山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

遠方より青春時代の友あり

2014-08-31 20:53:25 | 出会い・近隣
 青春時代の苦楽を共にした友人がひょいとやってきた。
 初めて出会ったときの第一印象は、「指導者とはこういう人のことなんだなー」と思ったくらいだ。

                           
 いつものようにダッチオーブンで焼き芋を食らう。
 彼はシルバーセンターで働く現役だ。
 草むしりをしつつお年寄りと語らってきた自然体を身につけている。

  
 私的には老母の介助も行っているようで、その特別車両も見せてもらった。
 助手席が回転してそれがすべるようのスライドして着地する。
 福祉車両はここまで進化しているのに感動する。

        
 相手を大切にする彼の姿勢が青春時代と変わらないことに驚愕する。
 今の仕事に生きがいを持って暮らしている輝きがあった。
 時間と労働と組織から解放されたオイラのぐーたら生活が恥ずかしくなる。

                     
 そしていつものように、「焚き火ソーメン」を食らう。
 このところ、脳細胞にカビがはびこってきたようで、精神も行動も緩慢になってきている。

 遠方へ帰る友人の姿のたくましさはたしかな宿題を課せられた気がしてならなかった。         
 
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畑は多足類や害虫の楽園なのだ

2014-08-30 20:01:54 | 生き物
 久しぶりにムカデ大小2匹を発見、捕捉して処分する。
 大きいのは「トビズムカデ」で日本最大のムカデで、咬まれるとかなり痛いらしい。
 熱湯をかけたので1cmほど縮んでいる。

                       
 裏側のムカデを見ても親近感はわかない。
 こんなデカイムカデが畑にも家にもいるわけだ。
 小さいムカデは畑で見るが、大きいムカデは家の中で見ることが多い。

     
 畑ではじめて見た「ヤスデの仲間」。
 こちらも多足類だが、生態はわからない。
 ダンゴムシを長くしたものみたい。

                   
 和宮様の朝の日課はナスやピーマンに群がるカメムシ・アブラムシ・ニジュウヤホシテントウなどを洗剤の薄め液に捕捉していく。
 このおかげでずいぶん収穫が順調になった。

     
 最近は3mmくらいの「ナスノミハムシ」をガムテープで捕捉することが多くなる。
 その年によって害虫の種類が違う。
 一昨年はカメムシ、去年はテントウ、今年はハムシという具合だ。

                 
 小学生向けの図鑑が大いに役に立つ。
 専門書は検索も解説もわかりにくいが、これらの図鑑は教科書のようにわかりやすく解説してくれる。
 調べるときはまずこの図鑑から探すことにしている。
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カボチャの収穫をゆっくり始める

2014-08-29 19:55:09 | 農作業・野菜
 カボチャのヘタの部分がコルク状になりつつあるので、そろそろ収穫を始める。
 相変わらず飛騨カボチャはデカイ。
 ツルや葉を処理しながらカボチャを手にする。
 およそひと月後が食べごろだ。
 本体の黄色い部分は太陽が当らなかった所。

      
 メロンも砲丸投げの球くらいの大きさになったが、うまくいくだろうか。
 とにかく初体験だが、あまりにも本体まかせでガードが甘すぎる。
 下にスチロール皿を敷く。

                  
                   
 雑草に飲み込まれたネギの救出を行う。
 本来なら一列横隊にネギができているはずの畝だったが、なんとか生き残りがいてくれた。ありがたい。

 天候不順で脇芽挿しのトマトの実がなかなか赤くならない。
 キュウリも曲がるものが増えてきた。
 作物を例年と同じように作るのがいかに難しいかを思い知る。       
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天気不安定なれどキノコ盛況なり

2014-08-28 21:32:54 | 食彩・山菜・きのこ
 先日、和宮様が発見した「タマゴタケ」の群生地へ訪れた。
 期待通り数箇所にわたって「タマゴタケ」(テングタケ科)に会うことができた。
 老菌になったものが多くなっていたので、デビューは終盤となった。

   
 そのそばで「エリマキツチグリ」(ヒメツチグリ科)を発見。
 「ツチグリ」は以前見たことがあったが、エリマキは初顔合わせかもしれない。

                
 ときどきポツリと出会う「アカイボカサタケ」(イッポンシメジ科)。
 群落は見たことがないほどの一匹カラスだ。
 黄色・白色のものもあるが、これは薄いオレンジで、濃紅色もある。

                        
 赤いイグチ科のキノコもポツンとよく見かけるが、これは「ミヤマベニイグチ」(イグチ科)のようだ。
 傘が滑っている「ヌメリイグチ」と思われるキノコもそばにあった。

      
 いかにも毒キノコらしい「シロオニタケ」のイボイボが見事だ。
 毒キノコに指定されてはいないが食べられない。

            
                       
 今回圧巻だったのは、「オオコゲチャイグチ」(イグチ科)の発見だ。
 ずっしりとした形といい、色の鮮やかさといい、インテリアにしてもいいような存在感のあるキノコだった。

 春野の低い山林でもこれだけのキノコに出会えるなんて素晴らしい。
 みんな杉林の狭い林縁でいのちを誇示しているのだ。
 食べられるキノコは「タマゴタケ」だけだったが、個性的なキノコとの出会いは山里の豊饒の可能性を示すものだ。
  
 また会いに行くよー。
 
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丸ごとトマトの蒸しスープ

2014-08-27 18:46:02 | 食彩・山菜・きのこ
 最後に収穫した小玉スイカを切ってみる。
 やっとまともなスイカとなった。
 甘味がもう一押しだが贅沢は言わない。

                     
 収穫をもう3日くらいあとにすればよかったかも。
 中身を確認できないのがむずかしい。

 この小玉スイカは苗を購入したものだが、上旬に小玉スイカの種を撒いた苗からツルが伸びてきてゴルフボールくらいの実をつけ始めている。
 再チャレンジだぞ。

                
 大玉トマトはいよいよ終盤になってきた。
 和宮様が簡単な「丸ごとトマト蒸しスープ」に挑戦。
 ボールに入れたトマトの頭に十字の切込みを入れる。

 そこに、擦ったニンニクを置き、さらにその上にカンズリを置く。
 塩とオリーブ油を入れてからラップをして、電子レンジでチンする。
 これでできあがり。
 トマトとオリーブ油との相性がいい。
 これならオイラにもできそうだ。
 
 
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カエルに乗っ取られそう

2014-08-26 21:29:00 | 生き物
 最近、わが物顔でわが家にやってくるのがケロヨン軍団だ。
 一日で3匹もやってきた。
 さいわい、小さいカエルなので可愛いとはいえ、どうもわが家はカエルたちにも狙われているらしい。

                          
 最初にやってきたのは、アマガエル2匹。
 2匹とも台所の違う場所で捕獲。
 お互いが家族なのだろうか。
 証拠写真を撮ってから外に保釈する。

        
 それで安心していたら、今度は青ガエルの「シュレーゲルカエル」らしいカエルが隠れていた。
 「またか」と舌打ちして同じように捕獲してから外に保釈する。

 ときどき、毎年のように「モリアオガエル」もやってくるので充分同定はできなかったが、肌の色がきれいな黄緑色だった。

 勝手に住みついてしまった「ウマオイ」が夕食時に縦横に飛び交う。
 近づいてもあまり逃げない。
 同居人がいつのまにか増えてきたわが家の最近である。
 

          


                         
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タマゴタケを今年初めて発見

2014-08-25 21:17:23 | 食彩・山菜・きのこ
 昨日の夕方、和宮様が道路わきで「タマゴタケ」(テングタケ科)を発見し、収穫してきた。
 毒キノコの「ベニテングタケ」と色や形が似ているので図鑑では注意を喚起している。
 その印象が強いので多くの人は傘が赤いというだけで警戒してしまう。

    
 昨日も今日も夕飯はさっそくタマゴタケをバターで炒めて卵焼きに挟んでいただきー。
 茎も柔らかく味もクセがない。
 タマゴタケに会うたびに、その鮮やかな鮮紅色といい模様のある茎の黄色といい、卵状の幼菌からちょこっと赤い傘を見せるさまといい、自然がなせるアートを感じる。
 また会いたいキノコの一つだ。

                     
 ちなみにオイラは昨日の神社の切り株で「ツノマタタケ」を発見。
 「ヒイロタケ」と並んでここいらではよく見かけるキノコだ。
 残念ながら食べられない。

    
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鎮守の森の清掃

2014-08-24 22:12:21 | 出会い・近隣
 近所の神社の清掃活動に参加する。
 当番となったほぼ集落の100%近くが朝早くから境内とその周辺を清掃する。
 都会ではまず考えられないほどの出席率だ。

                         
 ムラの小さな神社だが杉の大木が当り前のように林立する。
 隣はいまでは廃校となっている小学校のミニ校舎とミニ校庭がある。
 来ている人の多くはここの卒業生でもある。

     
 ムラの秋祭りの会場はここでこじんまりと行われる。
 まだ40代の「若者」が祭りの主役を担う。
 祭り前では本殿の掃除も村びとの手で行われる。

           
                          
 あっというまに、境内と参道がきれいになっていく。
 いかにもムラの神社にふさわしい規模だ。
 それでも、鎮守の森の世代交代は粛々と始まっている。

     
 
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身近な雑草だけんどー

2014-08-23 21:50:00 | 植物
 茶畑とその周辺に猛威をふるって赤い花と綿毛をみせる「ベニバナボロギク」。
 ほっとくと背丈くらいに成長し、根っこをそのままにしておくと次々太い茎を伸ばしていく。
 花はきれいだがその成長力はタンポポでもかなわない。

    
 すきあらば畑に侵入する「コバノボタンヅル」の花はなかなか見栄えが良い。
 しかし、ツル植物なのでチャノキの上を占拠したり、せっかく植えた野菜に絡んでくるので農家にとっては要注意植物なのだ。

                        
 茶園に農薬がまかれても平気に花を咲かせる「ハキダメギク」のタフさにはあきれる。
 「掃き溜め」という酷い名前がつくほどに生命力が強いということなのだろう。
 ほぼ群生していることが多い。

        
 群生はさほど酷くないが「イヌビユ」も元気だ。
 花が地味なのでなかなか注目されない。

 わが畑の周りにはこうした雑草たちがのびのび生きている。
 
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場末のカフェのラテアート

2014-08-22 21:30:37 | 特産品・モノ
 久しぶりに家族4人が顔を合わせ、時間帯がなんとか一致したのでお茶会をする。
 都会の場末の一角に洒落たカフェでコーヒーを飲む。
 そのうち長女とオイラはカフェラテを頼んだ。
 出されたカフェラテを見てびっくり。

                        
 見事な熊さんのラテアートだ。
 とりわけハート模様のデザインに息を呑む。
 ミルクが上質で細かくないと絵がかけないという。

        
 次に出てきたのは、肉球をあしらった熊さんの傑作だ。
 いやはや、想定外のできごとだった。
 すぐ飲むのはもったいない。
 最初はスプーンでほじりながら??飲む。

 ちなみに、妻のブレンドを店員が忘れていてなかなか来なかったので、催促をしたらチョコボールつきのブレンドがきた。
 誤りをすぐ認めて平謝りするところが素晴らしい。
 そんなフットワークの良さがラテアートにつながるのだろうと思いこむことにした。 味もなかなか良し。             
 
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