先日、天竜相津付近を散策中、ひなびた小道で宝暦8年(1758)の銘がある聖観音石仏に出会いました。250年以上前でありながら保存がよく、作品としても優れた石仏の庚申塔です。
千草村と上鳥村?の講中が寄進したものです。右手の印相の「施無畏印(セムイイン)」は、人々の恐れを取り除き安心を施す意味があるとのことです。
この数年前には、米価が高騰して各地で生活苦が深刻であったり、長雨で洪水があったりの自然災害が多発したことから、この庚申塔ができたのかなと、勝手に想像しています。
なにより、人気のない荒涼とした小道にポツンと鎮座する石仏に、当時の民衆の思いが詰まっているのかナーと、思う一瞬でありました。
千草村と上鳥村?の講中が寄進したものです。右手の印相の「施無畏印(セムイイン)」は、人々の恐れを取り除き安心を施す意味があるとのことです。
この数年前には、米価が高騰して各地で生活苦が深刻であったり、長雨で洪水があったりの自然災害が多発したことから、この庚申塔ができたのかなと、勝手に想像しています。
なにより、人気のない荒涼とした小道にポツンと鎮座する石仏に、当時の民衆の思いが詰まっているのかナーと、思う一瞬でありました。