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山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

今年初めて出会ったヘビ

2021-03-31 21:34:52 | 生き物

 石垣の下に置いてある植木に水をやっていたところ、なにやら動くものを感じた。蛇だった。いよいよ蛇が出てくる季節になった。蛇だけでなく、これからむやみに茂みを歩けなくなるのが残念でもあるが。はじめはお互いやや慌ててしまったが、シマヘビは比較的冷静に退路をゆるりと探し出した。

                  

 シマヘビの特徴の4本の縦縞模様はやや不鮮明に思えた。長さは約1mくらいの成体。細いベロを揺らしながら石垣の穴に入ろうとしている。

  

 何か所かの穴に頭を突っ込んでいったが、すぐにもどってくる。こちらがバタバタ対応すると、気性が荒いシマヘビは噛みついてくることもある。そういうときは、頭をふくまらせ尾を震わせて攻撃態勢をとることもあるので注意が必要だ。噛まれると毒はないが痛いらしい。

    

 けっきょく穴は浅いのがわかったのか、穴は諦めて石垣の上の茂みへとゆっくり消えていった。わが家の周辺ではシマヘビに多く出会う。倉庫下の地面に棲家があるようだ。好物はトカゲやカエルのようで、それはわが家の周辺にはいっぱいいるので、食料には困らない。つまり、ヘビも常駐しているということでもある。お手柔らかにね。

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ドラム缶コンロを入手

2021-03-30 21:27:22 | 野外活動

 山猿さんにいつも持ってきてもらっていたドラム缶コンロが気に入っていたので、ついにネットから衝動的に入手。なにしろ、いちばん気に入ったのは剪定した枝をそのままドラム缶に投げ込めるのがいい。本来なら手づくりすべきところだが、以前頓挫してしまっていたのがネックだった。

           

 このドラム缶の良い所は、頑丈な網がある所だ。市販の網だと数回使うだけでへなへなになって不安定になってしまう。その意味では、安心できる素材が使われている。しかも、段差があるので火力に応じた対応ができるのが魅力だ。これらを取り外せば、長い枝も投入できる。

           

 足のあるドラム缶コンロも見かけるが、立ったままだったり、中腰になったりして体に負担がかかる。足がないほうがタンコロの椅子に座ったまま作業ができる。4月に入ってからいよいよ試運転を始める予定だ。直火も魅力的だが、風力や燃やすものとの様子を見て判断していく。両方できる醍醐味は焚き火の多様性を深めることとなる。

 

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シンプルなマンホール

2021-03-29 21:45:37 | 路上観察

 浜松市春野町で発見したマンホール。格子模様のシンプルな排水マンホールだ。製作は名古屋の小島製作所。創業は大正8年でいまだ排水金具の老舗。KHMA300型、1500kgまでの荷重に耐えられる。

   

 一昨年、横浜に行ったとき見つけた汚水と雨水のマンホール。亀甲模様は同じだが微妙にデザインが違う。市章は横浜の「ハ」と「マ」とを合体したデザイン。右側のひし形からは合体であるのがわかりにくい。雨水には6つの穴が開いているが、汚水の方はふさがっている。

 最近は、カラフルなマンホールが作られ、町おこしのアイテムにもなっている。そういえば、まだブームになっていないとき、その先駆者だった林丈二さんをゲストに路上観察のお話を伺ったことがあった。そのデータ量もさることながら、海外のマンホール画像をも持っていた。聴衆は一桁だったが嫌な顔せず丁寧に語っていただいたことを想い出す。

 それ以来、路上観察は楽しみになったが、TVの「ナニコレ珍百景」はその影響にある。最近は過疎地に住んでいるので路上観察はできないまま、畑の生き物観察などに移行している。こんなところにも生きる感動がある。

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もう一つの水源への道も整備

2021-03-28 20:21:01 | 出会い・近隣

 昨日、もう一つの水源への道も二手に分かれたの衆が整備していた。こちらの沢の水源の場所は急峻のため、単管で階段ができている。以前、生コンを林道に流して道普請をした場所でもある。

  

 ユンボを自分の手足のように動かして水源への道を整備しているのは、建設会社に勤める集落のメンバーだ。長い丸太もユンボで少しずつ動かしながら道路際に運び横付けして土留めとしている。その黙然とした技術に目を見張る。

            

 凸凹になっている道もユンボでならしていく。バイクで通ると転んでしまうような難所だった。林縁にはウツギなどの芽吹きが春らしさを演出している。また、1mくらいに伸びたマムシ紋の「スルガテンナンショウ」がすでに開花していた。

    

 水源の近くにはUターンする場所がなかったため、今までは長い距離をバックで戻っていた。首が痛くなったと嘆いていた。そこをなんとかユンボで土砂を集めてUターンする場所を作ってもらう。何度も固めて安全を確認する。ユンボが大活躍した道路整備だった。集落を担う重鎮の心意気を肌で感じることができた。     

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水源地への道を整備する

2021-03-27 22:13:15 | 出会い・近隣

 明日は大雨だとの予報があったので、急遽本日の共同作業・集落の「水源地までの道路を整備する」ことになった。こちらの水源を利用している二つの集落から10人が参集する。ほぼ90%の参加率だ。水源の現地はもちろん山の奥のほうにあるので、軽トラックにチェンソー・ジョレン・ツルハシ等を乗せて同乗する。月1回当番が水源へ行き状況の確認やゴミ掃除をすることになっているが、そこへ至る道は小さな崩土があったり枯木・枯葉も散乱している。

     

 今回はそれらの土砂を除去するのが目的だ。まずは借りてきたユンボで崩土した土砂や丸太を取り除いていき、ジョレンなどで道をさらにきれいにしていく。落ち葉が溜まっているとこれからの季節には、ヤマビルが半端ではない。女性二人も男性が顔負けするほど活躍している。道に1mくらい崩土した塊を処理するにはやっぱりユンボの力が大きい。長い丸太はチェンソーで処理していく。

               

 水源直前への道は消滅している状態だったので、ジョレンやツルハシで道を開削する。土砂が川に落ちないよう慎重に掘っていく。ここはさすがにユンボははいれない。滑落すると急峻な崖を落下してしまうので慎重に作業を進める。

              

 水源上流の川はいつもより水量が豊富だった。先だって雨が降ったわりには水が澄んでいる。さすがいのちの水だ。東京のように他県からの水源を求めているが、過疎地のほうが自立している。

 

              

 水源施設のある周りのゴミを除去をする。台風や大雨で翻弄される可能性もある周辺だが今のところ無事だった。沢には丸太が散乱していたが水源は自然災害の脅威にいつもさらされている。

                     

 集落には「水道組合」があり、そこがこうした水源地や道を管理している。毎月一律1000円の水道料金を払っているが、使用量は問わないのが魅力的だ。ただし、当番は各家庭の毎月使用量をチェックして記録しているが、それは基本的には漏水対策でもある。こうして、住民管理の水道が成り立っているわけだ。もちろん、水質の管理は業者の力を借りている。

 

     

 

 

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国道の曲がり角を目視

2021-03-26 21:40:13 | できごと・事件

 近所にある国道の曲がり角は、以前からツーリングのオートバイが事故を起こしたり、清掃車などの大型車が駐車していると見通しが悪く危うく事故になりそうな、危険個所だった。そうした近隣からの要望を受けて行政が動き出し森林組合が周りを伐採してくれた。

  

 その周りを仔細にみてみると、かなり危険な場所で伐採をしていたことがわかる。こうした崖のような所はどのようにして伐ったのかがわからない。チェンソーで伐ったのは間違いないとしても、いのち綱を使ったのか、重機を駆使したのか、プロとはいえかなり危険な作業だったことは言うまでもない。

      

 作業をしていたのは若い森林組合のスタッフだったことはわかっていた。それに、伐採した木材や枝なども現場に残すことなくきれいに処分していたのも素晴らしい。河原に降りるのもかなり難しい。

           

 杉一本を残して曲がり角すべての樹木を皆伐しているのも大胆だ。地元の要望をかなり受け止めていただいたのがわかる。しかし、工事の概要を当事者へ周知していなかったので結果だけしかわからなかったのも事実だ。いずれにしても、山奥から都会へ通勤する者にとっては必ずここを通過するわけだから悲願は達成されたことになる。この角地にバス停があったり、集落のゴミ収集場所になっていたのも、今にしてみればミスマッチだったことがわかる。時と共に人間も高齢化するが、樹木群もじわじわと背が伸びていく。

   

 中山間地は手入れしたい場所はいくらでもある。手入れして眺望が良くなっていく場所も少なくない。そう言えば、世界最大の資産運用会社の「ブラックロック」(運用資産総額896兆円/2019)が、化石燃料投資を引き揚げ、自然エネルギーをはじめとした社会的課題へ取り組む企業に投資すると発表。スガ君も突然「脱炭素革命」を言い出した背景もこの辺にもあるが、欧米の動きに乗り遅れないようにするといういつもの発想だ。

 農林業を破壊し、地方を疲弊させ、人間を疲弊させ、若者の生きがいを示せないようでは、この発想はとってつけたものとしか思えない。せめて、この「曲がり角」のようにより明確な方針と行動を示してほしいものだ。

         

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牛糞をいただきに行く

2021-03-25 20:39:56 | 出会い・近隣

 近所から「牛糞肥料がいっぱいあるから好きなだけ取りに来な」と何度か声を掛けられていたので、お言葉に甘えてもらいに行く。空いた肥料袋を15枚ほど用意して馳せ参じた。すると、快く迎えてくれた。その畑を見ると野菜がみずみずしい。やはり、肥料たっぷり効果なのだろうか。結局、持参した袋全部に詰め込んでしまった。

 

     

 畑の隅にあった牛糞肥料の四分の一くらいはいただいただろうか、肥料の山が小さくなったのは間違いない。一昨年は同じ近隣から鶏糞を山ほどいただいていたが、今年は鶏糞をダンプで運搬する人が病気になってしまい肥料を確保できなかった。その意味で今回は「渡りに舟」だった。いずれも無料でいただき1~2年かけて使ってきた。牛糞肥料は初めていただいたが、「木材チップの熟成肥料もあるからそっちも欲しければいいよ」とたたみかけてくれる。

 引っ越してきたころははなかなか向うから声をかけてくれることは少なかった。それだけに、よそ者のオイラにこうした声をかけてくれる関係になってきたのがうれしい。

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やっと湧き水復活

2021-03-24 21:38:45 | できごと・事件

 国道沿いにある湧き水がついに復活した。今月上旬は水が止まっている状態だった。それほどに雨が少なかった。ポリタンなどに水汲みするアナログな風景がしばらく見られなかった。それが先日の長雨でついに復元できたのだった。

   

 久しぶりにどくどくと音を立てて流れ込む湧き水にホッとする。暑い夏にはこの一杯が命をみなぎらせる。きっと誰かが詰まった水路を修繕してくれたのかもしれない。チョロチョロよりはこの水の充溢ぶりは心地よい。見慣れた風景のなかに爽快感が流れる。

       

 この水の行き先にはチョロチョロだった河川に躍動を復元させた。川の音もしっかり聞こえるようになった。山の奥には小さい桜が咲き出していた。また、この時季にしか見えない若草色の若芽が枝一杯に広げている。春の足音がここかしこに響きつつある。

 そんな空気にほだされて、畑では二十日大根・パクチー・赤焼肉レタスの種をまく。ただし、種が古いので芽を出すかどうかは微妙なところだ。芽が出ればラッキーと歓喜するしかない。週末の雨がこれらの種を優しく包んでくれることを期待している。やっぱり雨は恵みの命だ。

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上野公園・目黒川からの直行便はいかが!?

2021-03-23 21:36:54 | 風景

 わが家から車で20分ほどの所に川沿いの桜並木が開花している。終日の雨にもかかわらず、きょうで7分咲くらいだろうか。距離にして目黒川沿いの桜に迫っている。しかし今まで10年近くここに来ているが、花見をしている人は見たことがない。見てくれる人間がいないのは桜並木が可哀想にもなる。過疎地にはこうした穴場がいくらでもある。

 その意味でも、観光業界もこれから発想を変えなくちゃ。うわべだけの利益ではなく心を豊かに満たしていく中身、そこに人々のさりげない暮らしと思いを発掘するような観光のあり方を提起するくらいのことを考えなくちゃと常々思う。底の浅い観光業は飽きられる。

 そこで提案だが、上野公園や目黒川からここ過疎地までの直行バス便が出ないだろうか。そうすれば、三密の心配もいらないし、地元も久しぶりの来訪者を歓迎することだろう。多少騒いでも、酔っぱらっても振り向く人もいないしと、都内の花見騒動から妄想が膨らむ。

 

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ドラム缶コンロが気に入った!

2021-03-22 21:23:44 | 野外活動

 先日、茶畑跡の楽園づくりの助っ人に来てくれた山猿さんが、ドラム缶コンロを貸しておいてくれた。風があまり吹いていなかったのでさっそく剪定した枝や竹等を少しずつ燃やしていく。最初に、杉の枯葉を敷いておくとよく燃えるが、なるべく火の粉が舞い上がらないよう注意する。ときには水をかけてちょろちょろの炎をキープする。

              

 コンロの隅に焼き芋をダッチオーブンで焼いていく。サツマイモの品種は「シルクスイーツ」の小さなわけありS級品だ。おやつにちょうどいい大きさでもある。とても食べきれないので、近隣に縛らなかった白菜と一緒に焼き芋を配る。おかげで手元には数本しか残らなかったが、じつはまだ生のサツマイモがあるので近々また焼き芋をやるのだ。

               

 山猿さんが置いていった「ほっけ」の干物を焼いて夕飯にする。いつも余るくらいの食材を持ってきてくれるので、収入のない年金生活者にはありがたい。ボタンを押すだけで火を点火できる便利な世の中で、電気もガスも使わないでゴミの自然エネルギーだけで食べられるのもありがたい。

 おかげでまた、私設焚き火場に積んであった樹の残骸がなくなったのもうれしい。半切りのドラム缶コンロだと樹の枝を燃やすにはちょうどいい大きさなので、なんとかゲットしたいと欲望が広がったところだ。以前にはドラム缶を半切りしたこともあったが時間がかかって放置していたら、錆びが進行してしまい処分となった。思いは貫かなければ実現できないね。思いの深さが大切だということかもしれない。

 

 

 

 

 

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