山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

トンボと思っていたが…

2017-07-31 19:08:05 | 生き物
 トマトの枝に黄色のトンボがとまっていたので、いわゆるムギワラトンボではないかと思っていた。
 ところがどうも様子が違うし、トンボはけっこう種類が豊富なので同定がいつも難航する。
 画像で見てみたら、なんと長ーいひげ?ツノ?があるし、その先端がかわいい。
 そう言えば、以前見たことがある記憶がある。

                       
 トンボの図鑑を何度見ても見つからない。
 それもそのはず、ウスバカゲロウの仲間の「ツノトンボ」だった。
 止まっているときは翅を下向きで屋根型にたたんでいる。
 体の模様も人面型があり、黄色と黒の斑紋もノーブルだ。
 (2014.8.19 のブログでは室内に来たのだった。)

       
 先日の「イチモンジ」と似ている「コミスジ」が庭に来ていた。
 自分の縄張りを周遊して、花に止まったり地面にとまったりして遠くはいかないように見える。
 模様に真っ直ぐなローソクがあるのが特徴だ。
 仲間であるやや大きい「ミスジチョウ」は、花には来ないで水辺や獣の糞に集まる。

 3年ぶりの「ツノトンボ」。地域によっては希少価値のある昆虫だが、自然環境がまだ豊かである指標でもあるのがうれしい。
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今年初めてのタマゴタケ・チチタケを食らう

2017-07-30 20:35:06 | 食彩・山菜・きのこ
 わが家から車で30分ほどの山にキノコの様子を見に行く。
 台風のおかげかやっと湿気がもどりつつあるようで、道路際で「タマゴタケ」1本を発見。
 見事な姿にしばし見とれる。

                           
                            
 さっそく家に戻って塩水につけて、バターで炒めて卵焼きにする。
 今年初めて食べる「タマゴタケ」だ。
 さっぱりした食感でいただく。

  
  
                          
 同時に収穫した「チチタケ」もナスと一緒に炒めて夕飯とする。
 ソーメンのつゆにして食べるとなお絶品だ。
 地元ではほとんど食べないので、大きいチチタケは採らないで若い成体だけをいただく。
 むかしは山奥まで入って懸命に収穫したが、今では車で降りて数分で収穫できるという贅沢なキノコ狩りとなってしまった。
 
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空から土から畑にやってきた

2017-07-29 19:43:07 | 生き物
 無農薬のわが畑にはカメムシがしっかり常駐している。
 ときどき珍しいカメムシもやってくる。
 ふつうのカメムシは野菜の汁を吸っているが、「アカサシガメ」は、小さな昆虫の体液を吸う肉食性のカメムシだ。
 体色は赤というより褐色に近い。

                              
 縄張りらしき中をゆったり舞う「イチモンジチョウ」を発見。
 スイカズラが食草というが、たしかに畑の周りにはスイカズラが少なくない。
 翅の裏側は意外に派手でもある。

    
 土中から出てきたばかりなのだろうか、じっとして動かない「ニイニイゼミ」がいた。
 90年代から2000年にかけて都市では激減したそうだが、最近はやや復活の傾向にあるという。
 温暖化の影響で乾燥に弱いと言われているが、最近は耐性ができてきたので都会でも増えてきつつあるという。

                             
 畑を耕していると、ときどき出てくる「コメツキムシ」の幼虫。
 甲虫らしい幼虫はすでに身をヨロイで固めている。
 成虫を裏側にして飛び跳ねる遊びを何回もやってたね。
 野菜の根を食べる害虫でもある。

 天気が不安定なきょう、けっきょくうだうだ家に閉じこもった日になってしまった。
 今週ずっとこんな天気らしい。   
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鉄砲伝来は倭寇だった!?

2017-07-28 19:33:23 | 読書
 究極の軍縮であった「鉄砲を捨てた日本人」の関連で、宇田川武久『鉄炮伝来』(講談社学術文庫、2013.5)を読んでみた。
 作者は、日本に鉄砲を伝えたのはポルトガル人ではなく倭寇集団だったという。
 これは教科書が書き換えられる新事実だ。
しかも、火縄銃の構造は西洋とは違う進化したものであることを新資料を駆使して論証している。

   
 戦国大名の贈答品や狩猟用だった鉄炮が主要武器に変換されていくのは、合戦の結果が証明する。
 秀吉の朝鮮侵略の最大の武器も大量の鉄炮だった。

                            
 200頁ほどの薄い本だったが、当時の歴史資料からの引用が多くて読むのに難航する。
 できれば、当時の欧米の鉄砲使用状況があるとさらに日本の位置が鮮明にされる、と思われた。
 作者の厳密な鉄炮論は類書からの追随を許さないほどの厳密さが光る。
 
 こうして、鉄炮の大量生産は近世を登場させる契機となった、という視角に納得する。
 
                              
 
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ブルーベリーの収穫やっと始まる

2017-07-27 21:37:58 | 農作業・野菜
 ブルーベリーの生育はゆっくりだ。
 昨年の収穫は少なかったが、今年は剪定をしっかりしたせいか実は多くなってきた気がする。
 娘にも贈ろうと収穫を始める。

                             
 しかしながら、収穫にはまだ早いように思われた。
 甘さの完熟のタイミングが意外に難しい。
 つまみ食いしながら、その判断を手探りで行なっていく。
 そうして、そこそこの量は確保することができた。

     
 このところ、毎日のように収穫しているキュウリ・ナスを漬け込む。
 先月に大根を漬け込んだわけあり漬物にもそのキュウリ・ナスを一緒に入れたら、これがなかなかの旨味となって、滅多に褒めない和宮様もご満悦の様子であった。
                                    
                        
 和宮様の横っ腹にマダニが食いついた。
 初めてのことだったうえに、ニュースで話題になったばかりなのでバタバタする。
 患部に酢やイソジンを付けたりしたがポロリと取れなかったので、 対策を近所の長老に聞いたら、ハサミでマダニの体を一部切ってから傷テープを張っておくと数日後に取れると言う。
 その通りにしてから、念のため明日病院に行くことにする。
 
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「魔女ふたたび」の葛藤

2017-07-26 20:46:20 | アート・文化
 雷鳴が聞こえ始め、灼熱の山野に雨が降りだした。
 たまたまきょうから、米林宏昌監督がジブリから離れて作った第1回アニメ作品「メアリと魔女の花」の上映があるというので、これ幸いと街中に出かける。
 2014年にスタジオジブリの制作部門が解体されるなか、2015年にスタジオ「ポノック」(クロアチア語で「午前0時」、つまり「新たな一日の始まり」の意味)が設立され、ジブリの流れを受け継いだ米林監督作品を担う。

                            
 「魔女の宅急便」や「千と千尋の神隠し」を想起する場面を少なくなかったが、原作がイギリスの作家のせいかハリーポッターもどきの流れも感じられた。
 サブタイトルが「魔女ふたたび」とあるように、そこにジブリとは異なる独自性やテーマが薄いように思われた。
 
      
 アメリカはディズニーがいまだに健在だが、ジブリは宮崎駿の個人工房の色彩が強すぎたのだろうが、制作部門の解体は苦渋の決断としても残念至極。
 音楽は徳永英明かと思うほどだったが「SEKAI NO OWARI」の若いハーモニー。
 切なさと希望のハスキーなメロディが心を揺さぶる。
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グラジオラスの花は食べられる!

2017-07-25 20:11:19 | 植物
 先月から畑のあちこちで咲き出した「グラジオラス」は和宮様が気に入っている花だ。
 葉がラテン語の「剣」を表すように、1m以上もまっすぐ伸びるのが特徴。
 ただし、強い風に当たると倒れてしまうのが難点。

                        
 赤・黄・白などの原色のカラーが想起されるが、模様のある花もある。
 18世紀、南アフリカ原産の種を東インド会社がヨーロッパに広めて改良がすすんだ。
 日本には江戸末期にオランダ人が長崎に持ち込んだので、「オランダアヤメ」とか「唐ショウブ」とかと呼ばれたという。

       
 このゴージャスな花はエディブルフラワー、つまり食べられるのだ。
 以前、そうして出された花だったが、もったいなくて食べられなかったのを想いだす。
 雑草に囲まれながらも、自己の使命をまっすぐ貫く姿が頼もしい。
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トウモロコシ・ハウス完成!丸ごとヤングコーン料理

2017-07-24 20:43:28 | 農作業・野菜
トウモロコシハウスを作る。
 ここ数年、アナグマによって収穫直前に食べられてしまっていたからだ。
 そろそろひげが茶色になりつつある。
 先手必勝で夕方和宮様のお手を借りて一気に建設。
 周囲も網でがっちりかためる。

                          
 ついでに、ヤングコーンを収穫する。
 葉を取るのにけっこう手間がかかる。
 これを夕飯のおかずにしようと決める。

       
 フライパンに油をひいて、軽く炒める。
 塩・胡椒で味をととのえてできあがり。
 甘みもあってお代わりも続く。
 若いひげも一緒に食べてみたら意外にも甘みがある。

 トウモロコシハウスの建設で、アナグマの攻撃はなんとか食い止められるのだろうか。
 アナグマはけっこうしつこく、穴あけはプロだからね。
    
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集落の草刈りデー

2017-07-23 20:26:35 | 出会い・近隣
 朝8時から集落の草刈りが始まった。
 前半は、国道法面の草刈り。
 後半は、テレビケーブル周辺の草刈り。
 12軒中10人が参加し、事情を考慮すると全員が参加していることになる。

                      
 前半も後半も急峻な場所のせいもあり、ほとんどの人がぐっしょり汗をかいている。
 足腰が悪い人や後期高齢者はそれなりのやり方で参画しているのが素晴らしい。
 それでも、予定どおりはできなくて次回に繰り越すことになった。

 都会では暇な人はいくらでもいるのに、地域づくりに参加する人は少ない。
 自前の思想は年々脆弱になってきている「いま」、この過疎地の慎ましい行為はほのかに輝いている。
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トウモロコシまもなくだよ

2017-07-22 20:05:55 | 農作業・野菜
 近所の畑のトウモロコシをみたらどうやら動物にやられたらしい。
 ハクビシンかアナグマが犯人らしい。
 雌穂のひげが薄茶色になっているから食べごろ間近だったときだ。

 わが家のトウモロコシの雄穂にはミツバチがたくさんやって来ていた。
 来週後半にはひげが茶色になり、収穫に入る予定だ。

                      
 ところが安心したのもつかの間、よく見たらすでに食べに来た侵入者がいた。
 まだひげが色づいていないのに、偵察に来たのだろうか、5~6本が食べられていた。
 あわててヤングコーンを食べてみると、ささやかな甘さが感じられる。

 一昨日動物除けの網を買ってきたので防御準備はしているが、それを具体的に着手するには事前準備や野暮用の壁が次々現れてくる。
 間に合うかなー。
 
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