山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

ユズ胡椒づくりは装備から

2011-11-30 20:07:08 | 食彩・山菜・きのこ
 和宮様の奮戦は、いただいてきたユズと畑のトウガラシを混ぜて、「ユズ胡椒」づくりに挑戦。
 なんと、ゴーグル・手袋・マスクと装備が決めて!?
 ミキサーの汁が飛んだりするとえらい目にあうという。

 素手だと一晩中ひりひり、もちろん目に入ったらたまりません。
 塩を入れてできあがり。

                   

 皮が使えないようなユズは、汁を集めて「ユズ酢」にして、サラダや調味料に使う。
 種はもちろん化粧用に。
 
 いよいよユズの作業は大団円。
 残ったユズはお風呂用に。
 捨てるユズはありません。

 こうして、やり遂げた和宮様は意気揚々と江戸へ旅立ちしたのでした。
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冬支度は汗だくだく

2011-11-29 17:34:18 | 農作業・野菜
 ホウレンソウやソラマメの芽が出始めたが、寒さのために元気がない。
 ボランティア仲間からいただいたビニールフィルムをトンネル支柱の上に被せる。
 ありがたい。

 冬に耐え冬を越えたホウレンソウは甘い。
 しかも完全無農薬だから安心、新鮮。

          

 畑の中を跋扈するススキをどんどん刈っていく。
 大地をわが者顔でのさばるクズを刈り取っては、ススキを束ねていく。
 これだけでも一日仕事だ。

 束ねたススキは保温、肥料の出番になってもらう。
 自然界に無駄なものはない。

                   

 先週は氷が張っていた。
 茶畑は霜で真っ白になっている。
 冬将軍はこちらの都合を聞いてはくれない。

 野菜もオイラも冬の寒さにどれだけ耐えられるか。
 厳しい冬があるから春が恋しくなる。
 だから、春のありがたさ、太陽のありがたさ、友人のありがたさ、命のありがたさ、
 が胸に刻まれるのだ。
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江戸・近代にワープ 森町

2011-11-28 20:45:27 | 歴史・文化財
 ぶらり森町の昼食は、酒屋の二階だった。
 どういうわけか、味はいまひとつの手打ち蕎麦だった。
 そのうえ、炭の二酸化炭素が充満していて息苦しかった。
 
          

          

 しかし、ここの調度品はいかにも時代劇に出てくるような洗練された骨董だった。
 石松が突然出てきてもおかしくはないたたずまいだ。
 街並みだけではない室内での宝物の発見である。

               

 街並みの場末のコーナーでは、高校生からサトウキビの砂糖を抽出している体験をやらせてもらった。
 さらにその場所は、氷砂糖製造の発祥の地だった。

                        

 そこには近代産業革命に貢献した発明王、鈴木藤三郎の生家と工場が残されていた。
 それはまるで長屋のような、粗末な茶室のような鄙びた狭い家だった。
 生活環境は小さくても志・夢はでっかい典型を見たような気がした。
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蔵を生かす森町の試み

2011-11-27 20:54:40 | 市民活動・まち育て
 遠州森町の往時は蔵が立ち並ぶ賑わいがあった。
 栄枯盛衰は歴史の必然とはいえ、朽ちた蔵には言い知れぬドラマが充満しているに違いない。

          

            

 街道側には江戸の面影を建物がなんとか踏みとどまっている。
 主催者の願いを街の人がこれからどのように生かしていくか、試練の年が続く。

                

 街外れには現役の店があった。
 「こうじ屋」という看板に感激。
 味噌が地元で生産されているということでもある。

                      

 街並みだけでなく現状を維持すること自体がきわめてむずかしい時代だ。
 歴史は進歩しているのだろうか。
 人間は進歩しているのだろうか。
 進歩とはいったいなんだろうか。
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「街並みと蔵展」の森町に行く

2011-11-26 17:47:25 | 行事
 トンネルを越えるとそこは森町だった。
 「森の石松」で有名な森町で住民主体のまちづくりのにおいがしてきた。
 秋葉街道として栄えたこの街並みは旧家の片鱗が残されている。
 75のコーナーのうち、骨董や古着の出店が豊富なのが目立った。

                

 主催が「遠州三の里連」「静岡文化芸術大学大学院」というのがいい。
 商工会が前面にたつとつい儲けとか食べ物が主流になってしまう。

                

 地元出身の近代農業の先駆者中村和三郎に関する講演会があるのも素晴らしい。
 17万部を発行していた農業研究雑誌を創刊したり、私立農林学校を設立するなど「報徳」思想を基盤とした開拓者ということだ。

                   

 わが家にもある「次郎柿」の原木も丁重に保存されていた。
 自分たちの街の歩み・歴史を大切にしようとする息吹が感じられる。 

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わが家は柚子工場と化した!?

2011-11-25 19:26:01 | 食彩・山菜・きのこ
 いただいてきた柚子を朝から晩まで、和宮様は髪を振り乱して加工していきます。
 膨大な数の柚子の皮を「千切り」や「みじん切り」にしています。
  手作業なので手がかじかんでしまいます。
 袋に詰めて板状にして冷凍庫に入れておけば一年中使えます。
 大根のなますやうどん・そばなどにすぐ使える優れものです。

            

 絞った汁を集めて醤油と混ぜれば、「ポン酢」としてそのまま使えます。

                    

 残った種は乾かしてから焼酎につけておくと、肌をツルツルにする化粧水として利用できます。

 捨てるところは絞ったときの袋くらい。
 優れものの柚子です。

 和宮様は次に柚子のママレードづくりへ着手。
 寒さと闘いながら夜なべ仕事です。
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ぐんぐん伸びたヒラタケ発見

2011-11-24 20:53:38 | 食彩・山菜・きのこ


 わが家からすぐ近くの道沿いにヒラタケがびっしり。
 月初めに見たときは、まったく出ていなかったのでもう消えてしまったとあきらめていたところだった。

 あまりに多いので食べきれないし、保存の手間もかかる。
 三分の一ほどいただいた。
 それでも篭は満杯で重い。
 半分ほどを近くの人にお裾分けした。

 さっそく鍋で煮込んだが、バター焼はとくに美味だった。
 ありがたい。
 台風のような寒風が畑を荒らしている。
 しかし、体はヒラタケのパワーをいただいた。

                  

               

                 

              
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かわいい渋柿を干したよ

2011-11-23 20:51:29 | 食彩・山菜・きのこ
 どういうわけか、龍山のミニ渋柿が車の中にあった。
 某有名な画伯が飾りに使ったらしい。

 捨てるのももったいないと干し柿にしようとしていたら、近所の長老が
 「皮を剥かないでも大丈夫。四つに切って干すだけでいいら」と教えてくれた。

 この小さな渋柿が干しあがったときは、きっと縮んで種ばかりが目立ってしまうのではないかと心配する。
 が、干し柿の甘味は自然がなせるわざ。
 甘柿でもかなわない。

 干す場所はわが庭では無理なので、陽のあたる畑に持って行かなければならない。
 山の下にあるわが家はもう一日中陽が当たらない。
 洗濯物も布団も畑まで運ばなければならない。

 「干す」という作業がこんなにも大変なものとはしらなんだ。
 でも、お茶に干し柿なんて、素敵なおやつ。
 そんな画像を思い巡らしてミニ渋柿を干す日々となった。
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クリタケちょっぴり ゲット!

2011-11-22 19:10:29 | 食彩・山菜・きのこ
 あきらめていたクリタケ栽培だったが、なんとか一株出てくれた。
 義理堅いクリちゃんだ。

 和宮様はさっそくこのクリタケを使って濃厚な「スパゲティー・アッラ・カルボナーラ」を作ってくれた。

                   

 クリタケの旨味が伝わるグラタンもどきの、この料理。
 クリタケの量がもうひといきあるといいんだけど、もう一回、出ておくれ。

 そういえば、昨年は水窪で野生のクリタケを採取してみんなで食べたっけ。
 
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今のところキャベツ順調

2011-11-21 21:12:58 | 農作業・野菜
 天空の青にもかかわらず、地上は木枯らしが吹きすさぶ寒さ。
 にもかかわらず、キャベツたちはみずみずしい葉を展開し、いよいよ丸く結実する段階へ。

                 

 問題はこれから。
 いつもこの順調さに安心していると想定外の打撃が待っているんだ。
 成功したことがないキャベツだ。

 だからこそなんとか、寒さに耐えそれで甘いバリバリの歯応えのキャベツを期待する日々なのだ。
 合掌。
 
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