまう花をじっくり見るとなかなか魅力的だ。  
 
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