山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

春の樹木は勢いがある

2017-04-30 21:56:49 | 植物
 わが荒れ地の一角にある八重桜「松月」は今が満開となった。
 強風の影響で樹形が斜めになってしまったが、ぼってりとした迫力がある。

                              
 
 「松月」は、蕾は紅色で開花すると最初は淡桃色だがだんだん白色になっていく。
 このあたりでは見かけない品種のようで、たまたま通りかかった人がしばらく鑑賞していた。

                                
 裏の畑では「ホウノキ」が冬芽を開き若葉を広げている。
 樹形が四方に伸びやかで大木になる可能性がある。

    
 謎だった「ズミ」の花も満開となった。
 リンゴの仲間らしい清楚な白い花をつけている。
 それぞれぐいぐい大きくなってきているので、10年後が樹木だらけになってしまいそうなわが農園でもある。

ニュースによれば、日本の報道自由度は世界180国中、72位だそうだ。
 二階幹事長のマスコミ批判に沈黙または野放し状態のマスメディアのだらしなさ。
 政治家の致命的な発言や行動があっても議員辞職まで追い込めないまま。

 異論を言わない同質集団であることを「快適」にしてしまうという社会構造にメスを入れてほしいものだ。
 ときどき政治家と接する機会があるが、そのときの世俗的な見解にいつもがっかりしてしまう。
 柔軟な哲学を持った政治家やジャーナリストになかなか出会うことがない。
 景気や忖度ばかりを気にする世界からは残念ながら真の指導者は生まれない。
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シカさん落とし物ですよ!

2017-04-29 21:43:19 | 生き物
 いつも歩く園内コースにシカの角が落ちていた。
 落したのは昨夜に違いない。
 角は山の中で見つかることが多いが畑の中とは珍しい。

                                   
 ということは、鹿がしばしば畑に来ているということだ。
 ウグイスの声がずいぶん上手になっってきたが、シカの鳴き声が昼間でも公然と聞こえてくる。
 わが家では角を利用して帽子置き場になっている。

      
                                      
 梅の木に白い膜の巣が大きくなってきてその中に「オビカレハ」らしき幼虫が群生していた。
 これだけいると芽が出た葉は一網打尽に食べつくされてしまうに違いない。
 あわてて、幼虫をバケツに取り込みそれを七輪の中で火あぶりの刑に処した。

                    
 最近は動物の小さな内臓が3ヶ所も落ちていたが、カラスの仕業だろうか。
 きょうはモグラらしき小さな死体が転がっていた。
 手のひらに乗るくらいのかわいらしいものだった。

 シイタケの菌打ちは800個すべてを打ち込んだが、ほだ木がまだ余っていたのでネットで追加の菌を注文する。
 到着は連休を越えてしまうだろうから、最終工程は再来週にずれ込むかもしれない。
 
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徒長したタラノメを収穫する

2017-04-28 22:13:02 | 食彩・山菜・きのこ
 畑の隣で乱立するタラノキの先端にタラノメが伸びきっている。
 ほおっておくとどんどん背が高くなってしまう。
 脚立を使って先端を収穫をする。

                               
 
 篭に2杯分収穫してから柔らかい部分だけを確保する。
 水洗いして調理することにする。
 一部は天ぷらにし、一部は和え物にするつもりだ。

                                
 タラノメを茹でるつもりだったが、いつの間にかフライパンで炒めてしまった。
 軽い認知症を確認するが時の流れだ。
 しょうがないのでタマネギ・豚肉・つゆの素を投入する。
 炒め終わってからマヨネーズやゴマを振りかけて食べてみる。
 アクがないのが物足りないが、
おいしくいただく。

    
 道草山では「モミジガサ」が生き残っている。
 山の上のほうで皆伐したので下敷きになりかけていたが新しい芽を出してくれていた。
 今年は食べないでいのちを共有する。     
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原木シイタケの菌打ち滑り込みなるか?

2017-04-27 17:31:33 | 農作業・野菜
 相変わらずバタバタ遅れるぐーたら農作業。
 きょうはシイタケのほだ木にドリルで穴あけ作業に終始。
 シンちゃんからいただいたほだ木約50本強を修業・運動と思ってドリルが届く所まで運搬する。

         
 今月中がタイムリミットのようなのであわてて駒打ちの準備作業をする。
 プロなら穴あけ作業を午前中には終わるだろうが、素人なのでもたもた一日かかってしまう。
 プロはまた性能のいいドリルを使うので早業で穴あけ作業をこなす。

                                    
 明日にはやっと菌打ち作業に移行できそうだ。
 そうすれば、今月中には原木シイタケの菌打ちは終了となる。
 といってもあと三日しかない。

 森産業のシイタケ菌は肉厚なシイタケが採れる優秀な菌だ。
 本格的な収穫は2年後となってしまうが楽しみは持続できる。
 
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ジョウカイボンとは清盛の法名「浄海坊」

2017-04-26 23:00:12 | 生き物
 いよいよ虫が家に侵入してきた。
 捕らえてみると、1.5cmくらいのカミキリムシに似ていた。
 調べてみると、「ウスチャジョウカイ」というジョウカイボンの仲間らしい。
 ジョウカイボンという命名がしゃれている。

                           
 平清盛は熱病でもがきながら死亡したと言われているが、法名は「浄海坊」という。
 ジョウカイボンに似た「カミキリモドキ」に刺されると火傷のような炎症になることで、つけられた名前らしい。
 名前の由来も魅力的なものがときどき遭遇する。

         
 ミツバチの姿が見かけない。
 師匠のMさんも去年から異常なくらい少なくなったという。

 生物学者の福島伸一さんは、蜜蜂が園芸作物の授粉手段として使い捨てにされる「農具」と化している、飼いならされ均一化された蜜蜂が種内の多様性を失い、生物としての動的平衡が一斉にかく乱されている、と指摘している。
 さらに、画期的な減農薬として水田などに散布されたネオニコチノイドの影響でハチの神経が侵され、帰巣能力に障害が出たり女王バチ激減の現象が出ているという。

 その影響だろうか、ミツバチの巣箱がむなしく寂しそうだ。
 花の周りは忙しい爆音を発するクマバチしか目撃できない。

 
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謎の木を育てている

2017-04-25 21:40:32 | 植物
 4・5年前だろうか、小さな苗をいただいたが、それが野菜なのか木本なのかわからないまま、ともかくなんとか育ててきた。
 数年前にそれは木本らしいと分かって畑から引き揚げたが、最近花をやっと着けてきた。
 バラ科らしい感じになってきて、それはリンゴの仲間の「ズミ」ではないかと見当をつけはじめる。
 さて、時間がかかってしまったが、開花が楽しみになってきた。
 なんとものんきな時間なのだ。

   
                                   
 畑の隣で八重桜の「松月」が三分咲きとなった。
 ほんのりした控えめなピンク色が気に入ってる。
 連休中に満開となる作戦らしい。

      
 チラホラだが畑の片隅で「カントウタンポポ」の家族がぽつりと咲いていた。
 西洋タンポポでないのが喝采ものだ。
 つい「頑張れよ」とエールを送る。

                                     
 今の季節、山に囲まれた国道では「ヤマブキ」の黄色が見事だ。
 和宮様は「一重のヤマブキがこんなに見事なのをここへきて初めてわかった」ともらす。
 わが家の玄関近くでは八重のヤマブキが咲きだしてきた。

 買ってきたセニョールブロッコリーの苗を畑に移植する。
 モンシロチョウが偵察に来ているので植えてから防虫網をかぶせる。
 種まきした大根・ニンジン・春菊の芽が出てきたが、ほかはどうも反応がない。
 苗を育てるのがいまだ習得できていない。                         
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久しぶりの焚き火だ

2017-04-24 22:57:29 | 野外活動
 伐採した枝や古い支柱が山のように積んであったわが家の常設焚き火場。
 このところ春の烈風があってなかなか点火できなかったが、きょうは穏やかな風だった。
 カラカラに乾いていた枝葉になっていたので少しづつ慎重に燃やしていく。

                            
 もちろん、いつもの焚き火定番メニューも抜かりはない。
 昼食も夕飯もうどん三昧。
 焼き芋にぴったりのベニハルカが眠っていたのでダッチオーブンでじっくり焼いていく。

         
 焼き芋のねっとりとしたスウィーツの甘さについつい食べ過ぎてしまう。
 しっかり昼寝をしてから夕飯のうどんのお代わりも忘れない。
 最後に、七輪で沸かしたお湯でホットコーヒーにする。
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小さな農協の大きな快挙

2017-04-23 09:45:56 | 意見・所感
 羽咋市(ハクイ)の農協が無農薬・無肥料を重視する「自然栽培」を重視する事業を展開したというニュースをみた。
 採算が合うのか心配したが、それを「売り」にしていく戦略だ。
 それは日本の零細な農業を救っていく希望だ。

                            
 やっとだ。
 農協の硬直した保守性や農薬売り込みに疑いを持たない思考停止にたびたびうんざりしていたので、これは快挙だ。
 農協の抜本的な改革につながる一つの手がかりだ。

          
 自民党の農協改革に野党は説得力ある対案を出せないでいるが、「連合」も硬直した労働組合を自浄できるだろうか。
 右も左も大きな組織になると時間とともに退廃していく。
 それを変えていくのは小さなチカラからだ。
 
                                  
 それは自らを客観化し内面を観照する作業を常に怠らないことだ。
 羽咋市農協の勇気が永続していくことを祈るばかりだ。
 それはオイラの日々を勇気づけることにつながる。
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ドウダンツツジを植え込む

2017-04-22 14:59:56 | 出会い・近隣
今月2回目の集落の植栽を6人で午前中に行う。
 前回残りのエドヒガン4本とドウダンツツジ20本・アジサイ5本を国道の路肩に植える。
 急峻な法面での作業はけっこう体を使ったことでみんないい汗をかく。

                            
 ドウダンツツジやサクラは緑の若い芽が芽吹いていた。
 アジサイはわが家で挿し木栽培してきた1~2年ものだ。
 初期の植栽プロジェクトの空気は足が重いようだったが、今は快く機動的に動いてくれている。

        
 レンギョウの群落が見事に黄色い花を見せてくれるようになった実績も大きい。
 今までのレンギョウは草刈りのとき雑草と一緒に刈られていて花を見ることがなかったからだ。
 投げ捨てられたカンやペットボトル・ビニールなどのゴミも拾われるようになった。

 最近は周りの人からもこの動きがちらほら伝わりつつある。
 植栽範囲がどんどん延伸して作業時間も倍になってしまったし、肥料もずいぶんかかるようになってきた。
 それでも協力関係がしっかり広がってきているのが心強い。
 
 
 
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次は桜の塩漬けへ

2017-04-21 18:08:22 | 食彩・山菜・きのこ
 和宮様の山菜への肝いりは山やその周辺を歩くたびに深くなる。
 ワラビ・ゼンマイに引き続き今度は桜の塩漬け作業に入った。
 八重桜の花を快く提供してくれる方の存在もきわめて大きい。
 篭いっぱいの桜を収穫してから、ごみや葉托をひとつずつ除去する地味な作業がえんえんと続く。

                            
 食材としては開ききった花びらよりは開きかけたころの花が最良なのだ。
 花の立場にとっては憤まんだらけだろうが、人間の欲望は限りがない。
 花を洗ってからまもなく白梅酢の塩漬け作業に入る。

      
 わが集落の八重桜はやっと咲き始めたが、わが家の八重桜「松月」はまだまだ開花宣言には至らない。
 まだ桜としても成人前?だし、色も淡いピンクなので桜の塩漬けには向かない。
 あすは集落の緑化プロジェクト。
 エドヒガンとドウダンツツジを有志で法面に植え付ける。
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